阿雲の呼吸

 
阿部 敏郎 と 雲 黒斎

かわいいオヤジの、怪しい交換日記

Re:続・交信

2010年05月13日 | 阿部 敏郎
>この感覚で言えば、たぶん阿部さんも同じような感じ方をされているのではないかと思うのですが、いかがですか?


はい、そのとおりでごぜえます、お代官様(笑)



黒斎クンのブログに、「阿・雲の呼吸」への、こんな質問が来ていました。

ここにはコメ欄がないから、きっと黒斎クンのブログに書きこんでくれたのでしょう。

僕が質問されたわけではありませんが、出しゃばって答えます。



>>詰まりはあれど、回線(ホース)そのものは、元から存在していました。
>>で、そのホースを詰まらせていたものが「思考」でした。

>と、ありますが、この場合の”思考”とは、どういう定義なのでしょうか?

>つまり、1)感情を伴う思いとしての思考、2)科学や数学などで用いられる思考および日常の論理思考、3)(1)(2)どちらも含めた意味での思考のどれなのかという質問です。

>私は、「1)感情を伴う思いとしての思考」だけが、そのホースを詰まらせると思うのですが、いかがでしょうか? 

>これだけが、心に曇りを作る原因であって、「2)科学や数学などで用いられる思考および日常の論理思考」はうまく働かせれば、悟りのために障害にはならないように思うのです。



さて、僕の答えを先に言うと、「(1)(2)どちらも含めた意味での思考」です。


「科学や数学などで用いられる思考および日常の論理思考」も対象への作用であり、対象そのものではありません。

思考はその性質からして、対象との分離作用です。


黒斎クンは、



覚醒前が

【黒斎】■■■■■■■■■■【雲】

と、パイプが詰まり行き来出来なくなっているのに対し、


覚醒中(啓発中)が

【黒斎】==========【雲】

というように、ホースの詰まりがなくなっているような感覚です。



という、まことに分かりやすい表現をしてくれましたが、さらに言うと、



【黒斎】==========【雲】





【黒斎】=【雲】


であり、もっと言えば


【黒斎雲】


なのだと思います。




黒斎クンはこうも言っています。

『いわゆる「交信中」の僕は、「黒斎」であると同時に「雲」になっています』

ね、そういうことですよね。




その体験は、分離作用に対して、統合作用といったところでしょうか。

主体と客体がひとつになっています。


したがって、覚醒体験を客観認識している自己は存在していません。


しかしそれでは、「何をもってその体験を認識するのか」という問題が残ってしまいます。



だから


知った者は言わない。

言うものは知らない。


となるのです。



でもそれを言ってしまったら終わってしまうので、僕ごときがそこを説明してみます。



思考を司る脳は、大脳新皮質。

そして覚醒体験は、原初的な脳である脳幹体験だと思って下さい。



脳幹は宇宙全体と繋がっていますが、客観的な認識能力はありません。

あらゆる動物は脳幹を持っていて、そのような意味かえら言えば、彼らは全員悟っています。

しかしその悟りを知りません。

彼らは天の王国に暮らしていますが、その自覚が無いのです。


一部の人間が報告する覚醒体験とは、脳幹を大脳新皮質が、ほんの一瞬だけ認識する体験だと思います。

思考が入り込む余地が無いくらいの瞬間です。


しかし、脳幹において存在するのは時間の長さではなく、時間を超えた次元、いわゆる「永遠」なので、その瞬間に永遠を経験します。

したがって、その瞬間(永遠)に、あらゆる情報を受け取るのです。



僕がした体験を、論理的に(理屈で?)説明すると、そんな感じです。


黒斎クンが「時間を超えた一瞬の出来事」というのは、そういう事ではないでしょうか。



あー、久しぶりに頭を使ったから、目がさえてしまった。


今は深夜の4時です。


どうしよう、眠れなくなっちゃった。






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