よろずのモノ語り(『近代建築撮影日記』別館)

近代建築以外のよろずのモノを
あまたに綴ります。

宮川泰先生の音楽-宇宙戦艦ヤマト-【番外編】CD『宮川泰 テレビテーマ・ワールド』発売!

2018年08月31日 00時43分42秒 | 音楽

2018年8月29日、CD『宮川泰 テレビテーマ・ワールド』が満を持して発売されました!
今回はヤマトではないのですが、宮川泰先生の仕事としてはヤマトに最も近いジャンルという事で
『宮川泰先生の音楽-宇宙戦艦ヤマト-』の【番外編】として書くことにしました。
一応ヤマトも収録されていますので、ヤマトファンの皆さんにも是非とも聴いていただきたい一枚です。

このCDは泰先生の奥様である宮川禮子さんの企画で製作されました。
禮子さんは今年6月に世界ベテラン卓球で優勝し、話題になりましたね。
先生に最も近くで最も深く理解された方だからこそ
これらの楽曲の素晴しさを理解され、CDにしようと思われたのだと思いました。

宮川禮子さんは冒頭の挨拶文で
「・・(前略)主人は曲を作るとき、“アタマ”でつくろうとせず“カン”を頼りにしていました。そして、「誰もが楽しめる音楽」をつくることに、強いこだわりを持っていました。「理屈ではなく、とにかく聴く人に楽しんでもらいたい」という主人の思いが、今回収録した作品には溢れています。作曲家・宮川泰のサービス精神の詰まったこのアルバムが、皆様にとって時代を感じ、楽しんでいただける一枚になれば-と願っております。」(そのまま抜粋しました)
と述べられていますが、まさしく音楽家としての泰先生の全てを言い表していると思いました。
これは、この『宮川泰先生の音楽-宇宙戦艦ヤマト-』というブログで最も言いたいことです。
そして、前回紹介した「新コスモタイガー(2000年版)」は
「理屈ではなく、とにかく聴く人に楽しんでもらいたいもらいたい」という思いとサービス精神に溢れた楽曲の典型例ではないかと思うのです。

では、今回も少しマニアックではありますが、収録されなかった音源についての考察等も絡めて楽曲紹介していきましょう。

注:楽曲名横に*マークがあるものはモノラル録音です。


 

  • 1.シャボン玉ホリデー* / ザ・ピーナッツ
    『シャボン玉ホリデー』(NTV)より

    この曲はファンファーレが付いたVer.もあってゴールデンタイム!~TVバラエティ・ヒットパレード~に収録されている。
    ファンファーレ付きの方が番組の雰囲気を味わえると思うが、どうでしょうか?

  • 2.ゲバゲバ90分!テーマ
    『巨泉×前武ゲバゲバ90分!』(NTV)より

    『ゲバゲバ90分!ミュージックファイルより再録。
    是非ともこのアルバム
    も聴いてほしいと思います。様々な種類の楽曲を聞くことが出来る、サービス精神の詰まったアルバムです。

     
  • 3.ひるのプレゼントテーマ*
    『ひるのプレゼント』(NHK)より

    『懐かしのNHKテーマ音楽集』に収録されていたVer.の再録だが、今回は泰先生の演奏開始前「ツゥー・スリー・フォー」の声がカットされてしまった。
    なお、0:07秒あたりに「タラタッ」という先生の声が入っている。これは先生の指揮で生放送中に生演奏されたVer.だからです。
    更にYouTube等で探してみると、スタジオ録音Ver.やBメロが追加された新Ver.等を見付けることができ、
    長い放送期間に少しでも楽しい楽曲にしようとした先生の試行錯誤を感じることが出来る。
    『NHKアーカイブス』でBメロが追加された新Ver.を聴くことが出来る。(『昼のプレゼント』の画像をクリックすると動画再生が始まります)
     
  • 4.お笑いオンステージの歌 / 天地総子
    『お笑いオンステージ』(NHK)より

    これは、シングルレコードVer.。
    TVサイズでのこいのこ歌唱のVer.が
    『懐かしのNHKテーマ音楽集』に収録されていた。
    更に、のこいのこ歌唱の別Ver.が「開始テーマ」という曲名でシングルレコード化されている。
     

  • 5.わんさかワンサくん / シンガーズ・スリー、ロイヤルナイツ
    『ワンサくん』(KTV/CX系)より

    今回、1曲のみの収録なのが残念だが昭和キッズTVシングルスVol.8
    ・わんさかワンサくん 歌/シンガーズ・スリー
    ・ピンコラ音頭 歌/シンガーズ・スリー
    ・ワンサくんのママ 歌/堀江美都子
    ・ミドリちゃん 歌/ホーン・ユキ
    ・ワンサくんのママ 歌/ホーン・ユキ
    の5曲が収録されている。
    少々プレミアムが付いた盤だが、5曲を一気に聴くことが出来るので効率が良い。

    なお、ワンサくんは三和銀行の企業キャラクターに採用され、子供向けに配られたソノシートが存在する。
     

  • 6.カリキュラマシーンのテーマ* / 西六郷少年少女合唱団
    『カリキュラマシーン』(NTV)より 

  • 7.「3」はキライ!* / 宮川泰、ギニョさん
    『カリキュラマシーン』(NTV)より 

  • 8.タイルを置こう* / ギニョさん
    『カリキュラマシーン』(NTV)より 

  • 9.行の唄* / 宮川泰、いずみたくシンガーズ
    『カリキュラマシーン』(NTV)より 

  • 10.ブギウギ・ライフ* / 宮川泰
    『カリキュラマシーン』(NTV)より 

  • 11.カリキュラ・ア・ゴーゴー*
    『カリキュラマシーン』(NTV)より 

  • 12.カリキュラマシーンのテーマ(ジャズ・ヴァージョン)*
    『カリキュラマシーン』(NTV)より

    泰先生の歌唱を聴くことが出来る貴重な音源を収録していて、宮川愛の溢れた選曲だと思います。
    『ゲバゲバ90分!』と同じく様々な種類の楽曲を聴くことが出来る、サービス精神の詰まったアルバム
    『「カリキュラマシーン」ミュージック・ファイル』
    がありますので、こちらも是非聴いてほしいと思います。 

  • 13.宇宙戦艦ヤマト / ささきいさお
    『宇宙戦艦ヤマト』(YTV/NTV系)より 

  • 14.真赤なスカーフ / ささきいさお
    『宇宙戦艦ヤマト』(YTV/NTV系)より

    これは、特に説明する必要は有りませんね。
     

  • 15.ANNニュース テーマ
    『ANNニュース』(EX)より

    元の音源が残っていなかったのか、再演奏Ver.です。
    雰囲気よく再現されてはいますが・・・
    https://www.youtube.com/watch?v=IXX-n_C-bkM
    元の演奏では泰先生の編曲で最も重要な楽器である木琴の音が聴こえるのです・・・
     

  • 16.グランプリの鷹 / 水木一郎、フィーリング・フリー
    『アローエンブレム グランプリの鷹』(CX)より
  • 17.レーサーブルース / 水木一郎、フィーリング・フリー
    『アローエンブレム グランプリの鷹』(CX)より

    こちらにも様々な種類の楽曲を聴くことが出来る、サービス精神の詰まったアルバム
    『〈ANIMEX 1200シリーズ〉(27) テレビオリジナルBGMコレクション アローエンブレム グランプリの鷹』
    がありますので、是非お聴きいただきたい。1200円+税という究極のデフレ価格に驚きますね。
    格好いいジャズ風BGMや泰先生ご自身のピアノ演奏など聴き所の多いアルバムです。

    残念ながら未収録となったが、アニメ関連では『メーテルリンクの青い鳥 チルチルミチルの冒険旅行』の作曲も担当している。

  • 18.きらめくリズムオープニング
    『きらめくリズム』(NHK)より

    LPレコード化されていますが、版権の関係で今回は再演奏Ver.で収録されています。
    『きらめくリズム』のLPはオープニングテーマ+歌の無い歌謡曲集のような体裁で第五集くらいまで出ていたようです。
    LP Ver.は中西龍氏のナレーションが入っており、 再演奏Ver.では唸るサックスで演奏されていたメインメロディーがトランペットの演奏になっている(1枚目のLPのみで確認。第二集以降は試聴していないので別Ver.が収録されているかもしれない)。

 

  • 19.たまりまセブン / 森井信好とワンパクセブン
    『たまりまセブン大放送!』(TBS)より 

  • 20.宇宙よりのパンツマン / 辻佳紀
    『たまりまセブン大放送!』(TBS)より

    「宇宙よりのパンツマン」という強烈な歌の存在は知っていましたが、
    私にとっては全く見たことが無い番組で、残念ながらなんとも言いようがないのです。

    ほぼ同時期に某テレビ番組に登場したデンセンマン関連のCD『デンセンマン ありがとう デラックス・エディション』では泰先生が複数の楽曲の編曲(一部作曲も)を担当している。
     

  • 21.ズームイン!朝(1979〜)*
    『ズームイン!!朝!』(NTV)より

    この曲が皆さんのお待ちかねだったのではないでしょうか?
    私は今回のようなCDが発売されたときには、1998年再演奏Ver.がオミットされるのではないかと心配していましたが、杞憂に終わり良かったなと胸を撫で下ろしています。

    なお、初期の『ズームイン!!朝!』関連の楽曲で、徳光さんが唄う「天気予報の歌」というソノシートが存在します。
     

  • 22.バラエティー生活笑百科テーマ* / 宮川泰とキングス
    『バラエティー生活笑百科』(NHK)より

    『懐かしのNHKテーマ音楽集』に収録されていたVer.の再録です。
    テーマ曲がキダ・タロー氏作曲の新曲になって久しいですが、私にとってはいまだに泰先生の方がしっくり来ます。

  • 23.午後は○○おもいッきりテレビテーマ
    『午後は◯◯おもいッきりテレビ』(NTV)より

    いやいや、宮川先生の編曲は色々な要素が詰まっていて楽しいですね。
    これは番組開始当初はオープニングタイトル曲として使われていたVer.ですが、しかし、
    番組後期には別のVer.がオープニングタイトル曲になっていました。もっとテンポが速くて短めの曲です。
    個人的には後期Ver.の方が欲しかったのですが未収録でした。
    更に言うと、CM前後のブリッジ曲や「今日は何の日」等のコーナーテーマ、など収録してほしい楽曲が多くありました。

    この番組関連のマキシ・シングルCD『元気イキイキ!おもいッきり』のカップリング曲「健康! ピンピコピン」は泰先生の作曲です。

     
  • 24.ジパングあさ6 タイトル*
    『ジパングあさ6』(NTV)より

    TV放送自体の音を音源にしているのか、音が悪いですね。
    YouTubeで聴いたのと変わらない音質です。
     
  • 25.ふたりのビッグショー テーマ
    『ふたりのビッグショー』(NHK)より

    『「宮川泰」ザ・ヒット・パレード』(2002年演奏)より再録。
    8曲目の「テレビ・テーマ・メドレー」の該当部分を切取って収録している。
    『NHKアーカイブス』の動画0:35秒あたりから聴くことが出来る。(『ふたりのビッグショー 都はるみ テレサ・テン』の画像をクリックすると動画再生が始まります)
    TV放送の音を音源にしている曲もあるのに、何故そうしなかったのか?
    おそらく、CD音源に使うには拍手が大き過ぎるので断念したのだろうと思う。

  • 26.ウハウハ イヒイヒ ドッチラケ / 二葉百合子
    『ウゴウゴルーガ「みずいろぞうさん」』(CX)より 

  • 27.星空のトランペット〜愛のセレナーデ〜森と湖のテーマ
    『ウゴウゴルーガ「みずいろぞうさん」』(CX)より

    大枚はたいて超レア盤CDを購入したのに収録されてしまいました。悔しいけれど目出度いことです。
    『ウハウハ イヒイヒ ドッチラケ(Single)
     にはカラオケも入っています。

  • 28.ふるさと皆様劇場オープニングテーマ
    『ふるさと皆様劇場』(NHK)より

    『NHKアーカイブス』でも聴くことが出来る。(『土曜特集 ふるさと皆様劇場』の画像をクリックすると動画再生が始まります)

     
  •  29.ズームイン!朝(1998〜)
    『ズームイン!!朝!』(NTV)より

    この曲を再編曲するにあたって、先生のサービス精神と「理屈ではなく、とにかく聴く人に楽しんでもらいたいもらいたい」という思いが発揮されていると感じるが、どうでしょうか?
    先生ご本人はリズムマシーンに乗せた機械的な演奏の当Ver.より旧Ver.の方が良いとおっしゃったそうだが、編曲の質と愉しさは当Ver.の方が勝っていると思います。
    前回紹介した「新コスモタイガー(2000年版)」の再編曲とコンセプトが似ていると思いました。

    なお、この時期の『ズームイン!!朝!』関連CD
    『ズームイン!!朝! 鉄道唱歌の旅 その一』 『ズームイン!!朝! 鉄道唱歌の旅 その二』
    は泰先生の編曲です。

  • 30.ズームイン!!SUPERオープニングテーマ
    『ズームイン!!SUPER』(NTV)より

    放送開始前の番宣で、泰先生ご自身が張りきって作ったので期待してくださいというような意味のことをおしゃっていたのを思い出す。
    このVer.は先生らしからぬ軽妙かつおしゃれな感じで、エンディングに使われていたようである。はたして先生はこのVer.のことをおしゃっていたのだろうか?

    2001年10月1日早朝、MDデッキをスタンバイして初放送のオープニングタイトル曲を録音したのを昨日のように思い出す。
    今回、オープニングタイトル曲は未収録となったので、当時の録音が貴重な個人用ライブラリ音源として生きることになった。

    『月刊エレクトーン 2006年7月号』に『ズームイン!!SUPER』の楽譜が掲載されており
    https://www.youtube.com/watch?v=_Hl98S6qKQ0
    このエレクトーン演奏の中にOPタイトルと酷似した部分があり、『ズームイン!!朝!』1998年再演奏Ver.と雰囲気が似ている。
    私はこのエレクトーン譜の元になったVer.のスタジオ録音版が存在し、その一部がOPタイトルに使われたのではないかと思っているのだが、一般人には確認することもできません。
     

  • 31.てるてる家族オープニングテーマ*
    『てるてる家族』(NHK)より

    こちらにも、様々な種類の楽曲を聴くことが出来る、サービス精神の詰まったアルバム
    『てるてる家族 オリジナルサウンドトラック』があるので、是非お聴きいただきたい。
    ただし、コピーコントロールCDなので、機器によっては再生できない可能性があります。
    泰先生は作曲のみの参加で労力のかかる編曲はされていません。
    晩年に近く、かなりお体が弱っていたのだろうと思われます。
     

  • 32.お昼ですよ!ふれあいホール オープニングテーマ / バニラムード
    『お昼ですよ!ふれあいホール』(NHK)より

    この番組は今回初めて知りました。毎回生演奏だったようでTV放送の音が収録されているようです。 

  • 33.<ボーナス・トラック>
    JRA重賞レースファンファーレ

    『「宮川泰」ザ・ヒット・パレード』(2002年演奏)より再録。

    別演奏Ver.と他種レースのファンファーレが
    『KING OF TURF 中央競馬のファンファーレ2001完全盤』に収録されています。
    ・ファンファーレ 京都&阪神::G1競走
    ・ファンファーレ 京都&阪神::重賞競走
    ・ファンファーレ 京都&阪神::特別競走
    ・ファンファーレ 京都&阪神::一般競走
    の4曲です。
     
  • 34.<ボーナス・トラック>
    インファントの娘* / ザ・ピーナッツ
    (東宝『モスラ』挿入歌)

    これは、知る人ぞ知る泰先生の作品ですね。
    この他にステレオ版、シングルレコード版がCD化されているようです。
     
  • 35.<ボーナス・トラック>
    歌謡ベスト10 オープニングテーマ
    『コーセー化粧品 歌謡ベスト10』(TFM)より 

  • 36.<ボーナス・トラック>
    Sound Sticker(Swing)
    『コーセー化粧品 歌謡ベスト10』(TFM)より 

  • 37.<ボーナス・トラック>
    Sound Sticker(Soul)
    『コーセー化粧品 歌謡ベスト10』(TFM)より 

  • 38.<ボーナス・トラック>
    歌謡ベスト10 エンディングテーマ
    『コーセー歌謡ベスト10』(TFM)より

    OP、ED、Sound Stickerとは完璧ですね。
    『午後は◯◯おもいッきりテレビ』と『ズームイン!!SUPER』にこの完璧収録主義を貫いてほしかったですね!
    あと、「Sound Sticker(Soul)」は大滝詠一からリスペクトを受けたのかもしれませんね。



    惜しくも今回収録が見送られた楽曲も、今後、何らかの機会に日の目を見ることになればと願って止みません。
    泰先生は『てるてる家族』以外にもテレビドラマの主題曲を担当していましたが、今回は未収録でした。
    更に映画音楽の担当も多数されていましたが、CD化されていない楽曲も多くあるので、併せてのCD化を願ってやみません。

    最後になりましたが、このCDを世に送り出して下さった宮川禮子さんと関係者の皆様、本当に有難うございました。


DAM「マニアを追い越せ!大作戦」オリジナル録音がDSD11.2でハイレゾ配信!

2018年01月29日 00時13分10秒 | 音楽

超高音質レコードでおなじみの DAM「マニアを追い越せ!大作戦」
そのオリジナル録音がDSD11.2で配信されています。

詳しくはDAM45のHP
『DAM オリジナル録音 DSD11.2 配信 9タイトル一覧』
をご覧ください。

以前、当ブログでも
『DAM「マニアを追い越せ!大作戦」(アナログレコード)』
『DAM「マニアを追い越せ!大作戦」オーディオ・チェック・レコード・ディスコグラフィー』
『マニアに追いつけ!『枯葉・処女航海』購入』
『『Super Analogue DAM45』のHPが!』
の4回にわたって紹介した超高音質スーパーアナログレコードのうち9タイトルがDSD11.2で配信されています(注:配信予定のタイトルもあります)。

一部とはいえ、まさかDAM「マニアを追い越せ!大作戦」がDSDで甦るとは夢のような話です。

まだ聴いていませんが、まづは1点購入してレコードと聴き比べてみようと思っています。


『Super Analogue DAM45』のHPが!

2015年12月28日 21時27分34秒 | 音楽

『Super Analogue DAM45』のHPが立ち上がっています。

以前、当ブログでも
『DAM「マニアを追い越せ!大作戦」(アナログレコード)』
『DAM「マニアを追い越せ!大作戦」オーディオ・チェック・レコード・ディスコグラフィー』

『マニアに追いつけ!『枯葉・処女航海』購入』
の3回にわたって紹介した超高音質スーパーアナログレコードのオフィシャルHPです。

HPメニューは
┃Top┃DAM45について┃DAM45/33全一覧┃お世話になった方々┃関連資料┃
となっています。

レコードを企画・制作をしたDAMPCとして、DAM45/33の正確な情報をオフィシャル・サイトとして公開したということで、特に「DAM45について」は大変読み応えのある超一級の資料となっています。

このレコード群が、どのような経緯で生まれ、どのような方法で作成され、何を目指していたのか。

最高の音質であるゆえんが全てわかります。

ネット上でどうしても見つからなかったので自分で作った「オーディオ・チェック・レコード・ディスコグラフィー」も「DAM45/33全一覧」で、コレクション用リストとして漏れが無かったと確認できました。

第一家庭電器という企業が無くなり、公式な資料が公開されることは無いと思っていましたが、思いがけずこのような形で目に触れることになり嬉しく思います。

アナログレコード史上最高音質のレコード群とその記録を末永く後世に残して行きたいですね。


「沢田研二 LIVE 2015 こっちの水苦いぞ」を観に明石へ行った(2015.10.30)

2015年10月31日 08時14分20秒 | 音楽

「沢田研二 LIVE 2015 こっちの水苦いぞ」もほぼ終わり。
今年は、渋公のラストも務め健在ぶりを示しました。

さて、その明石公演に行ってきたのですが、久しぶりの明石なので公演前後も含めての日記です。

山陽明石駅で降りて、散策がてら歩いていきました。

駅前再開発で工事中です。

南に歩いていくと、昔ながらの松林が。

向こうには日本標準時に建つ「明石天文科学館」の時計塔が小さく見えます。

さらに東に歩いていくと、昔の銀行建築のような忠魂碑が。

あの東郷平八郎元帥の筆による、日清・日露戦役の忠魂碑です。

隣にあるのは西洋風の忠魂碑とは対照的な「中崎公会堂」

ジュリーコンサートがある市民会館の一施設として使われているようです。

正面エントランス

明治44年築。公会堂は洋風で建てられることが多い中、珍しい純和風建築です。

コンサート会場のすぐ近くから明石海峡大橋も見えます。


これが会場「アワーズホール」

“ポール”に見えるのは私だけ?

ホール側面。

やっぱり赤いものが見えます。

記念撮影する人がいます。


消防車?

知らない人が見たら、消防車以外の何者でもありません。

開場直前!

右はCD販売じゃなくて、たこせんべい売り場。CDは奥です。

開場3時、開演3時半。
異様に早いけど、間違いじゃないです。
ジュリー本人も、早くて良いと言っていました。

今回のライブは加瀬さんの追悼で、新曲以外は全部加瀬さんの曲。

※セットリストは初日分より。明石も同じと思いますが細かく記憶していないので順番など間違っているかもしれません。

前半

危険なふたり(6thシングル)
恋は邪魔もの(9thシングル)
許されない愛(2ndシングル)
死んでもいい(4thシングル)
白い部屋(12thシングル)
追憶(10thシングル)
あなたへの愛(5thシングル)
胸いっぱいの悲しみ(7thシングル)
おまえがパラダイス(32ndシングル)
夕なぎ(17thシングル「コバルトの季節の中で」B面)

往年のシングル曲目白押し!!
しかし、声が枯れてしんどそう。
「サンキューありがとーね」の声も小さい。
唄以外のエネルギーはセーブですね。

中盤

新曲4曲。
会場は盛り上がらないなぁー・・

後半

ウィンクでさよなら(16thシングル)
バイバイジェラシー(33rdシングル「渚のラブレター」B面)
甘いたわむれ(10thシングル「追憶」B面)
恋のバッド・チューニング(30thシングル)
ねじれた祈り(アルバム『耒タルベキ素敵』)
きわどい季節(47thシングル)

やはりシングル曲が多い。
なぜか♪バッド・チューニング バッド・チューニング♪とコーラスパートのほうを唄っていたのが可笑しかった。

アンコール

TOKIO(29thシングル)
気になるお前(7thシングル「胸いっぱいの悲しみ」B面)
海にむけて(アルバム『ROCK'N ROLL MARCH』)

ラスト3曲は最高でした。

ジュリーが「今回は、加瀬さんの追悼でお付き合いさせてしまって申し訳ない」という趣旨のことを言っていましたが
久しぶりに、空で唄える楽曲率の高いコンサートで大満足でした! 

予定通り6時前に終了。
これだけ早いと、帰りが楽チンです。

帰りは当然のように魚の棚商店街へ。

そう、明石焼です。

本場明石では15個で一人前ですが、10個にしました。

まずは白葱をたっぷり入れた出汁で、次は出汁に生姜をたっぷり入れて、最後は姫路風にソースをかけてから出汁につけて。3種類の食べ方を愉しみました。
生姜はこの店のオルジナルらしいです。美味でした。
しかし、ソースをかけてちょうど良い味になるのは姫路駅地下「タコピア」の専売特許のようで、こちらのお店では生姜が一番よかったです。

そして、駅に向かうと巨大なクレーンが。

駅前に大規模な建築ができるようです。

山陽明石駅。

ちょうど入ってきた電車は3000ジャスト。山陽電車最古参で昭和39年製造のアルミカー。今年で51歳!

3000、3001、3600、3両編成の3000系第1次車。

前面の赤ラインが往年の細いラインに戻されています。来春の新型車両(6000系)導入で引退が予想されるだけに「最後のはなむけ」的なお化粧直しだと思われます。
facebookページ『山陽電車 「えすこーとさんよう」』にこのお化粧直し新型車両の写真がありました。

栄えある1965年「ローレル賞」受賞車両です。


8時前には帰宅。早い時間のコンサートは本当に楽です。

(カメラ:RICOH GR DIGITAL II) 


アナログレコードのデジタルマスタリング

2015年09月29日 19時21分41秒 | 音楽

かなり以前ですが「LPレコードの音質はCDより良いのか?」
レコード音源を24bit/96kHzでサンプリングして
PCに取り込み、音質の検証をしましたが
今回は、取り込んだ音源の処理について書いてみようと思います。

レコード音源にはノイズが付き物ですが
音楽編集ソフトのノイズリダクション機能を使ってしまうと
ノイズを除去できても、明らかに音質が劣化してしまいます。

これでは、せっかくの24bit/96kHzでサンプリングした音源データも台無しです。

そこで、時間と手間は掛りますが、手動のノイズリダクション作業を施すことにしました。
手動なので、クラックルノイズ処理のみで、ヒスノイズ・ハムノイズの除去を行なうことは出来ません。

初めてこの処理を施した音源データの変更日は2004.6.12になっています。
以来10年以上基本的な方法を変えずにレコード音源をマスタリングしてきました。



以下、私なりのアナログレコードのデジタルマスタリング手順です。


1.レコード盤と針を念入りにクリーニングする。

手動でノイズ除去すると云う前提なので、静電気や除去可能なホコリ・汚れによるノイズを出来る限り排除します。
新品の盤ならクリーニングなしでも、殆どノイズ除去せずに済みます。


2.レコードを再生してPCに取り込む。
 
録音音量はオーバーしないように調整します。
小さすぎてもヒスノイズが出るので、注意が必要です。
振動防止の為、録音中は歩いたりせず静止して音楽鑑賞しましょう。
ノイズの原因になるので、電源スイッチ等の切り替えも厳禁です。
現在の液晶TVは大丈夫ですが、ブラウン管TVをつけると「ピー」というノイズが入りました。 



3.取り込んだ音源を手動でノイズ除去する。
愛用のソフトは「Audacity」です。

a.曲の始めと終わりの処理

(1)音の鳴り始める直前に0.5秒フェードインを入れて、その前は無音にします。


(2)では、曲の終わり部分でノイズ除去も含めての手順を説明します。
イ.取り込んだままの状態。ノイズがあります。

ロ.一見してわかるノイズは拡大して描画ツールで修正します。(ロの画像はイとは別の部分です)

ハ.ノイズ除去後。元の波形が正確に判らなくても、見た目が滑らかなラインになればノイズは聴こえなくなります。

ニ.音が完全に鳴り止んだ直後1.5秒を選択してフェードアウト処理をかけます。

ホ.フェードアウト直後に無音部分を作ります。

ヘ.フェードアウトの最後の方は、フェードアウト後にノイズ除去した方が縦振れが小さくなるので処理しやすい。

ト.ノイズ除去後

チ.曲の終わり部分の処理完了


b.モニターヘッドホンで最初から通して聴きながら、ノイズ除去していきます。

(1)基本的に自分の耳で聴いて気になるノイズだけ描画ツールで修正除去していきます。この程度のノイズ選択で通常再生に耐えうる除去が出来ます。
更に完璧な除去を目指すなら、聴こえたノイズを全て修正除去すれば良いのです。

(2)音源の価値や使用目的、ノイズの量などに応じて
ノイズを何処まで修正除去するか自分の加減で決定します。

(3)しかし、SPレコードなど絶え間なくノイズが入っている音源は
音楽編集ソフトのノイズリダクション機能に頼るしかありませんね。

(4)耳で聴こえても、波形が小さくて発見しにくいノイズもあります。
その場合、出来るだけノイズに近い場所で
描画ツールが利用可能になる一つか二つ手前の倍率まで拡大して
画面を送りながら探していきます。
下の画像のように、視覚的に発見し難いものもあります。

イ.描画ツールが利用可能になる倍率でやっと判る



ロ.描画ツールが利用可能になる一つ手前の倍率でも殆ど判らない

このようなノイズだとほぼお手上げですね。
耳に聴こえるのにどうしても見つけられずに諦める場合も有ります。


4.曲の前後の要らない部分を捨てます。私の場合は、曲の始めはフェードインを含めて0.7秒程度、曲の終わりはフェードアウト後に2.5秒程度残して前後をカットしています。
そして、音が割れない範囲内の最大値に音量を上げます。

現在販売されているCDは昔に比べて音圧を上げることで音質が良く聴こえるようにしています。しかし、上げすぎでビリビリ歪んでしまっているCDが多々ありますので、上げすぎに注意しましょう。
経験上、表題写真のようにピークのみ少しオーバーする程度で音が割れない範囲内の最大値になることが多いです。(どうしても音割れを防ぎたいのなら、ここまで音圧を上げないほうがよいでしょう)


5.ファイル名をつけて保存して終了です。 

最近は、なかなかマスタリング作業が進みません。
時間の有る無しより、ここまで細かい作業をやる気力と体力が衰えてきたと実感します。

【関連記事】 
「「宇宙戦艦ヤマト」ハイレゾ音源 と LPレコード音源 聞き比べ」
「LPレコードの音質はCDより良いのか?」
「レコード再生機器について(SL-1200MK4/DL-103R/AU-103/PE50)」


どこまでもリンクするジュリーとヤマト(沢田研二LIVE2014三年想いよ@神戸国際)

2014年09月14日 22時38分40秒 | 音楽

以前のブログでジュリーとヤマトの相乗効果で35年以上ファンを続けている云々と書いたことがありましたが
今回も偶然ながら、この二者がリンクした話です。

『宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟』の前売り券第2弾が9/13に発売開始すると知って、
調べてみると神戸国際松竹で販売されるとのこと。

くしくも、9/13は神戸国際会館でジュリーのコンサート!
一石二鳥でヤマトの前売も購入しました。


これは、同じツアーの10月の予告


12/6には同じ場所(こっちの方がだいぶ上の階ですが)でヤマトが!

今回は同じ日、同じ場所でリンクしたわけですね。
しかも、コンサートの大トリは
「ヤマトより愛をこめて」
これには大感激しました。

それにしても、両方好きというのは本当に少数派なんですよ。
ヤマトファンの前でジュリーの話ができる雰囲気ではないですし、
ジュリーファンの前でもヤマトの話ができる雰囲気はないんですね。

少なくともヤマトファンには、生で「ヤマトより愛をこめて」が聴けるので
ジュリーのコンサートに足を運ぶ値打ちがあると思いますが、どうでしょうか?
今回のツアーは11/3までなので、チケット入手できる回もあるかもしれませんよ。



さて、今回のメインはなんと言ってもジュリーのコンサートです。

古いファンに優しくなおかつノリの良い選曲で、大いに盛り上がりました。

シングル売り上げベスト10のうち6曲も選曲されていました。
「勝手にしやがれ」(2位)「危険なふたり」(3位)「憎みきれないろくでなし」(4位)「追憶」(5位)「ダーリング」(8位)「ス・ト・リ・ッ・パ・ー」(10位)【()は売り上げの順位】

そして、社会派楽曲も多数。
九条、震災、原発。今の日本にとって、そして将来に向けて本当に大事なテーマです。

今回は、60代、40代(私も)、30代、19歳!と親子孫くらいに歳の違う方々と知り合いになり、
本当に楽しいひと時を過ごしました。

この年齢層の広さが、ジュリーの力です。


2013.12.3 日本武道館「THE TIGERS 2013」初日

2013年12月10日 07時14分05秒 | 音楽

ちょっと遅れましたが、THE TIGERS 2013 武道館のレポート。

2013.12.3、久しぶりの東京・神保町に降り立つ。
なじみの、中古レコード店に立ち寄り
加橋かつみ「花の世界」を購入。
今日は、タイガースの復活だからね!

さて、かつて職場のあったビル

の脇を抜けて西神田交差点から九段下へ向かう。

途中、こんな店が!

「おまえにチェックイン」!!
表にタイガースの写真があり、店内のモニターもタイガース。

九段下に到着して、腹ごしらえに寄ったロイヤルホストは
タイガースFANのお姉さま方が100%占領。

開演直前に入場。
やっぱり、後ろも座席として開放されていた。

2012.1.24は真後ろから観た。
今回は、東2階席F列。
オペラグラスがあれば十分いける席。 
モニター画面も近いので、良い。 

いよいよ開演、ツアーパンフのセトリで予習した
「Time Is On My Side」で始まる、と思いきや
Do You Love Me」が!
1曲目から番狂わせのスタート。

トッポへの歓声も以外に大きい。
タイガースには必要な高音の声色。
やっぱり、トッポのコーラスが入ると違う!

今回のもう一つの見所は
全ての演奏を5人でやるということ。
ピーのドラムとサリー(一徳さん)のベースは完璧。
タローとトッポのギターは所々苦心しながら
どうにか弾きこなしている感じ。
2011-2012のときは鉄人バンドの助けがあったけど、
今回は、フォローなしでいきなりの武道館だ。

やっぱり、注目はトッポのソロ。
得意とする「Holiday」そして「花の首飾り」。
あれれ?コーラスではキンキンに声が出ていたのに
どうしたのか?緊張しているのか?歳のせい?
ジュリーも横で微妙な表情で見守っている。
期待が大きかっただけに、ちょっとがっかりした。

その後、トッポのソロパートは壊滅。
往時の声と歌唱力は何処へ行ってしまったの?
本人は緊張してないと言っていたが
やっぱり緊張していたのではないか?
それとも、往時の再現を望むほうが間違いなのか?

「君だけに愛を」などのコーラスでハモるところは
素晴らしくいい声で、よく通っていたのになぁ!

トッポが加わることで完成するはずのタイガースが未完成のままスタートした感がぬぐえない。

そうだ、2011-2012のほぼ虎のときは初日と最終日を観賞したが
最終日の完成度は初日とは比べ物にならないほど良かった。

今回も、最終日の東京ドームで最高に完成したタイガースを魅せてくれると信じている。


『THE TIGERS 2013 TOURパンフレット』が届きました

2013年11月03日 09時33分37秒 | 音楽

いよいよ来月3日から、再結成『THE TIGERS』のツアーが始まります。
澤會(さわかい)で通販された  TOURパンフレット が昨日(11/2)届きました。

昨日は所用で出かけ、疲れて夕食後すぐに眠り込んでしまったので、
今朝からゆっくり見ています。

(ここからネタバレがあるので、見たい方だけ下にスクロールしてください)









































です・ます口調だとだらだらするので、だ・である口調に変えます。
本当にネタバレOKなら下に行ってね!






























シングルレコードジャケットサイズで少し小さいと思いきや、
電話帳ほどの厚さの紙面に写真が満載。


ファニーズ時代のサインに始まり、
「僕のマリー」の原寸大ジャケット。

何ページか写真集、横尾忠則さんの寄稿。

おそらく時代順の写真集がしばらく続き、
レコードジャケット写真によるディスコグラフィー。
1981-1983年、同窓会分レコジャケもある。


そして、これがすごい。
1966-1971年、全コンサートのセットリスト。
1982年の同窓会ツアーはなぜか載ってない。

しばらく写真集が続き、橋本治さんの寄稿。


さらに写真集が続き、コンサートなどのチケット集。
1982年の同窓会分チケットも載っている。
なぜか、大阪万博のチケットも掲載。

しばらく写真集。バックに写る近代建築が気になる。


そして、これが本当にすごい。
1965.1.3(出会い)から1989.12.31(紅白出場)まで
日付ごとの年表。

この後、同窓会ツアーの写真集。


これが見たかった!
今回ツアーのセットリスト。
「TIME IS ON MY SIDE」で始まり、
「色つきの女でいてくれよ」で終わる、全27曲。

前半、11曲はいつものようにビートルズなどの洋楽カバー。
後半は「10年ロマンス」から始まる。
「40年ロマンス」と歌詞を変えて唄うのではないかと邪推して楽しくなった。

後半の最初と最後が1982年の同窓会楽曲という超サプライズ。
代わりに、最高の名曲(個人的にね)「風は知らない」は無かったのが残念。

前回のほぼタイガースでは同窓会楽曲を唄わなかったので、
今回はどうだろうか?と思っていたが、唄ってくれる!

セットリストを見て、来月が益々楽しみになった。


最後に、1971年のファイナルコンサートの写真集。
締めに、現在のサイン。



これ1冊で『ザ・タイガース』のすべてが手に入るといっても過言ではない。
紙や印刷は値段なりの品質だが、2000円は安い。


マニアに追いつけ!『枯葉・処女航海』購入

2013年06月01日 22時24分49秒 | 音楽

DAM「マニアを追い越せ!大作戦」シリーズ
唯一のブルーノート音源のレコード『枯葉・処女航海』を購入。
今回も、ハード・オフ!
しかし、ジャンク価格ではありませんでした。



私は最近
「マニアを追い越せ!大作戦」の帯と「DAM」のロゴに
反応する体質になっている。
コレクターなら、探している物にビビっと反応する体質になるのだ。

少々高いながらも、前回ヤフオクで落札された価格より安いので即購入。



米国オリジナル盤のブルーノートは
大理石の板のごとく重くて
完全平面のフラットディスク。

それと比べると、
この盤は、存在感が軽く感じる。
それでも、厚手重量盤45回転だけのことはあって
音質はとても良い。

マニアに追いつけ!とばかりに
全71タイトル(推定)中今回で38タイトルを入手。
やっと半分を少し過ぎたところか・・


高音質レコードが大漁!

2013年05月26日 10時36分59秒 | 音楽

1ヶ月以上前の話。
 

WonderREX(茨城版ハードオフ)に

レコードが大量入荷していたので、

(クラシックばかりで、自分的にはちょっとジャンル違いなのだが)

物色してみると、


キングレコードの「THE SUPER ANALOGUE DISC」シリーズ 3枚

同じくキングレコードの「STEREO LABORATORY」シリーズ 1枚

コロムビアの「SOUND LABORATORY」シリーズ 3枚

DAM(東芝)「マニアを追い越せ!大作戦」シリーズ 1枚

東芝「45 PERFECT SOUND」シリーズ(赤盤) 1枚 

RCA「SUPER CUTTING 45」シリーズ 1枚

西ドイツ製「Direct-To-Disc Recording」と表示があるレコード 1枚


ということで、高音質盤が大漁。


以下、それぞれの盤について。


キングレコードの「THE SUPER ANALOGUE DISC」シリーズ 3枚は

CDへ移行した時期の物で、比較的新しく1991、1992、1994年のプレス。

各メーカーがアナログレコードから撤退していく過程で3枚ともプレス工場が異なる。

盤の見た目から推測して、1991年はキングの工場、1992年はビクターの工場。

1994年に至っては「Made in USA」との表示がある。

33回転・180g重量盤だが、さほど良い音には聴こえない。

45回転の威力は絶大ということか。


同じくキングレコードの「STEREO LABORATORY」シリーズ 1枚は

1976年のプレスで「THE SUPER ANALOGUE DISC」シリーズより古い。

33回転でしかも重量盤でもないが、音圧が高くしっかりとした音がする。

前述の「THE SUPER ANALOGUE DISC」シリーズより良い音がする。


コロムビアの「SOUND LABORATORY」シリーズ 3枚は

45回転、1967年のプレスでかなり古い。

しかし、音質は非常に良いと感じる。臨場感があり、力強い音。

CBSコロムビアの「ステレオ360サウンド」という録音方式で作られている。

当時、CBSってSONYではなかった。


DAM「マニアを追い越せ!大作戦」シリーズ]1枚は

45回転、東芝の工場で1981年のプレス。

前述のとおり、私の知る限り最も高音質のシリーズ。


東芝「45 PERFECT SOUND」シリーズ(赤盤) 1枚は

プレス年不明だが、赤盤なので60年代後半頃と推察できる。

赤盤は、静電気防止剤を練りこんだ埃を寄せ付けない盤である。

しかし、明らかに音質も良い。

赤盤でしかも45回転なので「PERFECT SOUND」の名に恥じず

音圧が高く派手めな音である。


RCA「SUPER CUTTING 45」シリーズ 1枚は

1978年のプレス。ワイドレンジで音圧が高い。

RCAは日本ビクター系。


西ドイツ製「Direct-To-Disc Recording」と表示があるレコードは

ダイレクトカッティングなのだろう。鮮度が高く、臨場感のある音がする。

盤も厚手で、重量感がある。 


クラシック以外のジャンルのほうが楽しめるのにな・・