hotひと息ついてみよ

今日も一日おつかれさま。そう自分に言ってあげよう。

そうか新月伐採って

2016-02-28 23:29:41 | 日記
「新月伐採」
虫が食わない、長持ちすると
なぜなぜ
その不思議に
私のお師匠さん的存在の
地元の農家さんが
「重力の関係で、水分が上に上がらないから」って
そうか そうか
けれど いつでも いくらでも伐採してしまうのはいけないという
木と人とのつき合うための知恵でもあるって
そうか そうか

そういえば 
甘くうまい「雪下キャベツ」
冬場の根菜のように 
寒さから身を守るために
野菜自ら甘くなり
雪の下で 冬眠状態でいることで
水分を吸収しないからえぐみもない
これもまた教えてもらった

水だって
光だって
闇だって

すべて 地球規模での約束ごとがあり
その中で うまいこと回っている

いつからか
人間だけ
その場所から離れてしまった
それもまた知恵かもしれないと思いながらも
その約束ごとに身をゆだねて
その場所に戻ってみたいと
こころが動くときには
からだもその思いに合わせることもまたいいものと

次の新月はいつなのか
毎日 月を眺めながら
その時の闇を 静かな気持ちで迎えようと
そう思うのって 少し豊かな贅沢な心もち
すごく安上がりだけど



知恵深く過ごさねば 大人なのだから

2016-02-25 23:22:21 | 日記
私が思っている以上に
人はいろんな環境の
いろんな家庭で日々を過ごしているものだ

そのことを
いいとか
悪いとか
誰が判断するのだろう

きっと幸せになるとか
いずれ苦労するよとか
誰も決めることなどできないはずなのに

傍観者のステータスでものを言う人に限って
声高らかに
自信満々で

「頑張れ」とか
「しっかりしろ」とか
もういいからって感じ

それは相手が聞きたい言葉でなくて
あなたが言いたい言葉
そしてわりかと 言いっぱなしの言葉
もういらないからそんな言葉

自分の口から出た言葉って
思っている以上に
人も傷つけ
思い悩ませ
分かっている?
それって優しさとかじゃないから

今日は疲れた一日だった

でも それってよくあることで
こころのどっかで
こころの大部分で
諦めて
やり過ごしている

ことを荒立たせずに
円満に生きるための知恵ってやつかもしれないね





この冬のおとしもの

2016-02-18 21:44:11 | 日記
道に しばらく前から
手袋が かたっぽ落ちている

かたっぽだけの手袋って
なんかとてもかわいそう

持ち主が探しあてて
きちんと 持ち帰ってあるといいなって思いながら
毎朝 窓から外を眺めている

でも やっぱり
ぽつんと取り残されているかたっぽだけの手袋

黒いし 小さめだから
きっと小学生の男の子だと思う
ニットでなく 防水素材のようだし
雪遊びもできるようにって
お母さんが買ってくれたものかもしれない

昔は 私が子どもの頃は
手袋には紐がついていて
二つが離れ離れにならないようになっていたのに

早く見つけてあげないと
春になってしまう

道の真ん中だと 車に踏まれしまうかもしれないって
少し道の端のほうの
道路より少し高くなった茂みに置きなおした

でも取りにくれば 探しにくれば
ちゃんとわかると思うのだけれど
それが良くなかったかなって
見つけにくかったのかなって
もうずっと私は後悔している

かたっぽだけの落し物

絵本の中では
雪の日に 
おじいさんが森の中で落とした手袋のかたっぽに
ねずみやかえる、そしてうさぎ、きつね、おおかみ、いのししと
みんなが中に入って なにやら楽しそう
だけど
でも やっぱり
ぽつんと落ちているかたっぽだけの手袋は
すごく すごくかわいそう




見ざる 言わざる 聞かざるってすごい

2016-02-16 23:54:22 | 日記
悲しかったり
せつなかったり
どうしようもない思いであふれかえっている時って

なんとかしないといけないからって
頑張るのかな

それとも
そんな自分の気持ちに気付かないふりをして
明るく笑ってみたりするのかな

きっと頑張る人は
その自分の気持ちに
向かい合える強い人

でも
どうしようもない
不本意な
理不尽な
そんな時
そこに自分を置かない選択肢もあって

でも いつまで逃げているの
なんて
力強く励ましてくれる人なんかもいるけど
そんなあなたに
「よけいなお世話」って
力強く言えたりしたら……

けど
そこんところも
わりと やんわりと
ほどよい具合で聞き流すって選択肢もあって

ふっと思い出した
昔もらった日光みやげのサルの置物
「見ざる、言わざる、聞かざる」
あの置物はどこにあるのだろう
遠い遠い昔にもらったおみやげは
誰からもらったものかも はっきりとはしないけれど

でも大丈夫
ちゃんとわたしできると思う
「見ざる、言わざる、聞かざる」って
そして大丈夫
きっと
自分が 周りが思う以上に
わたしは大丈夫
のような気がしている











波の音がむしょうに聞きたい日

2016-02-15 21:36:59 | 日記
数年間、海のある町に住んだ
生まれも育ちも 海のない町だったから
その数年間は
春も夏も秋も冬も
朝も昼も夜も
海を眺めていた

磯の香りがしない季節があるなんて
そんなことにすら驚いた

その日々以来
海のない町に住む私は
時々波の音がむしょうに聞きたくなる日がある
音源での波の音は
立体感がないから
悲しくて 悲しくて
どうしようもない

羊水は海の水と同じ濃度だから
ひとはその水の中で
人として進化してきた過程をかけぬけて生まれてくると
私が初めていのちをやどした時
そう教えてくれた母が
私が 海のある町に住んでいた時
からだを患った

海のある町から
海が遠い私の故郷は 
遠く…… 
すぐに駆けつけることもできずに
波の音を聞きながら
私から思わずこぼれたものも
きっと
海の水

海のない町に住む私は
いずれ
あの町に戻りたいような
それでも
この海のない私の故郷も
それはそれで いい町で

それでも
時々波の音がむしょうに聞きたくなる

この道をずっとずっと真っ直ぐに行くと
海のある あの町にたどり着く