Beverage

飲料原料 情報掲載

2008年6月22日-June/22

2008-06-22 20:15:57 | ヘッドライン
-日本上陸目前の天然素材飲料「ビオナーデ」-


ドイツで、ビオナーデという天然素材を売りにする炭酸飲料が大きな注目を集めている。ビオ(独語でオーガニックの意味)という名のとおり、発売当初は自然食品店や飲料専門店、あるいは広告・アート関係者が頻繁に出入りするカフェやクラブなどで売られていたが、クチコミで一般人の間でも認知度が徐々に高まってきた。現在では街なかの食品スーパーの棚にも常に並ぶほどの定番商品に成長している。この動きに大手飲食チェーンも目をつけた。スターバックスやマクドナルドもメニューに加え始めている。ほかの清涼飲料水との違いは何か。飲んだときの第一印象は、ライトでさわやかな味わいといった感じ。口当たりは優しい。味の種類はエルダーベリー、ジンジャー&オレンジ、ハーブ、ライチの4つで、炭酸は比較的マイルドだ。
ビオナーデの仕込み風景。原料の大麦や麦芽、甜菜は有機農法で育てられたものだという。実はこのビオナーデ、ビール会社の醸造職人が発明したもので、ビールの醸造の原理を応用して作られている。素材には、有機農法で栽培された麦芽や甜菜(てんさい)などを使っているという。なお、アルコールは全く含んでいない。
素材の調達方法もユニークだ。ビオナーデ社は、地元レーン地方で作られるオーガニック農産物を積極的に使う方針を持ち、麦やエルダーベリー、甜菜の一部は、近隣農家と長期契約を結んで購入している。地域経済の活性化と、土壌や地下水など自然環境の保護に貢献するためだと同社は説明する。ヘルシーである点も人気の秘密だろう。カロリーは100ml当たり20kcalで、市販されるほかの清涼飲料の半分程度。甘みに物足りなさを感じることがないのは、発酵過程で発生するグルコネートに糖の甘さを強調する機能があるためだという。普段の食事では必要量を摂取しにくいマグネシウムとカルシウムも含まれている。駅の売店でも買えるビオナーデは老若男女に支持されており、街の至る所で見かける。レストランでは、大人がビールや水の代わりとして食事の際に選んでいるようだ。現時点では、同社はヨーロッパを中心に販路を拡充させていく方針。即座に生産力を拡大させるのは難しいため、まだ未発売の地域で一斉に売り出すことは検討していない。供給不足が生じないよう注意しながら、少しずつ販売網を広げていくという。ただし、年内に米国や日本では販売開始を計画している。

-ついに着工!「新東京タワー」-


2011年、地上デジタル放送完全移行に伴い、東京東部に位置する墨田区の押上・業平橋地域に「東京スカイツリー」が竣工する。着工は08年7月。従来「新東京タワー」の通称で呼ばれていた新しい電波塔で、正式名称は6月10日に発表されたばかりだ。この地域に新タワーを建てることになった発端は、03年12月にNHKと在京民放5社でつくる「在京6社新タワー推進プロジェクト」が、地デジ移行に際して新タワーの事業主体を募集したこと。さいたま市や足立区なども手を挙げたが、06年3月、押上・業平橋地域の東武鉄道所有地に決定した。主な理由は台東・墨田両区、東武鉄道の協力体制が整っており、街づくり活動の支援が期待できることが大きい。運営は東武鉄道が出資する「東武タワースカイツリー株式会社」が主体となって手がける。
新タワーが建設されるのは、東京メトロ半蔵門線・押上駅と東武伊勢崎線・業平橋駅の間にある3.7万平方メートルの広大な敷地。ここの中央にタワーが建ち、その東側には地上32階・地下3階のビル、西側には地上7階・地下2階のビルも建設される。
2棟のビルは、いずれもタワーと直結。敷地内には公園や広場も配される。結果、エンターテインメント施設や商業施設、オフィス棟のほか、人々が交流できるコミュニティ空間までも備える。このほか文化施設、教育施設、宿泊施設の誘致も検討している。まさに「街」そのものが誕生しようとしているわけだ。事業費は500億円と概算されている新タワーの誕生で何が起きるのか。墨田区は来場者550万人と予測。新タワーが観光地としての地域の魅力を高めることで、880億円の経済効果があるとみる。一方で、第一生命経済研究所が06年にまとめた試算では来場者は300万人で経済効果は473億円。2倍近くの開きがある。地元の期待値が高いのは理解できるが、果たして勝算はあるのか。

「3万7000人集い記念式祭典 ブラジル移住100周年」


日本人のブラジル移住100周年の記念式祭典が21日、サンパウロのアニェンビ・サンバ会場「サンボドロモ」で、日系人や市民ら約3万7000人が参加して開催された。 公式訪問中の皇太子さまが約600メートルの直線道路の会場を車でパレードして貴賓席に立つと、道路両脇の観客スタンドから歓声と拍手があがった。100年前に最初の移民船「笠戸丸」が出港した神戸港で4月に採火され船で運ばれた「友情の灯」が先住民系、白人系、黒人系、日系のランナーに次々と手渡され、最後に日系一世で京都府出身の大西三郎さん(72)夫妻と、孫で母方から数えて初の六世となる大西・エンゾ・優太ちゃん(3)が聖火台に点火した。皇太子さまは「皆さんが両国の友好交流の懸け橋として活躍することを願います」とあいさつ。療養で同行できなかった雅子さまの「夫妻での訪問を願っていた方々に心よりお祝いの気持ちをお伝えしたい」とのメッセージを紹介した。

-夏至の恒例「ライトダウン」・東京タワーなど一斉消灯-


電灯を消して夜を過ごすことで、日ごろ照明をどれだけ多く使っているかを実感してもらおうと、環境省や非政府組織(NGO)の呼び掛けで、夏至の21日、東京タワーなど全国各地の名所や店舗が一斉にライトダウンした。ライトアップの名所のほかスーパー、コンビニ、企業、学校など全国約6万6000施設が参加。午後8―10時をめどに、ライトや看板の明かりを消すなどした。一斉ライトダウンは2003年に始まり、年々参加施設が増えている。同省によると、昨年は約6万3000施設が参加し、一般家庭約200世帯が1年間に使用する電力量に相当する約293万キロワット時の電力使用を削減。約1100トンの二酸化炭素(CO2)排出が抑制されたという。同省は「日常生活の中で、温暖化対策を実践するきっかけにしてほしい」と話している。7月の北海道洞爺湖サミット初日にも午後8―10時をめどに実施する。
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