風の色 3
近づくとクルッと向きを変えていってしまう熱帯魚の群れ。
透明度の高い海。
オーストラリア ハミルトン島。
400種の珊瑚、真のグレートバリアリーフと言われている、ウィットサンディ諸島の一つがハミルトンアイランド。
カンタスが約15分遅れでケアンズ着。
そのあと国内線でハミルトン島、約1時間のフライト。
日本より湿気のある重めの空気が気になるが、同じ地球かと思うほどドリーム。本来の目的を忘れてしまうようなロケーション。
「あんたたちかな?」
ハスキーボイス。ヴォーカリストにいい感じ。
振り向くと胸元がザックリ深いVのシャツに、キレのいい細い足が目立つホットパンツ。目は確実にまずそのパーツを捕らえる。
彼女はオレ達が世話になるLocalGirl。ベイサイドのカフェバー「Penny Lane」のオーナーの計らいで世話をしてもらえるようなった。
特殊な二人でもない限り、男二人でこの島に来るなんてありえない。
分り易いキャスティングだ。
「あんたがサリーかい?」とオレ。
「そうよ、これから部屋に案内するわ。」
サリーは腰まであるストレートロングの髪を揺らしながら歩いてく。
あまりこの島のLocalぽくない気がするのは先入観からなのか、第一印象は気の強そうなイメージが際立つ。見た目は南の島という、ありがちな貧困なイメージにはピッタリ合ってはいる。
でもこの妙な違和感がなんとなく気になった。
近づくとクルッと向きを変えていってしまう熱帯魚の群れ。
透明度の高い海。
オーストラリア ハミルトン島。
400種の珊瑚、真のグレートバリアリーフと言われている、ウィットサンディ諸島の一つがハミルトンアイランド。
カンタスが約15分遅れでケアンズ着。
そのあと国内線でハミルトン島、約1時間のフライト。
日本より湿気のある重めの空気が気になるが、同じ地球かと思うほどドリーム。本来の目的を忘れてしまうようなロケーション。
「あんたたちかな?」
ハスキーボイス。ヴォーカリストにいい感じ。
振り向くと胸元がザックリ深いVのシャツに、キレのいい細い足が目立つホットパンツ。目は確実にまずそのパーツを捕らえる。
彼女はオレ達が世話になるLocalGirl。ベイサイドのカフェバー「Penny Lane」のオーナーの計らいで世話をしてもらえるようなった。
特殊な二人でもない限り、男二人でこの島に来るなんてありえない。
分り易いキャスティングだ。
「あんたがサリーかい?」とオレ。
「そうよ、これから部屋に案内するわ。」
サリーは腰まであるストレートロングの髪を揺らしながら歩いてく。
あまりこの島のLocalぽくない気がするのは先入観からなのか、第一印象は気の強そうなイメージが際立つ。見た目は南の島という、ありがちな貧困なイメージにはピッタリ合ってはいる。
でもこの妙な違和感がなんとなく気になった。