みさきの日記

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ZARD 坂井泉水さんの「死」について思うこと

2013-02-23 05:53:03 | 日記
私は坂井泉水さんが大好きです。

だからあえて彼女の死について書いてみたいと思います。

報道によると、坂井さんは子宮頸がんで手術を行われたあと、しばらくして肺に転移が見つかり、抗がん剤での治療を受けていたそうです。

子宮を摘出するような大きな手術をしたあとの肺への転移というのは、病状としては「かなり厳しい」と考えざるをえないでしょう。

がんによって抗がん剤の効きやすさというのは異なると思うのですが、少なくとも、その状況での抗がん剤での治療は、悲しいけれど「根治」の可能性はかなり低かったのではないかと思います。

おそらくそれは、坂井さんにも知らされていたはずです。

そして、まだ40歳という坂井さんの若さを考えると「対症療法(病気そのものを治療するのではなく、麻●などを使って、痛みや苦しみを緩和すること)で、なるべく安らかな死を迎える」ことよりも、「可能性は低くても、強い抗がん剤を使って、がんを根治出来る可能性に賭けた」のではないかと思います。

その選択は、妥当なものだと考えますが、坂井さんは癌そのものの症状だけでなく、抗がん剤の副作用などでも苦しめられていたのかもしれません。

坂井さんの死が「自●」だったのか「事故」だったのか、本当のところはわかりませんが、坂井さんのご家族や担当医にとっては、「抗がん剤の治療ではなく、緩和ケアをしてあげていればよかったのではないだろうか」という後悔の念は残ったと思います。

治療を希望されたのは坂井さん自身だったとしても。

そして、坂井さんの死に関して「病院の管理体制が」などという「責任問題」になってしまうのは、ちょっと違うのではないかという気がします。

「患者さんが自●(あるいは事故死)してしまう可能性があるから」ということで、閉鎖病棟に閉じ込めたり、常に監視するというのは不可能ですし。

ギリギリまでがんと闘ってきた坂井さんの「最後の死因」が事故死だったのか自●だったのか、というのは、そんなに意味があることなのでしょうか?

癌に、しかも肺への転移もみられ厳しい状態の癌の「苦しさから逃れるために自●してしまった」からといって「弱い人間」だってことにはならないだろうし、むしろ、ここまで頑張ってこられたことのほうが、すごいことじゃないかと思うのです。

医療側としては「あってはならないこと」ではあるのでしょうが。

戦場で重傷を負って、手の施しようがなくなってしまった兵士が、苦痛から逃れるために自分に銃を向けても、それは「自●」とは言い難いのではないでしょうか。

もちろん「本当の病状」も「真相」もわからないのだけれど、他●の可能性や医療事故・ミスなどの可能性が無いのであれば、実質的には「病死」だと考えるべきではないかないでしょうか。

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