よろずのモノ語り(『近代建築撮影日記』別館)

近代建築以外のよろずのモノを
あまたに綴ります。

『彫刻家・籔内佐斗司流 仏像拝観手引』(Eテレ・直伝 和の極意)

2011年11月05日 01時06分33秒 | 古寺・仏像

こないだの火曜日に始まった番組です。 全9回のシリーズで、放送時間は
毎週火曜 PM10:25~10:50
再放送は翌週火曜 AM10:30~10:55

NHKの番組紹介でも「空前の仏像ブームです」と言われているように、仏像ガールが流行っている昨今。
そんな折とも知らず、約20年ぶりに古寺巡りを再開したおじさん(私)にとっては、まさにタイムリーな番組です。

大阪の羽曳野に住んでいた1993年前後約2年間は、いつでも奈良に行けるという恵まれた環境の中、よく古寺巡り・町並み探訪に出かけていました。
しかし当時の私は、仏像に対して「仏像」というくくりしか持っていませんでした。
古建築の方に興味があり、仏像は中にあるモノでしかなかったんですね。

その後東京に移り住み、興味は近代建築へ移ったのでした。
以来15年以上、遠くなった奈良に足を運ぶことも無くなり、近代建築採集の旅が続いたのです。

しかし、今年9~10月の3度の3連休で、久々の古寺巡り、そして仏像に開眼するに至ったのです。建築眼(けんちくめ)に加えて仏像眼(ぶつぞうめ)も得ました。

注;「~め」は仲間内の造語で、「~に目が向いていて~を見付けたり見分ける眼力も少しはある」と云う感じの意味。気楽な趣味なので、眼力の方を控えめに表現するため「がん」ではなく「め」と読む。


さて、私事はこのくらいにして、この『彫刻家・籔内佐斗司流 仏像拝観手引』と云う番組は、篠原ともえを生徒役に迎え、初心者にも分かりやすく、(私は初心者なので、たぶん)上級者でも見るに耐えうる一歩踏み込んだ内容です。

そして、テキストがすばらしい。A4判オールカラーのムック本形式なので、放送を見ずにテキストだけで完結させるのもアリでしょう。

表題写真は奈良の大仏さん
(カメラ;RICOH GR Digital II・2011/9/25撮影)



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2 コメント

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 (チャーリー)
2011-11-05 09:57:35
仏像眼については、迫ってくるオーラは感じられるものの、「国宝」とか「重文」とかの肩書きがどうしても気になってしまうので、個人的にはまだまだかと。
建築眼であればかなりの遠方からでもかってに眼が見つけてくれるが、仏像は基本建物の中なので身構えてから対面することとなり、眼のありたかもだいぶ違うと思う。
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~め (a-ly)
2011-11-05 11:08:11
そうですね。
だから「~め」という言葉の意味は、「~に目が向いていて」までが主で、「眼力」は従と解釈しています。
今後精進して、眼力も磨いていきませう。
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