とある中古カメラ取扱店を巡回していたら気になった一品。マニア間では銘玉と呼ばれて人気のあるレンズですが発売当時の標準価格で46000円(税別)だったんですよ。いくら生産中止して人気があるからって高すぎませんかね。因みに相場は美品で25000円程度です。
※https://www.nikon-image.com/products/nikkor/fmount/ai_nikkor_105mm_f25s/
またニコンでは今でも希少価値のあるノクトニッコール58mmという標準レンズがあるのですがこれがまた随分と強気の価格設定で美品だと50万ぐらいするものがあります。生産数も少なく当時としても価格設定が高かったので已むをえませんがキヤノンや他のメーカーの中古価格が程度相応なのに対しニコンのそれはライカまでとは言えないけど強気なんですよね。※https://www.nikon-image.com/enjoy/life/historynikkor/0016/index.html
今更カメラ機材をドンドン買うのも気が引けるし必要もあまり無いんですが最近のカメラ業界の強気の価格設定が気になったのであげてみました。別の業界ではオーディオ業界が既に高価格化してしまい金持ちのマニアだけしか買わなくなってしまった例があります。一般の人はスマホやポータブルオーディオで楽しんでいるのが現状なんですよね。
これも経済学の基本中の基本「需要と供給のバランスで価格が決まる」で薄利多売ではやっていけなくなっちゃったという事の証明でしょう。もっともカメラなんて昔から贅沢品のベストスリーに入るシロモノでしたから(爆)。
勿論、新製品の価格高騰の原因は半導体不足という説もありますが本当か否かはユーザーの判断次第でしょう。クルマの商談でも「いやあ、お客さん半導体不足で納期が遅れるんですよ。だから今決めていただかないと!」というのは常とう句です。
話は変わって日曜の夕方、TBSテレビでやってる世界遺産の番組をキヤノンが提供しているんですがCMが以前と比べると微妙に変わってきていてカメラ機材はもちろんですが医療機器関連のCMを頻繁にやっています。キヤノンはだんだんと医療分野の機器を拡販していくんでしょう。いや私はキヤノン党ではありませんよ、念のため。