さて、約20年ぶりに古寺巡りを再開したわけですが、
そのきっかけは、2011/9/18に訪れた浄土寺です。
国宝浄土堂
東大寺大仏・大仏殿の鎌倉復興に尽力した俊乗坊重源により開山された当時の建物。
大仏様(天竺様)と呼ばれる様式で、東大寺南大門と並んで数少ない現存例です。
安置されている御本尊、阿弥陀三尊像は国宝で快慶作。
大きく美しい仏さんに圧倒されました。両脇侍の観音菩薩、勢至菩薩は美しいシンメトリーを成しています。
浄土堂は西(西方浄土)を背に建てられており、阿弥陀様の背後の蔀戸(しとみど)を開けると西日が入り、堂内全体が朱赤に染まり、阿弥陀様御来迎の風景が演出されるそうです。
当日は曇りでその様子は拝めませんでしたが、それでも神々しいお姿でした。
八幡神社拝殿
これは重要文化財。左奥に少しだけ見える赤い建物は本殿(重文)です。
敷地内に神社があり、神仏習合の名残を感じます。
この見仏をきっかけに、奈良・京都へと向かうことになるのです。
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