「八転び七起き」の人生

「七転び八起き」の間違いではなく、現在八回目の転倒から起き上がろうともがいている男の「人生の回顧録」です。

初めての会社勤め

2010-01-27 | 日記
私が始めてまともに働き出したのは26歳になる少し前のことで、自動車部品を作る従業員300人余りの会社で、給料は2万5千円だったのですが、入社して10日ほどで26歳になったのだが、26歳になった日、無謀にも私は「千円の賃上げ」を会社に求めて2万6千円にしてもらったのです。
今ではとても考えられない事だが、当時は「個人的に直談判をして給料の引き上げをしてもらう」と言うことも出来たのです。
しかしこの会社、一般的に言うところの「同族会社」で、社長の甥っ子が品質管理課長をしていたのだが、この甥っ子の不始末により親会社を怒らせ、僅か半年後に倒産してしまったのです。
このあと職探しをしたのだがなかなか見つからづ、たまたま見つけた不動産会社に採用されたのだが、この不動産会社、「ウソとハッタリで固められた、とんでもない会社」だったのです。
どれほどとんでもないかと言うと、会社の名前に有名デパートの名前つけ、会社のマークもそっくりで、お客さんに聞かれたら「同じ系列の会社です」と答えているのですが、実際には何の関係も無なく、ビルのワンフロアーを三つに分けて、それぞれを別の支店にしていたのだが、お客に聞かれると「あちらは営業2課で、その隣が営業3課です」と説明しているのです。
有名デパート側も一度告訴をしたらしいのだが、「イメージダウン」を恐れて和解で済ませてそうなのですが、知らないお客は皆だまされてしまうのです。
この会社も、余りのひどさに3ヶ月で逃げ出し(3ヶ月目の給料は放棄して)、その後別の不動産会社で働く事になったのだが、この会社も「取込み詐欺」の被害に合い、1年半後に突然倒産してしまうのです。
しかし、この会社の倒産が「計画倒産」の疑いをかけられ、全国紙一面三段抜きで、詐欺事件として報道されてしまうのですが、この会社で働いた事と、会社の倒産が詐欺事件に発展した事により「普通の人ではとても経験出来ないような経験」をすることになるのです。
この件については次回に書くつもりです。
コメント
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