こころがしっくりいくまで じっくりいこう

『賛成』とか『反対』とか
それほど　明確に判断しながら　即決しながら
生きてきたわけではない

こちらを立てれば　こちらが立たず

それでもその時　なにを思い　
自分なりの道を選んできたかと言えば
何が一番自分にとって大切なものかという　
この一点だったように思う

流されることなく
早くせねばと　せかされたとしても
やっぱりね　自分で出した答えの中
覚悟して歩むべきと思う

大切なのは
自分の意見がどうかということではなく
ていねいに
真剣に
考えてみることと思っている

考えれば考えるほど
分からないことも増えていって
なら
また明日も考えればいい

きっと人は　昔から
自分の気持ちと向き合い歩んできたのだと思う

それが
第六感とか　勘とか　感性とかと言われるものだったかもしれない

考え悩むことは　とってもエネルギーを使うよね

今は　ちょっとスイッチを入れれば　自分の気持ちの代弁者のように
魅力的な　刺激的な　わかりやすい言葉や主張があふれている

けれど
自分の声は　自分の気持ちさぐりさぐり　探し当てないとね

最近のニュースを観ながら
ていねいな説明に
その過保護さが
こころに向き合うエネルギー奪っていないかなって

あなたの言葉は　あなたが絞りださないと
もちろん私もそうあらねばと思っている

見える言葉

聴こえる言葉と
見える言葉

声にならなかった
言の葉を
ひとつひとつ
大切にていねいに
集めていこう

言の葉はたくさんの
しゃぼん玉のように
わたしの周りをぷかぷか飛び回り

たくさんの「音」の中から
かすかな「声」をみつけたとき

それは
色やにおいや温度をもって
わたしのからだを
強く抱きしめる

そして
そんな言の葉に包まれたとき
「感謝」という言葉を思い出すのかもしれないね
今日一日に感謝して
おやすみなさい