PUSHプロジェクトの石見先生たちのチームの研究がアメリカの医学誌「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディスン」に掲載されました。
こちら
この研究のまとめ
●国家規模での公共AEDの普及が、早期の電気ショック、社会復帰増加に寄与していることを明らかにした。
●多くの地域では、AEDの普及は不十分であり、更なる普及、トレーニングの普及が必要
きちんとした内容を、もう少し解りやすくして、
大阪ライフサポート協会のHPにアップして下さるようです。(準備中とのことです)
もう一つ
「子供に対するバイスタンダーCPRの効果」の研究が医学誌ランセットに掲載されました。
こちら
つまり(下記は石見先生からのメールの抜粋です)
=PUSHでは胸骨圧迫のみでもいいので覚えてほしいがメインメッセージですが、子
供の心臓以外が原因の心停止では、人工呼吸が重要と言うことが分かったので、
1.まずは、胸骨圧迫のみを覚えて、救命処置に参加してほしい。
2.子供の心停止に遭遇する可能性の高い医療者、学校の先生、ライフセーバーなど
は人工呼吸もしっかり勉強してほしい。これも会わせて伝えていく必要があると思っ
ています。
論文中では、2段階戦略が必要というようなことを主張中です。=
とのことです。
京大の研究チームのこの研究は全国ウツタイン統計(病院外心停止に関する記録統計)があっての成果です。
(下記も石見先生からのメールの抜粋です。)
=毎日、苦労をして、データを集めてくれている救急隊員のみなさま、ありがとうござ
います!!北村氏等まとめた側の努力はもちろんですが、一番の功労者は日々救急活
動を去れ、そのデータを入力してくれている皆さんだと思っています。=
救急隊員の皆さんの地道な活動の成果がこうしてかたちになり、日本のみならず、世界に通じる情報として発信されていく事は、素晴らしい事ですね。
そして、救命されている人が増えている事も実証されています。
この研究の記事を読んで、AEDの必要性や心肺蘇生法の大切さを改めて認識しました。
記事を読んで下さった沢山の方々が同じように思って下されば嬉しいです。