『ジプシーは空にきえる』





ではでは、また明日‼️
監督=エミーリ・ロチャヌー
音楽=エフゲニー・ドガ
出演=スヴェトラーナ・トーマ、グリゴーリ・グリゴリウ、セルゲイ・フィニチ、ボリスラフ・ヴロンドウコフ、フセヴオロドガブリーロフ、ポリス・ムラエフ、他




東ヨーロッパのカルバチア地方を舞台に、さすらいと屈従の運命に生きたジプシーたちの魂を
描いた作品。
1979年のソビエト映画。
今はロシアですね。ジプシーという単語が現在では差別用語に
なるため、何年か前にロマと呼ぶこととなりました。
ロマ映画は幾つかありますが、フランシス・レイの音楽があまりにも美しい『黒い瞳』もありましたね。
『ジプシーは空にきえる』の音楽を担当したエフゲニー・ドガ
。1979年という大昔ではありますが、この旧ソ連映画のサントラは、とても音質の良い盤ですね。のちにCDとなり、2曲追加の16曲となりました。
写真は上の二つがCDで、下の二つが日本盤です。
こちらは日本ビクターのメロディア・レーベルよりリリース。
かつては入手困難盤の一つでしたが、CDが出るとプレミアはガクンと下がってしまいます。
初めて関光夫さんの映画音楽番組で「プロローグ(昼も夜も)』を聴いた時、何と哀感溢れるいい音楽だと、感激したもので、エフゲニー・ドガという音楽家は凄い人だと思いましたね。
演奏はエフゲニー・ドガ指揮の
映画音楽オーケストラで、コーラスがジプシー・ボーカル・アンサンブル。
メロディア・レーベルは、サントラは日本コロムビア、クラシックが日本ビクターというパターンが多いですが、これは、私の記憶が正しければ、『ジプシーは空にきえる』以降のソ連映画のサントラは、日本ビクターのメロディアからのリリースが多く、それ以前の『赤いテント』や『惑星ソラリス』『青い鳥』等のフィルム起こしサントラは日本コロムビアのメロディアからのリリースが多かったような気がします。
あいにくキリル文字(ロシア語の
文字)が読めないので、曲目の詳しい原題は、わからず仕舞いでありますが、これは一聴の価値の高いサントラかと思います。
『ジプシーは空にきえる』プロローグ(昼も夜も)
『ジプシーは空にきえる』出会い
『ジプシーは空にきえる』フィナーレ
本日の我が家のネコちゃんです(=^ェ^=)


ではでは、また明日‼️
1 Prologue
2 Chaos
3 Under the Starry Sky
4 Road
5 Sare Patra
6 apple
7 Horseman
8 Nane Tsoha
9 Cherry
10 Kai Yone
11 meeting
12 I Die, Mom
13 Malyarkitsa
14 Church Scene
15 Ay, Mato
16 Final
А1 Пролог = プロローグ(昼も夜も)
А2 Бричка = 幌馬車
Vocals – Н. Волшанинов*
А3 Дорога = 道
Vocals – Б. Филатов*, И. Ховов
А4 Сарэ Патря = カルタ占い
Vocals – З. Цурило*, Р. и Н. Волшаниновы*
А5 Яблоко = リンゴ
Ensemble – Ансамбль Закарпатских Цыган
А6 Он Едет = 彼がやってくる
Ensemble – Вокальный Ансамбль Сибирских ЦыганVocals – З. Антонова*, М. Бузылев*
А7 Нанэ Цоха = ナネ・ツォーカ(女のうた)
Vocals – А. Бузылева*
В1 Черешня = みざくら
Vocals – Б. Филатов*, И. Ховов
В2 Кай Ёнэ = カイ・ヨネ(女のうた)
Vocals – Вокальный Ансамбль Цыган
В3 Встреча = 出会い 3:23
В4 Я Умираю, Мама = かあさん、私は死んで行く
Vocals – Т. Бобров*
В5 Маляркица = マリャルキーツァ(男のうた)
Vocals – Вокальный Ансамбль Цыган
В6 Ай, Мато = 酔っ払いのうた
Vocals – Н. Волшанинов*, Н. Жемчужный*
В7 Финал = フィナーレ
ありがとうございます!
とても助かりました。
CDとLPでは、2曲の曲数の違いがありますが、一応、邦題がわかった方が良いと思いまして。
曲名がわかれば、こうした作品も親しみを持たれるかも知れないので。
ご協力感謝です。
エフゲニー・ドガは他でも幾分地中海っぽいノリの曲を書いているので、ここでもそれが活かされているのでしょう。「ソ連映画の曲」と言われれば納得してしまうような曲もあれば、別種の曲もあり、一方で西側のイージーリスニングのような曲もあるのは、東側の映画音楽としてはむしろ典型的なありようにも思われます。
エフゲニー・ドガの音楽は、とてもとても多彩なのが、この作品でもその片鱗が感じさせられますね。確かにエフゲニー・ドガという音楽家を知ったのは、この『ジプシーは空にきえる』からでしたが、YouTubeであれこれと聞いてみると、東欧のイージーリスニングのような音楽も多く、これはとても愉快でした。
かつて神保町の新世界レコードでは、エフゲニー・ドガの全集のCDが発売されていたとの情報があるのですが、どうもこれはとうに廃盤になってしまったようですね。
『ジプシーは空にきえる』のサントラ以外にも、確かにこうしてYouTubeにUPされている音源も多いことを考えると、絶対数は少ないかも知れないですが、是非もっと宣伝をして欲しいものですね。
そして通販だけではなく、タワレコ等でも買いやすくしてくれたらなあ、なんて思ってしまいますね。