趣味の日記

30歳を機にサラリーマンを辞めて2代目自営業を営む店長の自由気ままな生活を書いていきます

内角攻めに清原武装で対抗

2005-02-03 13:06:55 | 清原和博
巨人清原和博内野手(37)が“完全武装”を整えた。2日の打撃練習で左ヒジにヤンキースのA・ロドリゲスが使用しているゴム製のプロテクター、両手首にリストガードを着用。死球の衝撃をやわらげる防具をテストした。昨年6月に阪神安藤から死球を受けて左手小指骨折で戦線離脱。復活を期す今季へ向けて、あらゆる対策を施すために防具テストに踏み切った。通算死球数185は歴代1位だが、「ぶつけられても」打席に立ち続けるために武装した清原が登場する。
 復活にかける思いが、完全武装を決断させた。
 左ヒジにプロテクター、両手首には「握力も入りやすくなる」という一石二鳥のリストガードを着用しての打撃練習。「あんまり違和感はなかった。これならいけるかも。A・ロッド(ロドリゲス)と同じものだから」と好感触を口にした。プロテクターは関係者に頼んで、ヤンキースのA・ロドリゲスが使用しているものを米国から輸入した。
 プロ19年間で通算死球数185は歴代1位。それでもヒジのプロテクター使用は打撃への影響を考慮して拒んできた。今回採用するのは腕にフィットするゴム製で、「バッティングは繊細やから」と話した。過去にも何度かヒジの防具をテストしたが、結局はスイングの際に違和感があるため使用しなかった。だが昨年6月、阪神安藤から死球を受け左手小指骨折で戦線離脱。「これまでは肉を切らせて骨を断ってきたが、ついに骨を折られたから。意識しないといけないと思ってる」。プロ20年目にして初めて故障防止に乗り出す意向を示した。
 「投手とは1対1の勝負。ケンカする相手に背中を見せることはできないよ。ボールを怖がったら負けや」。頭や顔付近以外のボールは逃げないポリシーがある。よける意識があっても本能的に向かっていくタイプ。その性格は変わらない。ホームベースから離れて外角球へ踏み込んでいくスタイルだけに、内角球は避けようにも避けられないことがある。
 鍛え上げた肉体でカバーできる自信はある。だが少しでも衝撃をやわらげるものがあれば、大ケガを防げる。アクシデントで戦線離脱すればフル出場の目標ばかりか、チームにも迷惑をかける。親交があるボンズ(ジャイアンツ)からは関係者を通じて「死球は強打者の宿命だけど、危ないボールがきたらバットを手から離した方がいい」のアドバイスも受けた。「ケガしないように防げるものは、防ぐようにする」。この日もフリー、マシン打撃にノック、走塁練習などフルメニューを消化。復活への準備は着々と進んでいる。

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