春さんのニッチな愛聴盤🎼

映画音楽やイージーリスニングの珍盤を中心に、そのレコードやCDをご紹介させていただくブログです🎼
横浜から発信!

如何にも日本らしい商法ですなあ😅🎶🎹👰

2020-06-22 07:20:34 | 日記
『哀しみのベラヴィア』
作曲・編曲=チャック・マンジョーネ
C/W『ソング・オブ・ニュー・ムーン』

こうした売り方、私は大好きですなあ(笑)。
原題の『ベラヴィア』は確かに女性の名前ではありますが、決して「哀しい」薄幸のヒロインではないそうです。この曲はこの通り明るさのある曲です。
まだフュージョンがクロスオーバー・ミュージックと呼ばれていた頃、チャック・マンジョーネが発表した1975年のアルバムで、初のグラミー賞を受賞しています。
全然哀しげでもない曲に「哀しみの」とつけても、特にシングルカットする際に、これがまたよく売れるんですなあ!
特にこのジャケットの結婚写真の過去感が、イメージ的に一見幸せな結婚をしたものの、その後悲しい人生をたどり、やがては鬼籍に入ってしまったそれこそ「哀しい」女性というイメージが強烈ですね。
この『哀しみのベラヴィア』は6分以上ある長尺の曲ですが、
シングルカットでは3分半ぐらいにエディットされています。
この「哀しみ」を感じるシングルのジャケットもこの日本のシングルのみのデザインで、実際のアルバムのジャケットとはまるで範囲気が真逆です。
しかし、イメージ商法とでもいうのか、こうして聴いてみると本当に哀しい曲にも聞こえてしまいます。
『哀しみのベラヴィア』
チャック・マンジョーネ
https://youtu.be/UZatgZ9bX-s
シングルカット・バージョン
https://youtu.be/bz2JEI6HU3Y
さて、この曲はチャック・マンジョーネの代表作でして、シングルカット・バージョンはアルバム『サンチェスの子供たち』に収録され、また吹奏楽でもよく取り上げられるようになりました。
しかし、秀逸なデザインのジャケットですねえ‼️
JR京浜東北線の東京都区内のみの快速になる、本来は各駅停車です。鶴見駅にて。

ほな、今日もよろしゅう頼むぜ‼️


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2 コメント

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Unknown (ボルナ)
2020-06-23 04:18:31
そういう後付けのけったいな邦題は割とよくありますね(笑) おかげで「涙のパヴァーヌ」や「悲しみのアダージョ」のように原題からしてその種の語が含まれている場合でも、邦題を聞いただけで「また始まった」と思ってしまいます(笑)
後になって組み入れた「サンチェスの子供たち」からして「貧困」とか「不屈」とかいった感じの映画なので、ますますそんな気がしてきます(笑) 曲調が似てなくもない「ニュー・シネマ・パラダイス」辺りなら「哀しみの」と付けても特に違和感はなかったでしょうけど(笑)
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Unknown (春さん)
2020-06-24 02:30:12
ボルナさん
『サンチェスの子供たち』の音楽は確かにチャック・マンジョーネが担当をしていますが、このアルバムは映画のサントラアルバムではないので、映画には関係のない「哀しみのベラヴィア」が収録されています。
この時代のイージーリスニングのシングル・カットは、「哀しみの」「涙の」「哀愁の」「の祈り」などのワードを付けると、書いてのイメージが広がるし、またジャケットの写真やデザインもそれらしく感じるから、何だか妙にわくわくしてそのまま躊躇いなしに買ってしまう、実に巧みに考えたものですね。
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