味わい一筆

季節感ある暮らしをいっしょに楽しみましょう

一番のおもてなし

2014-12-17 12:16:52 | 暮らし・ライフスタイル

昨年の冬に書いたブログです。温かいおもてなし、工夫していますか?

 

 

今年最後のお茶のお稽古に出かけた。床の間には「無事」という掛け軸が掛かっていた。ちょうど一年前も同じ掛け軸を眺めた。いろいろあったけれど、今年も無事過ぎようとしていると思うと感慨深かった。

 今日は、七事式の花月と廻り炭(まわりずみ)のお稽古だった。

花月は七事式中最も変化に富むものだ。花月札を用いて五人で行い、「花」に当たった人が茶を点て、「月」に当たった人が薄茶を頂いた。

 

廻り炭(まわりずみ)は、炉の季節に行う、炭手前の修練を目的としたもので、灰をたっぷりいれた巴半田(ともえはんだ)と筋半田という大きな灰器が登場する。

 亭主が、巴半田に炭を長火箸と底取りで全部取り上げ、炉の中を綺麗にして、後で種火にする炭を埋づめ、残りの燃えている炭は 巴半田へ移す。

 

次に、連客は先の客が入れた炭を逆の順に、筋半田に取り上げ、あらたに自分の思うように炭をつぎ、他の客はそれを拝見する。何順かしたところで、亭主が種火(埋火)を掘り出し、炭をついで終わる。

 

  灰や炭を床の間で扱うことは、少し抵抗がある私だが、先生は偉いなぁとつくづく思った。

温かさは一番のおもてなしかも。(-“-)

 

 

今日は、小寒ですね。いよいよ冬らしくなってきました。

エアコンだけでは物足りなく熱源が欲しくて、とうとう今冬はヒーターを求めました。

 

 


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