趣味の日記

30歳を機にサラリーマンを辞めて2代目自営業を営む店長の自由気ままな生活を書いていきます

清原決勝2号! 6年ぶり開幕4番だ

2005-03-07 14:19:08 | 清原和博
<オープン戦:巨人4-2ソフトバンク>◇6日◇福岡ドーム
 6年ぶり開幕4番に確定ランプがともった!  巨人清原和博内野手(37)が同点の6回2死から中堅左へ130メートル特大の2号決勝弾を放った。小久保、ローズ、高橋由らが低反発球の影響からか打球が失速する中、ケタ違いのパワーはまさにボンズ級。ピアス、ネックレスなど風ぼうもボンズ似だが、実は打撃フォームもボンズの特長を今季から採用していた。オープン戦6試合すべて4番で先発。「4・1開幕4番」の座をグイッとたぐり寄せた。
 最高にしびれる一撃だった。乾いた音を残した清原の打球は、長い滞空時間を経ても失速しない。美しい放物線のまま、福岡ドームのバックスクリーン左へ飛び込んだ。淡々とダイヤモンドを1周したが、やはり興奮は隠せない。ベンチに戻ると「よう飛んだ。広い福岡ドームで打てて気持ちがいいね」と、推定飛距離130メートル弾に自ら酔いしれた。
 3日の日本ハム戦(札幌ドーム)に続き、またしても第3打席でのアーチだ。四球、三振で迎えた6回の第3打席。ソフトバンク吉武のカウント2-2からの内角寄りの高め137キロ直球を振り抜いた。
 清原「昨年は1、2打席目で凡退すると、3、4打席目で焦りが出たけど、今年は(同じ状況でも)自然体で打席に入れる」。
 ペタジーニ(レッドソックス)と競わされた昨年と違い、今季は体調も万全。勝負どころで決勝打を放てる環境が整っている。
 ピアスに丸刈り頭…は、バリー・ボンズ(40=ジャイアンツ)を思わせるが、外見だけではない。昨年暮れにボンズの本塁打シーンを編集したビデオを入手し、その技術を頭にたたき込んだ。特に、バットをリードしない方のひじ(清原の場合は右ひじ)の張り方に注視。昨年より多めに張っている。「ひじを内側にしてパンチを張っても、相手に効かないでしょ」。充実した肉体はもちろん、ボンズ流の技術修得も、これまで苦手とした内角高めの克服につながった。
 下半身の不安もない。2回、四球で出塁すると、5番ローズのフルカウントから、スタートを切った。さらに6番小久保の中飛で二塁からタッチアップ。スライディングで三塁を陥れた。これには堀内監督もベンチで「十分走れるな」と感心したという。萩原チーフトレーナーも「昨年はよくマッサージを受けに来たけど、今年は全然来ないなあ」と寂しがる?  ほど体調を維持している。
 試合後には「1本2本打っただけで騒ぎなさんな。なんぼのホームラン打ってると思ってんねん」と主砲の風格を感じさせた。堀内監督も「振れてるな。ちょっと甘いボールだととらえるだけ好調なんだろう」と目を細めるばかりだ。
 4番本命の小久保がキャンプ終盤に腰を痛めて調整段階の中、清原はオープン戦全戦で先発4番、打率3割8分5厘と快調に飛ばしている。山本ヘッドコーチも「このままいったら勝負してくれなくなるんじゃないか」と認める主砲の決勝弾でチームも5連勝。6年ぶり開幕4番が、現実味を帯びてきた。【金子真仁】

さすが千両役者!開幕4番楽しみです。

清原 開幕4番決める豪快弾

2005-02-24 13:04:14 | 清原和博
巨人・清原和博内野手(37)が23日、白組の4番・一塁で出場した紅白戦の4回にシコースキーから左翼へ本塁打を放った。桑田真澄投手(36)との「KK対決」となった第1打席は見逃し三振に倒れたが、千両役者は見せ場を用意していた。あす25日のキャンプ打ち上げを前にした“今季1号”。26日の楽天とのオープン戦(大分)でも4番として出場することが濃厚となった。

 これが4番・清原の答えだ。4回2死。シコースキーの初球、142キロ直球をはじき返した。右ひざを折り曲げ、強引なフルスイングではなくコンパクトに振り抜く。左翼スタンドに消えた打球が、05年度版・清原の充実ぶりを物語っていた。

 「桑田はええ球投げとったよ」。試合後は自身の一発ではなく、桑田の好投に言及した。98年2月25日の紅白戦以来となるKK対決は2回。見逃し三振に倒れたが、次打席にさらなるハイライトを用意していた。腰痛で欠場した小久保の代役4番でも、千両役者ぶりは健在だった。

 「飛ばないボール」も関係ない。試合前のフリー打撃は27スイングでサク越え0本だったが、試行錯誤の時間は終わりに近づいている。広島・長島スコアラーは「コンパクトにパチンという感じ。それであれだけ飛ばすんだから。ケガさえなければ30本塁打は軽くいくはず」。堀内監督も「シンでとらえりゃ関係ないよ」と話した。

 気合の5厘刈りでキャンプイン。3日に1度、宿舎で自らバリカンで刈る髪の毛は、いまや極限までの短さだ。そんな気合の清原イズムはリーダーとしての行動につながる。試合前には5番・ローズが打順降格と勘違いしてベンチで爆発。3番へのプライドからの怒りと見られ、ついには外野グラウンドに座り込んでしまった。すかさず駆け寄ったのが清原。「気にすんなよ」。肩に手をおいてなだめる姿には男気があふれていた。

 小久保の離脱でオープン戦の“開幕4番”は決定的。しかし、あくまで4番の最有力候補が復帰するまでの時限措置に変わりはない。東京はこの日が春一番。清原自身も春満開のその日まで、気合でバットを振り続ける。

 ≪桑田「楽しかった」≫ブレーキのかかったカーブが外角低めに決まった。桑田は2回に清原から見逃し三振を奪うなど2回を完全投球。「気持ちよく投げられた。これから野球が始まるという気持ちになったし、気が引き締まったね」と手応えの笑みを浮かべた。

 今キャンプ初めての実戦登板。MAX138キロながら、威力のある直球と変化球の制球力は抜群だった。初回2死からスライダーで高橋由のバットを折って一ゴロ。2回には清原をカーブ、ローズを直球で連続見逃し三振に。久々のKK対決を「清原?思い切り直球を投げて思い切り振ってくれたし、楽しかったね」と余裕の笑顔で振り返った。

 「コントロールもいいし、球の切れもいい。期待できる。(オープン戦は)何回かスタートになるだろう」と堀内監督。先発ローテーション入りへ、背番号18が幸先のいいスタートを切った。

清原「とんぼ」卒業し新曲聞かせます

2005-02-13 12:14:43 | 清原和博
「とんぼ」を卒業!  巨人清原和博内野手(37)が打席に入る際のテーマソングを変更することが11日、明らかになった。01年から歌手長渕剛の「とんぼ」の曲を採用していたが、キャンプ前に都内のスタジオでオリジナル曲を製作。新テーマソングには愛息・正吾君(2)の肉声も挿入されている。完全復活へ、肉体改造や防具着用など次々と新境地を切り開いている清原が切なる思いを新曲に託した。4月1日の開幕広島戦。東京ドームで「ニュー清原ソング」を背に、05年初打席へと向かう。
 清原がテーマソング「とんぼ」を卒業する。
 東京ドームで清原が打席に入る際、右翼スタンドを中心にG党の「♪オウオウオウオウ~」の大合唱がすっかり定着しているが、復活にかける05年は新曲で打席に入る。「長渕さんのとんぼの曲には、どれだけ励まされたか数知れないなあ。少し寂しさはあるけど、ニュー清原という意味で、今年は新しいテーマソングで打席に立つ。一からのスタートや、という気持ちもあるから」。清原は切なる思いを打ち明けた。
 ♪オレはオレであり続けたい、そう願った。死にたいくらいにあこがれた東京のバカヤローが…
 「とんぼ」には数々の思い出がある。ファンにも清原と言えば「とんぼ」のイメージが浸透していた。清原は故障で苦しんだり、逆境では必ず「とんぼ」を聴いてきた。「バカヤローが…」と歌を口ずさんで、悔しさのあまり泣いたこともある。そして「見てろ! 」と唇をかんで、次へのエネルギーにしてきた。兄貴と慕う長渕剛からは、携帯電話の留守録に、生歌で激励されたこともあった。
 そんな思い入れがある曲を卒業するのだから、「今年はやる」という決意は半端ではない。こんなところにも復活にかける気持ちが表れている。「野球選手はグラウンドで活躍して、なんぼの世界やから。言葉でいろいろ言うよりも、とにかく結果を出さないといけないと思っている」。
 キャンプ前の1月に都内のスタジオで製作した。多くの選手が採用しているのは既製曲だが、選手自身のオリジナルとなると異例だ。ヒップホップ系で、曲の最後には2歳の正吾君が「ガンバレ~キヨハラ」と声を吹きこんでいるのが最大の特徴だ。堀内監督のスピードアップの方針で、わずか10秒だがその中に収録してある。
 「ファン、家族と一緒に戦う。そんな気持ちを込めて…」。
 ヘルメットに正吾君のプリクラを張って、ロッカールームには写真を置いている。試合前には必ずその写真を見て、自らに気合を入れてきた。愛息の声援はファンとともに清原の力の源だ。「テーマソングに負けないように迫力あるプレーを見せたるよ」。4月1日の開幕戦。「ファースト清原」の場内アナウンスの後にかかるテーマソング。家族のファンの声援を背に、復活イヤー初打席へと向かっていく。

飛ばないボール叩っ斬る!清原が“ボンズバット”導入

2005-02-10 18:59:43 | 清原和博
“飛ばないボール”に苦悶(くもん)する巨人・清原和博内野手(37)が、“飛ぶバット”を本格導入することが9日、明らかになった。米大リーグのバリー・ボンズ(40)=ジャイアンツ=も使用するオリジナル・メープル・バット社の「SAM(サム)メープルバット」がそれ。10日に同社のサム・ホールマン社長(62)が、バット10本を携えて宮崎の巨人キャンプを電撃訪問し、清原に手渡す予定。番長が“ボンズバット”で反撃ののろしを上げる。

 黒光りの本体に金のコウモリマーク。米国内で“バットマン”と呼ばれるオリジナル・メープル・バット社の通称『SAM』バットが、ついに清原の手元に届く。

 「清原さんからもお問い合わせをいただいております。10日に社長がバット10本程度を持参し、巨人を訪問する予定です」

 同社の日本総代理店関係者が明かした衝撃の事実。米国からホールマン社長が直々に“清原詣で”するという異例の来日スケジュールだ。

 窮地にあえぐ清原の熱望でもあった。今季から“飛ばないボール”を導入する巨人。「力のないヤツのホームランが減るだけや」と豪語していた清原も、フリー打撃では快音が減ってしまった。「(球が)硬い感じ。バットの先だと20~30メートルは飛距離が違う」と番長にはあるまじき弱音さえ聞かれた。

 だが、そこは清原。黙って手をこまねいてはいない。目を付けたのが、昨季も試合前の練習で使用していたボンズ愛用の『SAM』バットだった。

 「太くて軽い割には硬く、反発係数が高い。ただ(完成品は)100本中、20本あるかないか」(同関係者)。カナダ産の中でも厳選されたメープル(カエデ)だけを使用し、大量生産は困難という。日本では、新庄(日本ハム)だけが今季使用予定で、同社の戦略では今後も清原、松中(ソフトバンク)に限定する方針。選ばれし者だけが手にできる逸品だ。

 清原は数年来、M社とバット契約を結んでいるが、今季は契約未更新。届けられたホッカホカの“ボンズバット”を試打した上で使用バットを選定する。

 休日のこの日は休養に努めた番長。コウモリマントは着ないが、コウモリバットが火を噴くか。秘密兵器を手にした清原が“バットマン”として復活する。

内角攻めに清原武装で対抗

2005-02-03 13:06:55 | 清原和博
巨人清原和博内野手(37)が“完全武装”を整えた。2日の打撃練習で左ヒジにヤンキースのA・ロドリゲスが使用しているゴム製のプロテクター、両手首にリストガードを着用。死球の衝撃をやわらげる防具をテストした。昨年6月に阪神安藤から死球を受けて左手小指骨折で戦線離脱。復活を期す今季へ向けて、あらゆる対策を施すために防具テストに踏み切った。通算死球数185は歴代1位だが、「ぶつけられても」打席に立ち続けるために武装した清原が登場する。
 復活にかける思いが、完全武装を決断させた。
 左ヒジにプロテクター、両手首には「握力も入りやすくなる」という一石二鳥のリストガードを着用しての打撃練習。「あんまり違和感はなかった。これならいけるかも。A・ロッド(ロドリゲス)と同じものだから」と好感触を口にした。プロテクターは関係者に頼んで、ヤンキースのA・ロドリゲスが使用しているものを米国から輸入した。
 プロ19年間で通算死球数185は歴代1位。それでもヒジのプロテクター使用は打撃への影響を考慮して拒んできた。今回採用するのは腕にフィットするゴム製で、「バッティングは繊細やから」と話した。過去にも何度かヒジの防具をテストしたが、結局はスイングの際に違和感があるため使用しなかった。だが昨年6月、阪神安藤から死球を受け左手小指骨折で戦線離脱。「これまでは肉を切らせて骨を断ってきたが、ついに骨を折られたから。意識しないといけないと思ってる」。プロ20年目にして初めて故障防止に乗り出す意向を示した。
 「投手とは1対1の勝負。ケンカする相手に背中を見せることはできないよ。ボールを怖がったら負けや」。頭や顔付近以外のボールは逃げないポリシーがある。よける意識があっても本能的に向かっていくタイプ。その性格は変わらない。ホームベースから離れて外角球へ踏み込んでいくスタイルだけに、内角球は避けようにも避けられないことがある。
 鍛え上げた肉体でカバーできる自信はある。だが少しでも衝撃をやわらげるものがあれば、大ケガを防げる。アクシデントで戦線離脱すればフル出場の目標ばかりか、チームにも迷惑をかける。親交があるボンズ(ジャイアンツ)からは関係者を通じて「死球は強打者の宿命だけど、危ないボールがきたらバットを手から離した方がいい」のアドバイスも受けた。「ケガしないように防げるものは、防ぐようにする」。この日もフリー、マシン打撃にノック、走塁練習などフルメニューを消化。復活への準備は着々と進んでいる。