★サンクタム(2010)★

　SANCTUM　

世界には、まだ人間が行ってはならない場所がある。
そこは、聖域――

映時間 109分
製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開(東宝東和)
初公開年月 2011/09/16
ジャンル アドベンチャー／サスペンス
映倫 G

　【解説】　

「タイタニック」「アバター」のジェームズ・キャメロン製作総指揮で贈る
３Ｄアドベンチャー・サスペンス。
未開の巨大鍾乳洞で危険なケイブ・ダイブに挑み予期せぬトラブルに
見舞われ退路を断たれてしまった探検隊一行が、水中迷路と化した
洞窟内で繰り広げる過酷なサバイバルの行方を迫力の３Ｄ映像で描き出す。
監督は「男たちの戦場」のアリスター・グリアソン。

９月１６日（金）公開

公式サイト

　【感想】　
＜＞３．５
　
この日は「ｇｌｅｅ」を観に行ったのですが、どうせなら、もう１本観ようと、
上映時間の都合が良かったこの作品を選びました。「アバター」が大好きで、
キャメロン監督製作総指揮だし～と、３Ｄにかなり期待したのですが、
「アバター」のように、３Ｄを満喫はできなかったかな(^^;
加えて、私は、高所恐怖症、閉所恐怖症、加えて水も苦手なので（なぜ観たのかしら・笑）
いや～息苦しかったですσ(^◇^;)

予告編の感じでは、決して足を踏み入れては、行けない『サンクタム＝聖域』
の探検で、何かに（架空のモンスターとか？）出くわすみたいなインパクトのある
アドベンチャームービーかと思っていたのですが、実際は、意外と地味で、洞窟からの脱出劇、
一人、また一人と死んでいく過酷なサバイバルストーリーになってました(*_*;



基本、ビッグネームがいないので、最後まで誰が生き残るのか
（ある１人は、残ると予想できますが）予想できませんでしたが
人が死に過ぎですよねσ(^◇^;)
この映画は、実話を基にはしていますが、映画と同じなのは、
「洞窟が崩壊して出口を失ってしまった」「外部とのコミュニケーションが絶たれ、
自分たちで、脱出方法を見つけなければ行けない」という２点で、
実際の調査隊の１５人は、皆様無事だったそうです。
次々と死んで行ったのは、サスペンスフルな脱出劇にしたかったからのようです。
皆様、無事で、助かって良かった！

この映画の主軸は、タイトルからもわかるように、サンクタムで
巨大洞窟の映像だと思うのですが、ジャングルの中にポッカリと開いた巨大な穴や
地中の巨大な竪穴プールなどは、３Ｄ効果も感じられて、奥行きや遠近を実感できた
ような気がします。でも、それ以外は、３Ｄはあまり感じられなかったかな。。。

ですが、洞窟内は、リアルで、洞窟の神秘さ、荘厳さも感じられました。
その反面、暗く、狭く、息苦しさも感じられて、洞窟や水の怖さを
思い知らされました
そして、その怖さは、そのまま自然の脅威につながりました



この映画のもう一つの主軸が、父と子の確執、洞窟探検で家庭を顧みなかった父親と、
そんな父親に反発する息子が、極限状態において、徐々に相互理解ができて、
心が通じ合っていくと言うストーリー、そして、息子の成長物語になっていると
いう事でしょうか。
こちらは、少し描き方が、弱かったような気もしますが、こういうベタな
話は、嫌いじゃないです

最後に、主なキャストですが、豪州が資本を出しているからなのか、豪州勢が多いです。



フランク（＝リチャード・ロクスバーグ）・・・人生のほとんどの時間を
ケイブダイビングに費やしてきたベテランの探検家。

非情にも見えますが、自然の脅威を知っていて、困難な状況でも、冷静で的確な
判断を下せる頼れる父親役（指導者役）で良かったです。
どこかで観た？と思ったら、ＭＩ２やヴァンヘルシングに出ていたんですねσ(^◇^;)
あまり覚えていない(^^;

ジョシュ（＝リース・ウェイクフィールド）・・・父親によって無理矢理にこの探検に参加させられて、重労働させられる毎日にうんざりしている。

ジェームズ・キャメロンに発掘された次世代のスターとして、ハリウッドデビュー
を飾ったそうですが、ちょっと華がないような気も？

カール（ヨアン＝グリフィス）・・・フランクのチームのスポンサーで大富豪の実業家。

根っからのワルではないけれど、おぼっちゃま特有のわがままな男で、卑怯な男を
怪演してました。ヨアンは、イギリスの俳優です。ファンタスティックフォーの
役柄とは、偉い違いでした(T^T)なんか、変な役～（苦笑）

ヴィクトリア（アリス・パーキンソン）・・・カールの恋人で、登山経験もある女性。

登山経験がある割りには、自然をなめてる？ような役柄で、カールとヴィクトリアの
バカップルには、イライラさせられました（苦笑）
この女優さん「かいじゅうたちのいるところ」に出ていたようですが、
記憶にない(^^;

キャストも日本では無名に近い人たちですし（知られているのは、ヨアンくらい？）
３Ｄ効果もそれほど感じられず、「アバター」に比べたら、地味な作品なんですが
洞窟のリアルさなどは、息苦しいほど感じましたし、後半の脱出劇にはハラハラ
させられました。
自然は、なめちゃいけませんね・・・今まででも、なめていたつもりは、毛頭ないのですが
改めて自然の脅威も感じさせてくれた作品でした。




　【ストーリー】　

南太平洋のパプアニューギニア。鬱蒼とした熱帯雨林のジャングルに
大きく口を開けた巨大な洞窟。かつて誰も足を踏み入れたことがない
この洞窟の全貌を明らかにするべく、ベテラン冒険家フランクを
リーダーとする探検隊が調査に乗り出す。しかし、ハイテクを駆使した調査も、
一向に全貌はつかめぬまま。そんな中、サイクロンの接近によって急速に
増水した地下水が鉄砲水となって調査チームを襲う。
そして、フランクと息子のジョシュ、プロジェクトのスポンサーと
その恋人ら５人が洞窟の奥深くで退路を断たれてしまう。
そのため一行は、海へと通じる出口を求めて、未踏の洞窟を奥へ奥へと
進んでいくことを余儀なくされるのだが…。


オマケ

１．まさか、この映画に、日本の戦車が出てくるとは！キャメロン監督が日本びいきだから？

２．②この映画もＧ指定？けっこうグロイところや、キツイシーン
（もう助からない人は、死なせてあげる）とか　あるのに？

３．実は、私、自分が閉所恐怖症だって気がついたのが、子どもが小さい頃、
主人の友人家族と出かけて行った↓です。


溶岩隧道御胎内

　
もっと詳しい様子は、こちら

ここに入った時は、今より、かなり若くて、痩せていましたが、それでも大人が
這うような感じで、やっとくぐり抜けられる程度のところもあって、
本当に息苦しくて、死ぬかと思いました（笑）
出口に辿りついた時は、助かった～って思いましたもん。
経験して良かったと思いましたが、２度と入らないとも思いました（笑）
お近くのかたで、興味のある方、入ってみませんか？

４．この日は、３Ｄを２本観た私。この映画の後は、楽しい「ｇｌｅｅ」で良かった。
　「ｇｌｅｅ」の感想は、後日！

５．ＴＯＨＯシネマズは、今ｖｉｔ予約ですと１００円引き、そして３Ｄメガネ持参ですと
またまた１００円引き・・・という事で、私は１本、１２００円（レディスデー）で
観れました＼(~o~)／

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