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清原 開幕4番決める豪快弾

2005-02-24 13:04:14 | 清原和博
巨人・清原和博内野手(37)が23日、白組の4番・一塁で出場した紅白戦の4回にシコースキーから左翼へ本塁打を放った。桑田真澄投手(36)との「KK対決」となった第1打席は見逃し三振に倒れたが、千両役者は見せ場を用意していた。あす25日のキャンプ打ち上げを前にした“今季1号”。26日の楽天とのオープン戦(大分)でも4番として出場することが濃厚となった。

 これが4番・清原の答えだ。4回2死。シコースキーの初球、142キロ直球をはじき返した。右ひざを折り曲げ、強引なフルスイングではなくコンパクトに振り抜く。左翼スタンドに消えた打球が、05年度版・清原の充実ぶりを物語っていた。

 「桑田はええ球投げとったよ」。試合後は自身の一発ではなく、桑田の好投に言及した。98年2月25日の紅白戦以来となるKK対決は2回。見逃し三振に倒れたが、次打席にさらなるハイライトを用意していた。腰痛で欠場した小久保の代役4番でも、千両役者ぶりは健在だった。

 「飛ばないボール」も関係ない。試合前のフリー打撃は27スイングでサク越え0本だったが、試行錯誤の時間は終わりに近づいている。広島・長島スコアラーは「コンパクトにパチンという感じ。それであれだけ飛ばすんだから。ケガさえなければ30本塁打は軽くいくはず」。堀内監督も「シンでとらえりゃ関係ないよ」と話した。

 気合の5厘刈りでキャンプイン。3日に1度、宿舎で自らバリカンで刈る髪の毛は、いまや極限までの短さだ。そんな気合の清原イズムはリーダーとしての行動につながる。試合前には5番・ローズが打順降格と勘違いしてベンチで爆発。3番へのプライドからの怒りと見られ、ついには外野グラウンドに座り込んでしまった。すかさず駆け寄ったのが清原。「気にすんなよ」。肩に手をおいてなだめる姿には男気があふれていた。

 小久保の離脱でオープン戦の“開幕4番”は決定的。しかし、あくまで4番の最有力候補が復帰するまでの時限措置に変わりはない。東京はこの日が春一番。清原自身も春満開のその日まで、気合でバットを振り続ける。

 ≪桑田「楽しかった」≫ブレーキのかかったカーブが外角低めに決まった。桑田は2回に清原から見逃し三振を奪うなど2回を完全投球。「気持ちよく投げられた。これから野球が始まるという気持ちになったし、気が引き締まったね」と手応えの笑みを浮かべた。

 今キャンプ初めての実戦登板。MAX138キロながら、威力のある直球と変化球の制球力は抜群だった。初回2死からスライダーで高橋由のバットを折って一ゴロ。2回には清原をカーブ、ローズを直球で連続見逃し三振に。久々のKK対決を「清原?思い切り直球を投げて思い切り振ってくれたし、楽しかったね」と余裕の笑顔で振り返った。

 「コントロールもいいし、球の切れもいい。期待できる。(オープン戦は)何回かスタートになるだろう」と堀内監督。先発ローテーション入りへ、背番号18が幸先のいいスタートを切った。

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