春さんのニッチな愛聴盤🎼

映画音楽やイージーリスニングの珍盤を中心に、そのレコードやCDをご紹介させていただくブログです🎼
横浜から発信!

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2020-04-15 00:32:01 | 日記
『グラスワークス』
フィリップ・グラス



"ミニマル・ミュージック"の牽引者フィリップ・グラスが1982年に発表した最初のアルバムで、当時はLPレコードでして、その日本盤には、実験映画のサウンドトラックとも記述されていました。
収録された曲はすべて楽器編成が異なるが、第1曲「オープニング」と第6曲「クロージング
」(どちらも邦題は「終わりのない風景」)が同じ作品を異なった演奏であるように、各曲厳密に
使用する楽器が決められているわけではありません。
都会的テイストに彩られた人気作ですね。
このフィリップ・グラスという人は、今では一般的にミニマル・ミュージックまたは映画音楽作曲家と認知されているきらいはありますが、グラス本人はそのことをあまり良く思っていないとのことです。
確かに、この作品もいわば映画音楽のひとつですが、もともとはクラシックの作曲家に入るアーティストで、純音楽も多く書いております。
苦労が多かった人で、音楽家として成功したのは既に40歳を過ぎた頃で、それまではメインの食いぶちは、ニューヨークで
タクシー・ドライバーをしながら、音楽活動をしていたとのことです。
さて、このアルバムで参加したアーティストですが、まず、マイケル・リース指揮フィリップ・グラス・アンサンブル、Jack Kripl、ジョン・ギブソン、リチャード・ベック、シャロン・モー、ラリー・ウィスクラーとなっています。ミニマルといえば、他にはマイケル・ナイマンやテリー・ライリー、デヴィッド・ベッドフォードなどの音楽家を思い起こす方も多いのでは。
では、この『グラス・ワークス
』を聴いてみましょう。
https://youtu.be/6Stu7h7Qup8
緊急事態宣言が発令され2週目
、ニュースもそのことで持ち切りですし、報道を知る度に気持ちが憂鬱になっている方も多いかと思います。現に私もそうです。でも、少しでも癒しの材料になればと思い、日々発信するようにしております。日常の当たり前の生活が、有難いものだと痛感させられた今日です。
ともあれ、終わりのない始まりはありません。一日も早い収束
、そして終息を願っております。