


メインスクリーンに映し出された人物に進をはじめ、クルーたちは吐き出す言葉もなく目を丸くした。
プロローグ編
オリオン座。オリオン座は地球から観測出来る星座の一つ。その近傍宙域に本来、存在するはずのない惑星イスカンダルが存在する。
滅亡する人類を地球を救ってくれたスターシアが、たった一人暮らす惑星(ほし)。それがイスカンダル。かつて148.000光年彼方、大マゼラン銀河サンザー太陽系の第8番惑星として存続していた。
軌道半径は約3億km、直径は1万6,600km。星の外観は非常に美しく、大気組成や動植物などの生態系は地球と酷似している地球型惑星であるが、地表面の大半が海で覆われており、陸地は極僅かである。
イスカンダルは、かつてガミラス帝国以上の科学力を誇っていたが、種族としてすでに滅亡しており、王族の末裔であるスターシアと※サーシャの姉妹のみが暮らしていた。絶大な科学力を誇っていた名残として、波動エンジン、コスモクリーナーDなどの設計図がある。 妹サーシャも地球への使者行で命を落とし、ヤマトがイスカンダルに到着したとき出迎えたのは、スターシャただ一人であった。 惑星そのものの死期が迫っているが、侵略という形で生存の道を模索したガミラスとは異なり、星と運命を共にする道を選択しており、沖田の「地球に来ないか。」との申し出も拒否している。
イスカンダル人は幼少期の成長が非常に早く数年で成人する。成人後は極めて長命であるようである。 スターシャとサーシャのみが純粋なイスカンダル人であるが、スターシャと古代守との娘のサーシャ(真田澪)も強くイスカンダル人の特徴を受け継いでいる。
その彼女、スターシアは心を固く閉ざし、このオリオン座宙域に存命している・・・
オリオン座(オリオンざ、Orion)は、トレミーの48星座の1つ。ギリシア神話における登場人物オーリーオーン(以下、星座の絵姿としてはオリオンと表記)を題材とした星座。
オリオン座の恒星 属格形Orionis略符Ori発音[ɒˈraj.ən]象徴Orion概略位置:赤経5概略位置:赤緯+5正中1月25日21時広さ594平方度 (26位)主要恒星数7バイエル符号/ フラムスティード番号を持つ恒星数81系外惑星が確認されている恒星数23.0等より明るい恒星数810パーセク以内にある恒星数2最輝星リゲル(β Ori)(0.13等)最も近い星GJ 3379;(17.1光年)メシエ天体数3流星群Orionids Chi Orionids隣接する星座ふたご座 おうし座 エリダヌス座 うさぎ座 いっかくじゅう座
天の赤道上にあり、おうし座の東にある星座。中央に三つ星が並んでいるのが目印。北半球における冬の晴れた夜空は湿度が低く澄んでいるため、星がよく見えるばかりでなく、オリオン座にはオリオンの肩に相当する赤みがかったα星ベテルギウス、脚に相当する青白いβ星リゲルの全天21の1等星の2つを含み、2等星以上を7つも含むなど明るい星が多く、都会の空でもよく目立つ有名な星座である。 特徴的な星の配置は、古代から世界各国で様々な呼び方をされていた。日本では京都府綾部市、山梨県甲府市、塩山市などで、形を鼓に見立てた鼓星(つづみぼし)という名前が伝わっていた。オリオン座はしばしば文学作品などにも登場する事がある。
オリオン座は他の星や星座を見つける基準にもなる。オリオンのベルトのラインを南東へ延ばした先には全天で一番明るい恒星であるシリウス(α Canis Majoris)があり、この星はおおいぬ座に含まれる。ベテルギウスと、おおいぬ座α星シリウス、こいぬ座のα星プロキオンの3つの1等星を結ぶとほぼきれいな正三角形となり、これを「冬の大三角」と呼んでいる。 ベテルギウスをほぼ中心に置いて囲むように、プロキオンから右回りにふたご座β星ポルックス、ぎょしゃ座α星カペラ、おうし座α星アルデバラン、オリオン座β星リゲルを結び、再びシリウスを通ってプロキオンに至る六角形を引くこともできる(これを「冬のダイヤモンド」と呼ぶことがある)。 オリオン座の領域には、明るい星や有名な星雲・星団が多くある。
【オリオン座の主星を囲むバーナードループ】
【三つ星と馬頭星雲(左端の星の南の星雲中)】
【オリオン大星雲(M42)】
2つの1等星α星(ベテルギウス)とβ星(リゲル)以外に、γ星、δ星、ε星、ζ星、κ星の5つの2等星がある。
α:ベテルギウス(Betelgeuse)は、オリオンの右肩にあるオリオン座で2番目に明るい恒星。全天21の1等星の1つ。 赤色超巨星であり大きさはベテルギウスを現在の太陽の位置に持ってきたとき、木星の軌道を飲み込む程になる。また周期2110日で変光するSRC型の脈動変光星でもある。光度が極大になると、リゲルより明るくなる。冬の大三角を構成する3つの星の1つだが、シリウス、プロキオンが太陽からおよそ10光年の距離と近いのに比べ、600光年以上の遠い距離にある。β:リゲル(Rigel)は、オリオンの左の膝の上にあるオリオン座で最も明るい恒星。全天21の1等星の1つ。 非常に明るい大きな青白い星である。
γ星:ベラトリックス(Bellatrix)は、「女戦士」の名を持つ。オリオンの左肩にある2等星。 δ星:ミンタカ(Mintaka):2等星。 ほぼ天の赤道上にある星。ε星:アルニラム(Alnilam):2等星。 ζ星:アルニタク(Alnitak):2等星。
δ星、ε星、ζ星は、3つ並んだ2等星で、オリオンの帯として知られる。1列に並んで同じような明るさで輝いては見えるが、3つの星は互いに距離が離れており、3つの星同士に関連性はない。日本では「三つ星」(みつぼし)と呼ばれ、この三つ星だけでも、オリオン座を容易に見つけることができる。 英語では三つ星を Tristar と呼ぶ。その他、日本各地にベテルギウスとリゲルをアステリズムとした方言や三つ星などの方言が多数見つかっている。
κ星:サイフ(Saiph)は、オリオンの右の膝にある2等星。 λ星:メイサ (Meissa)は、オリオンの頭である。π3星:タビト(Tabit)は、オリオン座の西端に位置する。χ1星:北端に輝く。
π3星とχ1星は、比較的太陽に似た薄黄色や黄色の主系列星で、遠い星の多いオリオン座ではもとより恒星全体の中でも太陽系に近い星である。
オリオン座の明るい星々は年齢や物理的特徴が非常に似ている。これはオリオン座付近に巨大分子雲が存在し、オリオン座を構成する星々の多くがこの同じ分子雲から生まれたためであると考えられている。散開星団よりは広がっているが同じ年齢と運動を持つこのような星の集団をアソシエーションと呼ぶ。オリオンアソシエーションはその代表的なもの。しかし、ベテルギウス、π3星、χ1星は例外である。
オリオン座の暗い星の中で特筆すべき星としては、以下の星が挙げられる。
15番星:天王星からみれば南極星となる恒星。S星:ミラ型変光星。U星:極大期に肉眼で観られるほど明るくなることもあるミラ型変光星。W星:SRB型の半規則型変光星。HD 34445:比較的太陽に似た黄色の主系列星。但しπ3星やχ1星と異なり肉眼で観る事は出来ない。惑星を持つ。HD 37605:比較的太陽に似た橙色の主系列星。但しHD 34445同様肉眼で観る事は出来ない。惑星を持つ。HD 290327:黄色の準巨星。惑星を持つ。 ◆