Cinema Collection 2

映画のミーハーな感想が主ですが
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コメント欄は閉じさせて頂いてます
(2015/6より)

★ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日(2012)★

2013-01-26 16:26:50 | 映画(ら)行
LIFE OF PI

なぜ少年は、生きることができたのか。

命を奪うのか、
希望を与えるのか


上映時間 127分
製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開(FOX)
初公開年月 2013/01/25
ジャンル アドベンチャー/ドラマ
映倫 G

【解説】

「ブロークバック・マウンテン」「ラスト、コーション」の名匠アン・リー監督が、
ブッカー賞に輝いたヤン・マーテルの世界的ベストセラー小説を3Dで実写映画化
した衝撃と感動のサバイバル・アドベンチャー・ドラマ。
大海原で嵐に巻き込まれ遭難し、小さな救命ボートに獰猛なトラと乗り合わせる
ことになった一人の少年が、その後いかにして生き延びることが出来たのか、
その想像を絶する漂流生活の行方を、美しくも幻想的な3D映像で描き出していく。
主演は新人スラージ・シャルマ、共演にイルファン・カーン、レイフ・スポール、
ジェラール・ドパルデュー。

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【ストーリー】

小説のネタを探していたカナダ人作家は、パイ・パテルという
インド人男性を訪ね、彼の語る驚愕の冒険譚を聞くことになる――。
インドのボンディシェリで動物園を営む一家に育ったパイ少年。
やがて彼が16歳となったとき、一家はカナダに移住することになり、
パイは両親や動物たちと一緒に日本の貨物船に乗り込むことに。
しかし、途中で嵐に遭遇し、船は沈没。運良く救命ボートに
乗り移ることができたパイだったが、彼と同じように辛くも
逃げ延びたシマウマやハイエナ、オランウータン、そして
リチャード・パーカーと名付けられたベンガルトラと同乗するハメに。
こうして少年パイの過酷な漂流生活がスタートするのだが…。

1月25日(金)公開

公式サイト

【感想】 (109シネマズ川崎・IMAX3D鑑賞・字幕・1・25・水)
4・2

パイと言ったら、アップルパイがまず1番に浮かぶ私(笑)
なので、パイの人生?・・・と、タイトルになんかピーンと
来るものがなかった私。
最初は全然興味がなかった私が、観たいと気持ちが変わったのは
予告編での映像の美しさ(壮大さ)とトラ(動物が大好きなので)
の美しさ!(笑)
加えて、ゴールデングローブ賞の作曲賞も獲った音楽も良かったので
映像と音響を考えて、IMAX鑑賞にしました!

観客は3分の2くらい男性でした。サバイバルアドベンチャー
だからなのかな?それとも、男性はトラが好き?(笑)

オープニングクレジットに出てくるたくさんの動物たちの映像が
BBCとかのNATURE番組か?
と言うほど素晴らしくて、動物好きの私としては
最初からテンションアップ

ところが、物語は、予告編に出てくる少年パイでなくて、
生還し、成人したパイのお話から始まります。
その成人パイの話がちょっと長いかなあと(後半に関して、
伏線というか大切な話になっては、いるのですが)
感じ始めたら、貨物船の迫力ある沈没シーンになり、
少年とトラ(最初は他にも、オランウータン、
シマウマ、ハイエナがいました)の漂流(サバイバル)
のお話になってからは、目が離せなくなりました

実は、私、何を勘違いしたのか、この作品は実話ベースだと
思い込んで観ていたのです(苦笑)
<多分、「なぜ少年は、生きることができたのか。」と
言う予告編のナレーションで、勝手にそう思い込んで
いたのかもしれません
ですから、それはちょっと無理でしょうと思うことがあっても、
そこは映画的に少し膨らませているんだろうなあって感じで、
すごい実話だなあって思って観ていたのです。
この映画の世界観にどっぷりと浸っていたわけです。
<実話でないと気がついたのは、なんとパンフレットを
読んでからでした・笑>

そんなわけで(実話と思っていたので)、ラスト、大人に
なったパイが語るトラとの漂流記とは別のアナザーストーリーに????、
どういうこと????と目が点になった私でした(笑)

まっ、それは、置いておいて・・・・

予告編から、美しい映像に興味があった私
IMAX3D鑑賞で大正解

パイが海で漂流してから数々の映像美を観ることができました


昼間は押し寄せる波、揺れるボートに映像も揺れまくって
自分もそこにいるような感じになって船酔い状態(笑)
特に嵐のシーンは、迫力ある映像で揺れが強いので
乗り物に弱い人は要注意です(笑)


そして、圧巻の映像は夜の海!水面に映る雲や星!
海の中が空になり、宇宙になり、まるでプラネタリュウムでも
観ているような感覚に陥りました。
中でも、予告編にあって楽しみにしていた夜光虫?の群れの中から水面上に
ジャンプするクジラは神秘的、幻想的で美しかったです

そのほか、トビウオの飛来、ミーアキャットの大群など3D効果抜群でした!


また、ボートに乗り込んだトラ、ハイエナ、シマウマ、オランウータンと、
そこで弱肉強食の世界が描かれるわけですが、いったいどうやって
撮影したの?と思ったら、CGなんですね。最先端のCG技術は凄いですね。
毛などの質感、表情、仕草、何を取ってもリチャードパーカーは、
本物のトラにしか見えなかったです。もちろん、ほかの動物達も
<実は、私、ボートの中から、最初にトラが飛び出し来たシーンで、
驚いて椅子からちょっと飛び上がってしまいました・笑>

観る前は、トラと少年の漂流記で、トラとの漂流の緊迫感に
ドキドキハラハラしながらも、最後は、心の交流ができて、
心温まる実話なのかと思っていたのですが、実は、命とは、永遠とは、
人生とは、生きるとは、神とは、信仰とはetcを考えさせられる
奧深い映画だったようです。

最初は、これがアカデミー賞作品候補?と思いましたが、
観終わってみると作品賞、監督賞、脚色賞、編集賞、
撮影賞、歌曲賞、作曲賞、美術賞、録音賞音響編集賞、
視覚効果賞と11部門ノミネートも納得の作品となりました!

この作品は、大きなスクリーンで是非観て頂きたい作品です
実写とCGの違和感が全く感じられない3D作品で、
ジェームズキャメロン監督の絶賛も納得です。



奧が深い作品なので、何回も何回も観ると、
いろんなことに気づかされる作品なんでしょうね・・・

いつものキャスト紹介
今回は、主役のパイのみにします


<主役のスラージ・シャルマとアン・リー監督>
3000人の候補者の中から選ばれた新人で、これが演技初披露
彼は、まったく泳げなかったそうで、準備期間に、水泳のトレーニングも
毎日3時間行ったそうです。撮影時は17歳、のちにデリー大学の
セントスティーブンス校に入学。当初は経済学科だったそうですが、
この映画に参加後は、哲学科に移ったそうです。
興味が、価値観とかが変わったのかな?(笑)


<弱肉強食の世界でのトラとパイの関係が、敵同士から、
共存者になって、さらには、戦友のような関係に変化していく過程も
興味深い>


その他


リチャード・パーカー・シンクロニシティー
シンクロニシティー・・・意味のある偶然の一致

ブッカー賞ウィキ


少年の名前パイは本当の名前でなく、円周率のπ(パイ)から来ていました。
なぜπなのかは、映画を観ればわかります(笑)

この作品監督が4人も変わったそうで、その中にはシャマラン監督
もいて、彼が作っていたら、ま~たく違う作品になっていたでしょうね。

ライターの役は、最初トビーマグワイアに
決まっていましたが、世界的に有名な彼が、何もせず
うなづいているだけでは彼が浮いてしまうと考え、
最初に声をかけていたトビーに降板をお願いしたそうです。
トビーは映画のためならと理解してくれたそうですよ。

汚くて意地悪なコックが、ジェラ-ル・ドパルデュー
に似てるなあと思っていたら、彼でした(笑)
こんなチョイ役?彼が?と思いましたが、アナザーストーリーを
聞くと納得のような気もしました。

沈没した船は、日本の貨物船だったんですね。
最後、日本人の保険調査員の話が出るまで、その船が
日本の船だって気がつかなかった(^_^;)
日本の貨物船っていうのも、なんか意味ありそう(笑)


<このシーンも印象に残るなあ・・・>





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28 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんにちは。 (BROOK)
2013-01-26 16:54:59
たしかにこの手の作品って大概が実話ベースなので、そう思い込むのも無理ないと思います。
私も映画鑑賞直前まで実話だと思っていましたから…(苦笑)
よくよく解説等を読んだら違ってました。


映像は圧巻の一言ですよね。
3D効果も良く出ていたと思います。

ストーリーはサバイバルアドベンチャーから、
人生観を問うような作品へとシフトし、
それを見事なまでに描き切っていました。
素晴らしい内容でした。
返信する
こんにちは♪ (yukarin)
2013-01-26 17:24:56
IMAXで観る映像は凄かったでしょうね。
いつもは文句言ってる3Dも今回は思わず避けてしまうシーンもありました。トビウオのとこ!

まるで実話のような感じがありましたよね。
それにパーカーが本物かCGかで区別つきませんでした。
ほとんどCGとはびっくりでした。
返信する
良かった♪ (☆オレンジピール☆)
2013-01-26 23:14:33
公開初日に行ってきました。
期待をはるか超えて、大満足でした。
最近、映画の感想を怠っていましたが(^^:
書かずにはいられない作品でした。
トラがCGなのは知りませんでした。
アン・リー監督、最高♪(テンション高くて、ごめんなさい)
返信する
BROOKさ~ん(^^♪ (ひろちゃん)
2013-01-27 01:11:41
こんばんは

>私も映画鑑賞直前まで実話だと思っていましたから…(苦笑)

私は鑑賞前には何も見ないようにしているので
見終わった後、それもパンフを読んで、知りました
思い込みって恐ろしい(笑)
BROOKさんは、鑑賞前に気がついて良かったですね

映像目当てで行ったようなものなので、IMAXでの3D鑑賞には大満足でした!

人生を問うような内容とは、予告編ではまったく思っていなかったので、いい意味で期待を裏切られました
アカデミー賞納得の作品でした
返信する
yukarinちゃ~ん\(^o^)/ (ひろちゃん)
2013-01-27 01:16:43
こんばんは

IMAX3D鑑賞は、大正解でした!
2200円払っただけの価値はありました

トビウオのところ、そう言えば私も避けてました(笑)

CG技術の進歩はすごいですね。
私もボートのトラがほとんど(全部?)CGと知って
驚きました
映像、ストーリー、音楽と素晴らしい作品でした
返信する
☆オレンジピール☆さ~ん(*^_^*) (ひろちゃん)
2013-01-27 01:20:36
こんばんは

オレンジさんも公開初日の鑑賞?
力入ってますねえ(笑)
期待をはるかに越えるほどの大満足で良かったですね。オレンジさんが好きそうな作品ですもんね

>アン・リー監督、最高♪(テンション高くて、ごめんなさい)

感想を書かずに入られない作品て、すごいですね(笑)テンション高いオレンジさんの感想、後で覗かせていただきますね
返信する
こんにちは (dai)
2013-01-27 12:14:23
これは映画館の大迫力が一番の映画ですね。
流石映像系のアカデミーにノミネートされているだけあり、
自然も動物の映像も非常に素晴らしかったです。

>パイと言ったら、アップルパイ

自分は数学のπが一番最初でしたね。
返信する
映像はいい! (ituka)
2013-01-27 20:42:14
ワタシの仕事柄、パイといえば○書いて棒です(なんのこっちゃ)^^
今回の動物のCG映像は凄いんだけど、特にボート内で溺れそうになってるリチャードの動きは本物っぽい(笑)
これ見ちゃうと、もうなんでも出来るんじゃないかと嬉しくなってしまいました。

ミーアキャットが食われるシーンは唯一の残酷シーンでした(爆)
返信する
daiさ~ん(^з^)-☆ (ひろちゃん)
2013-01-28 00:44:31
こんばんは

この映画は、絶対に映画館で観てほしい作品ですよね。動物も自然もCGを使った部分が多かったと思いますが、その映像美は素晴らしかったと思います

>自分は数学のπが一番最初でしたね。

さすが、知的なdaiさんだわ~
数学のπなんて思いも寄りませんでした(笑)
返信する
itukaさ~ん\(^o^)/ (ひろちゃん)
2013-01-28 00:49:45
こんばんは

>ワタシの仕事柄、パイといえば○書いて棒です(なんのこっちゃ)^^

あれっ?itukaさんのお仕事って?
○書いて棒????

>特にボート内で溺れそうになってるリチャードの動きは本物っぽい(笑)

そそ、観ていてリチャードがかわいそうに
なりましたもん

本当に、ここまですごいCGを観てしまうと何でもできちゃいますよね
俳優いらない?(苦笑)

>ミーアキャットが食われるシーンは唯一の
残酷シーンでした(爆)

ミーアキャット好きなので、私もそのように思いましたが、CGとわかって安心しました(笑)
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