借金

売れないとはいえ、日曜日15時以降のスタッフ2人営業はキツい。

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僕宛に1本の電話が店にかかってきた。「○○さんから電話ですー」はて、お客さんにしては名前に聞き覚えが無い。誰だろうと電話を変わると「以前青森の違うお店でお世話になった○○です・・・」と。

考える事5秒なんとか思い出した、青山の店にいて退社した元社員の人だ。でも電話口の様子がおかしい。こっちの話を聞いてるのか聞いてないのか、時おり空白の時間が生まれる。どう考えても何だか病んでる話し方。

「△△さん（先日退社された元鶴岡店の店長さん）の電話番号知ってます？」と、本来の目的を話始めた。15年以上会ってはいないけど、知らない人じゃないし電話番号と携帯のメルアドを教える。教えた後に一呼吸おかれて、第二の目的を話始めた。

僕に「あのー、今お金に困ってまして、貸してくれませんか」と。なんだなんだ、単なる金の無心かよ。△△さん結構金持ってるって昔から有名だったのかな。電話番号教えるのマズかった悪いことしたな、失敗した。

各種金融機関と親戚縁者をすっ飛ばして、友人知人に金の無心をするはずがない。もう既にそういった方々から借りれない状況な訳だ。回収できるはずのない人に貸せる（援助する）金も無く、やんわりと断った。

昼休みに屋敷に弁当買ってる間、もう一度彼から電話あって電話くださいと。今さら電話する必要も無いのだけど、なんだか面白くなってきたので電話してみる。△△さんからも融資が断られたらしく、今度は僕の先輩でこのblogにもちょこちょこ出てくるおやびんの電話番号を教えてくれ。と。

おやびん・・・。確かに昔は金持ってたかもしれないけど、リアルに今、行方不明なんだよね。日本にいるのかいないのか、生きてるのか死んでるのかすらわからない。知ってたら教えてほしい位。それを伝えたらビックリしてましたけど。

そうだ、思い出した。彼が店長やってた時、店長会で当時の事業部長（現社長）の地雷をしょちゅう踏んでたっけなぁ。回りがドキドキしてたよ。他にもいろいろ伝説はあるけど、カッツアイ。

「今どこにいるの？」って聞いたら「福島」と。まさか除○作業・・・、じゃないよなぁ。どんな事情か知らないけど、結構切羽詰まってたらごめん。お金は貸せない。貸したところで再起どころかどこかの穴埋めに消えて行くのだろうし。なんとかなるように祈るしかない。

なんだか金を貸せない僕が悪いような気がして営業中落ち込んでしまった。もー。