今日も30度を超える暑さになっています。
今回のガスリボルバーですが、夏場ならちょっとはパワーが上がるか?と思ったのですが、やはり元の設計がパワーの出ない設計としか言いようが有りません。
まずは外観からですが、
見ての通り、非常に良くできています。
さすが、「リボルバーのコクサイ」と呼ばれただけあります。
コクサイは、以前にカートリッジにガスを注入する方式のガスガンを発売し、これが、銃刀法に違反する構造になっているとのことで、回収騒ぎになりました。
そのせいか、このパイソンのパワーを過剰なまでに制限しているのでは無いでしょうか?
カートリッジを使用するのですが、
こんな形です。
シリンダー内部には、真鍮製の薄いスリーブが入っていて、専用のカートリッジ以外は装填できない構造になっています。
カートリッジの緑色のゴムとカート本体の隙間にシリンダーのスリーブパイプが入り込んでカートが装填できます。
実弾のようなカートは装填できません。
シリンダーと銃身のの接続部分にはゴムのリングが付いていて、スプリングでシリンダーに圧着するような仕掛けになっていて、ガス漏れしにくい構造になっています。
銃身内に真鍮のインナーバレルが有り、スプリングで後方に押し出されるようになっていて、シリンダーに常に圧着する構造になっています。
撃鉄ですが、ちょっと細身の変わった形です。
カートリッジにBB弾を装填すると、
こんな状態で、これをシリンダーに装填すると、
このような状態になります。
緑色のパッキンのすぐ外側が、真鍮製のスリーブパイプです。
この部分がカートリッジの中に差し込まれた状態になって装填されています。
ガスはグリップの底部から注入します。
もう、何十年も使っていなかったので、ガス漏れするかな?と思いましたが、全く問題なく注入出来ました。
そして、弾速を測ってみたら、
40,21mです。
これじゃ〜10禁のエアーガン並みのパワーですね。
最初5メートルから撃ちましたが、弾痕が分かりにくかったので、3メートルから撃ちました。
その結果がこれです。
3メートルとはいえ、結構まとまっている感じです。
リボルバーでカート式でここまで纏まれば上等では無いでしょうか?
もう少しパワーがあればね〜。
S&Wのリボルバーのガスガンもコクサイは発売していましたが、この頃は割とパワーが有りました。
以前、シューティングマッチに1人だけですが、ダットサイト乗せて撃っている人がいましたので。
何でここまでパワーがないのか?
それはこの構造のせいでは無いかと思います。
グリップのを外すとガスタンクが出てきます。
そしてサイドプレートを外すと、
こんな構造で、赤い矢印の部分がガスの通り道です。
ガスタンクから出たガスはサイドプレートの小さな穴に入り、撃鉄側の穴からカートリッジ方向に流されます。
おそらく、このガスルートが狭く、ガスの流量が少ないのだと思います。
ガスタンクの注入バルブを外し、小型のエアータンクから、ちょっと高圧のエアーを入れて見ても、パワーが上がりませんでした。
やはりガスの流れるルートが狭すぎるのだと思います。
これはどうしようも無いですね。
10禁のエアーガンとしてコレクションするしか有りませんね。
幸い、外観はモデルガン並みに良く出来ています。
リアサイトはフル可動します。
フロントサイトにはレッドランプが埋め込まれています。
ピンを抜けば交換も出来ます。
ま〜この銃で、シューティングマッチに出るわけでも無いので、これはこれでいい銃だと思いますので、大切にしまっておこうと思います。
もう手に入らない絶盤モデルですので。
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