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自称米子のプロモデラー

模型、フィギュア、ジオラマを製作するブログ

007 ジェームズ・ボンドの拳銃? パート2

2025-04-21 07:38:13 | Gun

今日は朝からいい天気で、気温も20度位と爽やかな1日になりそうです。

昨日、映画「007は殺しの番号」でショーン・コネリー扮する「ジェームズ・ボンド」が使用していた拳銃が、「ワルサーPPK 」だったと書きましたが、実際に映画内で使用されたのは、PPK では無くPPだったと言う事が分かりました。

映画の画像では、全くわからなかったのですが、ショーン・コネリーが亡くなった後、映画で使用された「プロップガン」がオークションに出された様です。

それで、PPK では無く、PPだったとわかった様です。

ワルサーPPは、PPKより一回り大きい9ミリショート弾(380ACP)を使用する銃です。

今回調べてみるまで知りませんでした。

てっきりPPKを使用している物と思っていました。

前置きがまた長くなりましたが、今日はボンドがPPKの前に使用していた拳銃(とされている)ベレッタM1934の話です。

これは、「ウエスタンアームズ」のプラスチック製モデルガンのパッケージです。

中身は、

PPKSと比べるとこんな大きさです。

ほとんど同じ大きさですが、実銃の性能はかなり違います。

ワルサーはダブルアクションなので、撃鉄が倒れていても引き金を引くだけで撃鉄が起きて撃つことが出来ますが、ベレッタはシングルアクションなので、撃鉄を起こさないと撃てません。

日本のドラマなどでこの様なシングルアクションのオートが出てくると、必ず撃鉄が倒れていますね。

「それじゃ撃てないだろ!」と、いつも突っ込みます。

なのに、ダブルアクションのリボルバーは、必ず撃鉄を起こすんですね。

何ででしょうか?

そんなことより、ベレッタM1934ですが、個人的には好きな銃なのですが、モデルガンの性能としてはイマイチでした。

このモデルガンは、ウエスタンアームズから発売されていますが、基本設計はMGCの金属製の物をリファインした物の様です。

カートリッジは、プラグ式では無く、MGCのオープンカート式で、5ミリキャップ火薬を一個入れて撃てる物でした。

ただ、どうしてもフルオートになってしまい、どう調整しても2〜3発フルオートになる事が起きました。

スプリングを強めると作動しなくなるし、ノーマルのままではスライドが軽すぎてブローバックが早すぎ、撃鉄をシアが受け止める前にスライドが戻ってしまい、フルオートになると言うのが分かりました。

これは金属のスライドならこんなことにならないのでしょうけど、プラスチックだとどうしようも有りませんね。

それに、プラスチック製のモデルガンなので、プラの表面の「ヒケ」がかなり有ります。

いわゆるプラ整形の歪みですね。

金属の様に真っ平の面が作れなかった様です。

いい形ですが、表面の歪みは否めません。

でも、愛着は有ります。

古いモデルガンですが、手にしていると何だかワクワクします。

スライドはここまで下がります。

初期の頃のプラスチックモデルガンなので、撃針のモールド等は有りません。

グリップが小さいので、マガジンにフィンガーレストが付いています。

通常分解するとこんな状態です。

フレーム内部もこんなにシンプルです。

スライドはもっとシンプルです。

プラスチック製でもブリーチ部分を改造できない様に、超硬金属が埋め込まれています。

右のブロックが撃発用のブロックで、カートリッジの真ん中を叩かない構造です。

銃身も鉄板のインサートが入っています。

撃鉄はこの位しか起きません。

グリップには昔のベレッタのマークが入っています。

この当時は実銃メーカーと契約はしていなかったと思いますが、堂々とマークを入れています。

昭和の時代のおおらかな所でしょう。

家から見ると、壊れやすいエキストラクターがスチールで出来ています。

スライド側面には、ウエスタンアームズのロゴが入っています。

もうこのモデルガンも何十年前の物です。

ビンテージモデルガンですね。

もう、バンバン撃って楽しむ事は無いと思いますが、貴重なモデルガンです。

今後も大切にします。

 


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