雑想

写真、カメラ、車、音楽、旅、ラーメンなど個人的な趣味のごった煮的な日記です。

年令不問

2006-04-05 01:12:10 | 雑想
仕事中一本の電話。ハローワーク(以下HW)で求人を見た5□才女性から、仕事についての詳しい話しを聞きたい、と。

「前々から求人が出ているので、人の出入りが激しい職場では」
・・・余計なお世話だ。

「年令不問とありますが、実際はどうなんですか」
・・・正直、採用する考えは無いんだけど。
『そうですねぇ、求人を出す場合、余程特別な事情が無い場合は、HWの基準で年令不問と書かざるを得ないんですよ』

その僕の答えで女性の話しはエスカレートする。

「私は面接に出向く際には、丁寧に履歴書を書いて、それなりの覚悟を持って面接に向かうのに、実際に面接を受けると若い方を募集している企業が多い。キチンと募集要項にそう明記してもらえたら、そういった行き違いも無いのに。今日もその件についてHWの所長に会ってきたんですよ!」かいつまんで言うとこんな感じ。

面接をする側が、される側に説教を受けてる。

まぁ、おっしゃる事は気持ちも判るし、個人的には何とかしたいのはヤマヤマなんだけどね。

現在HWで求人をお願いすると、前述の通り余程の理由が無い限り年令不問となる。例えば「若いスタッフを募集したい」という希望と理由を言っても、HW側は「でもその仕事内容なら若く無くても大丈夫ですよね」の一点張り。

とりあえず面接してみたら以外といい人いるかもよ?って感じか。

熟年層の雇用拡大の意図は痛い程判るが、実際には予定調和で面接してお断りしての繰返し。確かに「どうして若い人じゃ無ければいけないのか」という、もっともな質問に答えられないのも事実だが、「こちら側に若い人以外に採用する気が無い」のも事実。

それは店の雰囲気や、既存スタッフとの人間関係なんかを考えると、いくら物腰柔らかくて温和で優秀な熟年であっても、双方かなり仕事しずらい環境になるはず。だから採用に関してはかなり難しいのも事実なのだ。

要は企業によって求人はケースバイケースなのに、どうして型にはまった募集要項しか掲載できないんだろうか。一種お役所仕事の弊害。

なんとかならんのか。


コメント
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