Cinema Collection 2

映画のミーハーな感想が主ですが
多々脱線してます
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(2015/6より)

★阪急電車 片道15分の奇跡(2011)★

2011-05-18 01:36:33 | 映画(は)行
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その出会いは
偶然なんかじゃ
……ない

「終着駅は、きっと笑顔。」


上映時間 119分
製作国 日本
公開情報 劇場公開(東宝)
初公開年月 2011/04/29
ジャンル ドラマ/ロマンス
映倫 G

【解説】

片道わずか15分の関西ローカル線“阪急電車”を舞台に、そこに
乗り合わせた人々の悲喜こもごもの人間模様を心温まるタッチで
綴った有川浩のベストセラー連作短編集を、中谷美紀、戸田恵梨香
はじめ豪華キャストで映画化したハートフル群像劇。
監督は数々のTVドラマを手掛け、本作で映画デビューとなる三宅喜重。

【ストーリー】

宝塚から西宮北口までを約15分でつなぐレトロな雰囲気の阪急今津線。
そこには、様々な事情を抱えた男女が、束の間乗り合わせていた──。
純白のドレスに身を包んだOL翔子。
彼女は、婚約者を後輩に寝取られてしまい…。かわいい孫を連れた
老婦人の時江は、息子夫婦との関係に悩む日々…。
彼氏のDVに悩む女子大生のミサ。
ふとしたことから車内で口論となり…。庶民的な主婦、康江は、
肌の合わないPTAの奥様グループの誘いを断ることができず…。
地方出身の大学生の権田原美帆と小坂圭一は、おしゃれな大学に馴染めず…。
年上の会社員と付き合う女子高生の悦子。大学受験を控え、
成績が思うように上がらず…。




【感想】<TOHOシネマズ六本木ヒルズにて鑑賞>


めったに観に行く気がしない邦画(邦画ファンのかたごめんなさい)
なんですがσ(^◇^;)、TVで観ていた「フリター家を買う」の
有川 浩さんの原作であり、キャストも豪華でしたので
また、上映時間の都合(2本観るのに)も良かったので鑑賞しました。
実はガリバー旅行記を鑑賞した時の2本目で(^^;、ちょっと前の鑑賞で、
時間が過ぎてしまったので、ちょっと感動が薄れてしまったかもσ(^◇^;)

登場人物は・・・


婚約者を会社の後輩に盗られたOLの翔子(中谷 美紀)
<原作を読んでいないので、冒頭のシーンだけ観ると、翔子が気の強い嫌な女にも見えてしまうかな・・・>
息子夫婦との関係が上手く行っていないような老婦人時江(宮本 信子)
<上品で気丈で、でも、かわいくてそんなおばあちゃんでした。
宮本さんは関西出身ではないですよね?すごく素敵な関西弁でした>


イケメンの彼のDVに傷つきながら、別れることができない女子大生のミサ(戸田 恵梨香
<関西出身なので、自然な関西弁だったような・・・ミサと言うと、ミサミサ・・・
デスノートを思い出しました・笑)
セレブ気取りのPTAの奥様たちとの付きあいに疲弊している康江(南 果歩)
<私もPTAでしたので、康江の気持ち何となくわかるなあ・・・と言っても、
あんなふうに席取ったり、大声しゃっべたりとかはないですよ・笑>


パンクファッションで軍事オタク、ちょっと浮いている大学生、圭一(勝地 涼)
<私のイメージ(好青年)から離れた勝地君の役柄でしたが、見かけは?でも中身は、
やっぱり純粋な青年でした>
オシャレな大学になじめない野草好きの地方出身の大学生、美帆(谷村 美月)
<美帆の苗字に笑ってしまった・・・苗字は嫌でも変えられませんもんね・σ(^◇^;)>


憧れの大学の受験を先生に夢物語と先生に言われている高校生の悦子(有村 架純)
<彼女の悩みは、私からしたらそんなに大変な悩みには思えなかったのですが
家族を思いやる彼女、受験生なりの悩みがあったのですね。>
同級生にはぶられている小学生の翔子(高須 瑠香)
<はぶられてる?って何?って思いました。省くってことで、いわゆる村八分《たとえ、ふるっ!・笑》
ってことなんですね。もしかしたら、この小学生が1番辛いんじゃないかと思った私でした

主にこの8人のストーリーが「阪急電車」を通して交錯して行きます。

この8人の他に↓この3人も絡んできます。


時江の孫で、両親の都合でよく時江に預けられる亜美(芦田 愛菜)
<相変わらず自然な演技で上手い!>
悦子をとても大切に思っているアホの彼氏、竜太(玉山 鉄二)

<イケメンでやさしくて、こんな彼氏、いい人過ぎる~って思いました。
玉山さん、いい役です。意外な二役ですし(^_-)-☆>
ミサのイケメンの彼氏、外見はいいけど、キレやすくミサに暴力を振るうカツヤ(小柳 友)

<役柄は、乱暴で嫌な奴なんですが、本当にイケメンで(*_*)エンドロール観て、小柳 トムの
息子だ~~って気がつきました>

「人はそれぞれ皆 いろんなやりきれない気持ちを
抱えて生きている 死ぬほどつらいわけでもないけれども
どうにもならない思いを抱えて生きている
そして、その気持ちは誰にも言えないのだ」
これは、OLの翔子の言葉です。

人は、それぞれに悩みがあって、やりきれない思いを抱えて生きていますが
小さな偶然が重なって、ほんのちょっとした事で、誰かが自分の話を
聞いてくれただけで、気持ちが救われて、そういう悩みや、やりきれない思いが
消えて行くんですよね。

人にやさしくされたら、自分も人にやさしくしてあげようと思いますもんね。
悪い事も連鎖しますが、良い事も連鎖していくんですね
全体的に、軽めのストーリーですが、笑えるところも多く(1番可笑しかったのが
時江の『あなたは、ものすごいところに絡んでくれたわね』と孫の亜美に
言った時)、また涙が出て来たり(小学生の翔子が我慢していた涙を
OLの翔子に見せた時)素敵な台詞も多く、心温まる作品でした

大都会の山手線だったら、こんな車内劇は有り得ないだろうなあと思いますが、
ローカル線だったなら、あり得るのかも?
そして、東京だったら、電車の中で知らない人になんて話しかけるなんて
考えられませんが関西ならあるのかも?
そんな、なさそうで、ありそうで・・・というお話でもありました。

全てが出来すぎ、綺麗すぎ~と思わないこともないのですが、映画なんだから
いいと思います。映画は、夢を与えてくれるものですもん。
映画を観て、幸せになりたいですから~癒されたいですから~
観終った後、気持ちが、ほっこり、後味の良い作品でした
この線を使っている、あるいは使っていた方は、余計に
心に響く作品かもしれませんね。片道15分のこの電車にちょっと
乗ってみたくなりました。

「涙を自分で止められる女になりなさい」という時恵の言葉、
いいですね~。私は嘘泣きする女は嫌いですし、人前で泣くのも
好きではないので、素敵な言葉だなあと感じました
皆さんも、そういう女になりましょう(笑)

4月29日(金)公開


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映画 『阪急電車 片道15分の奇跡』 予告編


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18 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (KLY)
2011-05-19 00:48:51
時江さんの言葉、良かったよねぇ。
私は宮本信子さんがホント好きです。『たんぽぽ』とか『マルサの女』はもう多分それぞれ数十回観てます。ヒマさえあればって程でした。
この間「徹子の部屋」に出演してらっしゃいましたが、しゃんとした姿勢で凛とした喋り方はもう時江さん=宮本信子さんでしたよ。気品が漂っていて素敵です^^
返信する
玉鉄 (rose_chocolat)
2011-05-19 04:08:22
彼は『ノルウェイの森』とは全然違うオーラが出てて、
それが何か新鮮っていうか斬新っていうか(笑)面白かったね。

これ、故伊丹十三監督ならどう撮る?と思いながら観ていました。
返信する
あ~ (mana)
2011-05-19 10:24:42
全部読んじゃった^^;

>誰かが自分の話を聞いてくれただけで、気持ちが救われて
人って、人に痛い目にも遭わされるけど、そこからが勝負!
そして人にも救われてるんだって思いますもんね。

ひろちゃんの温かいレビューで、ほっこりさせて貰えたし、
観たくなっちゃった~。
そう言えば…
試写会以来映画館へ行ってませんわ。
しかも公開延期になった『唐山大地震』と『ヒアアフター』だったなんて。

『カリビアン』まで待てるかしらん^^;
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だいぶご無沙汰です。 (こぶた)
2011-05-21 01:49:53
すっごい久々に覗いてみました。
気ままですんません。
私は生まれてからずっと大阪で、阪急電車沿線に住んでます。
今回の今津線もたま~に利用します。
原作もよかったし、映画も原作イメージをうまく表現されてたので素直に観やすかったです。
「涙を自分で止められる女になりなさい」
これ名言ですよね。
気づかされました。
女性はそうやって強くなって、魅力が増すんですね。

返信する
KLYさ~ん (*^。^*) (ひろちゃん)
2011-05-21 02:48:46
>時江さんの言葉、良かったよねぇ。

名言ばかりでしたね
KLYさんが宮本さんお好きだったって、初めて知りました^^若い子ばかりお好きかと思ってました(爆)

>この間「徹子の部屋」に出演してらっしゃいましたが、

時江さん=宮本さんだったんですね
あの役は役でなくて、宮本さん自信なのかもしれませんね(^_-)-☆
返信する
rose_chocolatさ~ん (^.^) (ひろちゃん)
2011-05-21 02:52:24
>彼は『ノルウェイの森』とは全然違うオーラが出てて、

えっ!玉鉄もノルウェイ~に出ていたんだ(^^;
映画観ていないから、知らなかった

>これ、故伊丹十三監督ならどう撮る?と思いながら観ていました。

あっ!宮本信子さんが出てるので
私もそれ思いました(^_-)-☆
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mana1さ~ん \(~o~)/ (ひろちゃん)
2011-05-21 02:58:12
>全部読んじゃった^^;

鑑賞してないのに、いいいの?(笑)
あっ!でも、DVDとかで、これを観る時には
忘れてるから、いいかっ!(笑)

そそ、痛い目にも合わされるのが人間なら
救ってくれるのも人間だもんね(^_-)-☆

これは、manaさんは好きだと思うな~♪
映画館が無理なら、DVDになってからでも
観てね

>しかも公開延期になった『唐山大地震』と『ヒアアフター』だったなんて。

あはは(^^;それって早めに観れて良かったってことなのかもσ(^◇^;)

>『カリビアン』まで待てるかしらん^^;

初日に観てきたよん今日明日
忙しくて、感想はまだアップできないんですけどね
返信する
こぶたさ~ん (^^)v (ひろちゃん)
2011-05-21 03:02:28
ホント、すうご~~くお久しぶりですね(笑)
気ままでも、たまにでも、覗いて下さって
ありがとう

>今回の今津線もたま~に利用します。

え~~!そうなの?それは羨ましいなあ

こぶたさんは原作も読まれているんですね^^
そして映画も良かったようで、観たかいが
ありましたね

>「涙を自分で止められる女になりなさい」
これ名言ですよね。

うんうん!名言!こぶたさんは、そういう女になってるのかな?
返信する
やられたぁ・・・ (kira)
2011-05-21 11:19:19
これはとっても好きな作品になりました
群像劇とか、あまり好んでみる方ではないのですが、誰もが日常的に遭遇する他人目線の不幸。
そこに温かい勇気と、
優しいおせっかい。
あったらいいな~・・が次々と映されていくカイカンを味わえました
返信する
実は (たーくん)
2011-05-22 00:23:20
これを観るために阪急電車に乗って西宮北口駅にあるTOHO西宮でこの作品を鑑賞しました(笑)
期待していなかっただけにとてもよかった
です!
できるだけ関西出身の俳優さんにしてるみたいですね~
阪急百貨店のある有楽町のTOHO日劇でも観賞しようと思ってます♪
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