阪神からドラフト8巡目で指名された辻本賢人投手(15)=マタデーハイスクール=が、巨人・清原和博内野手(37)との対決を熱望した。13日、大阪市内のホテルで行われた新人選手の入団発表会見で「小さいころからあこがれの選手。ぜひ対戦したい」と22歳年上の長距離砲に熱烈ラブコールを送った。
人生初のタテジマに身を包んだ記念日。対戦したい打者を問われた辻本は、迷うことなく名前を挙げた。「清原さんですね。(僕が1軍に上がるまで現役で)いてほしいです」15歳の逸材は、去就問題も落ち着いた清原に、しばしの現役続行要求を突きつけた。
少なくとも2年は待ってもらわないといけない。球団側はすでに辻本を“熟成栽培”する方針を決定済み。「試合で投げたい気持ちもあるけど、それまでにいっぱいやることはあるんで…」と、本人も早期デビューには否定的な見解を示している。辻本が1軍の舞台に上がるまで、清原がユニホームを着続けていることが、勝負の実現の絶対条件になる。
いつも目を奪われていた。父・仁史さん(44)に手を引かれて、何度も足を踏み入れた甲子園。黄色いメガホンを持って猛虎に声援を送ったが、気になる存在は相手チームにいた。「1回も会ったことのない僕が言うのも失礼なんですが、清原さんは小さいころからあこがれていた選手なんです」
両者の対戦が伝統の一戦の“目玉商品”になる可能性は、十分にある。好きな言葉は「志」。大先輩を目標に、一歩ずつプロの階段を上っていく。(表 洋介)
[ 12月14日 8時0分 更新 ]
人生初のタテジマに身を包んだ記念日。対戦したい打者を問われた辻本は、迷うことなく名前を挙げた。「清原さんですね。(僕が1軍に上がるまで現役で)いてほしいです」15歳の逸材は、去就問題も落ち着いた清原に、しばしの現役続行要求を突きつけた。
少なくとも2年は待ってもらわないといけない。球団側はすでに辻本を“熟成栽培”する方針を決定済み。「試合で投げたい気持ちもあるけど、それまでにいっぱいやることはあるんで…」と、本人も早期デビューには否定的な見解を示している。辻本が1軍の舞台に上がるまで、清原がユニホームを着続けていることが、勝負の実現の絶対条件になる。
いつも目を奪われていた。父・仁史さん(44)に手を引かれて、何度も足を踏み入れた甲子園。黄色いメガホンを持って猛虎に声援を送ったが、気になる存在は相手チームにいた。「1回も会ったことのない僕が言うのも失礼なんですが、清原さんは小さいころからあこがれていた選手なんです」
両者の対戦が伝統の一戦の“目玉商品”になる可能性は、十分にある。好きな言葉は「志」。大先輩を目標に、一歩ずつプロの階段を上っていく。(表 洋介)
[ 12月14日 8時0分 更新 ]