風と花とわたし 〜

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66回 終戦記念日と硫黄島

2011-08-15 21:00:00 | 日記

終結に向かっての日本の戦いの中で、

「 硫黄島の戦い 」は屈指の激戦地でした。

1945年2月19日にアメリカ海兵隊の硫黄島強襲が、

艦載機と艦艇の砲撃支援のもと開始された。

上陸から約一カ月後の3月17日、

栗林忠道陸軍大将を最高指揮官とする

日本軍の激しい抵抗を経てアメリカ軍は同島をほぼ制圧、

3月21日、日本の大本営は17日に硫黄島守備隊が

玉砕したと発表する。

 

しかしながらその後も残存日本兵からの散発的な遊撃戦は続き、

3月26日、

栗林忠道大将以下300名余りが最後の総攻撃を敢行し壊滅、

これにより日米の組織的戦闘は終結した。

日本軍に増援や救援の具体的な計画は当初よりなく、

20,933名 の守備兵力のうち 

20,129名 が戦死した。

これは損耗率にして96%にのぼる。

 

 

一方、アメリカ軍は 戦死6,821名、

戦傷21,865名 の 

計28,686名 の損害を受けた。

太平洋戦争後期の上陸戦での

アメリカ軍攻略部隊の損害実数が

日本軍を上回った稀有な戦いであり、

また、硫黄島上陸後わずか3日間にて

対ドイツ戦(西部戦線)における

ノルマンディー上陸作戦を含む、

アメリカ軍の各戦線・戦場での

戦死傷者数を上回った第二次世界大戦屈指の

最激戦地のひとつとして知られる。

http://www.youtube.com/watch?v=wc9Cq5CkUZY&feature=related


 

 


映画「 硫黄島から手紙 」 

予告編 http://www.youtube.com/watch?v=9qKo9Lp5oUE  

 

 

12日にテレビで放送されたようですが。

ストーリー [編集]
2006年、硫黄島。 地中から発見された

数百通もの手紙。

それは、61年前、

この島で戦った男たちが、

家族に宛てて書き残したものだった。

届くことのなかった手紙に、

彼らは何を託したのか----。

 



戦況が悪化の一途をたどる1944年6月、

陸軍中将、栗林忠道(渡辺謙)

が硫黄島に降り立った。

本土防衛の最後の砦とも言うべき

硫黄島の命運が託された。

着任早々作戦を変更し、

部下に対する理不尽な体罰を戒めた栗林に

兵士たちは驚きの目を向ける。

今までのどの指揮官とも違う男との出会いは、

硫黄島での日々に絶望を感じていた

西郷(二宮和也)に、

新たな希望の光を抱かせる。

硫黄の臭気が立ち込める灼熱の島、

食べ物も飲み水も満足にない過酷な状況で、

掘り進められる地下要塞。

張り巡らせたこのトンネルこそ、

米軍を迎え撃つ秘策だったのだ。

 

1945年2月19日、

ついにアメリカ軍が上陸を開始する。

その圧倒的な兵力を前に

5日で終わるだろうと言われた硫黄島の戦いは、

36日間にも及ぶ歴史的な激戦となった。

まだ見ぬわが子を胸に抱くため、

どんなことをしても生きて帰ると誓った西郷、

して彼らを率いた栗林もまた、

軍人である前に夫であり父であった

61年ぶりに届く彼らからの手紙。

そのひとりひとりの素顔から、

硫黄島の心が明かされていく----。

 


今日15日正午より、日本武道館にて 

戦没者追悼式が行われました。

戦争遺族者は60%が、70歳以上。

語り継いでいく、若い世代への継承の時間が

短くなってきました。

戦没者は約310万人。 

参列者の世代交代は著しい。

20年前は戦没者の妻が2700人余と

全体の4割を占めたが、

今年の出席見込み者は43人(0.9%)で

過去最少を更新。

父母の参列は2年ぶりになかった。

一方、子どもは3180人と全体の

3分の2を占める。

孫を含む戦後生まれは

過去最多の451人にのぼった。

【朝日新聞】

 



    


<天皇陛下のお言葉>

本日、「戦没者を追悼し平和を祈念する日」に当たり、

全国戦没者追悼式に臨み、さきの大戦において、

かけがえのない命を失った数多くの人々とその遺族を思い、

深い悲しみを新たにいたします。

 


終戦以来既に66年、国民のたゆみない努力により、

今日の我が国の平和と繁栄が築き上げられましたが、

苦難に満ちた往時をしのぶとき、感慨は今なお

尽きることがありません。

 

ここに歴史を顧み、

戦争の惨禍が再び繰り返されないことを切に願い、

全国民と共に、戦陣に散り戦禍に倒れた人々に対し、

心から追悼の意を表し、

世界の平和と我が国の一層の発展を祈ります。 

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