日刊SPA! 2013年12月11日09時07分
消費税率アップを控え、都心部で流行りの高層タワーマンションや、郊外のオシャレ住宅街の一戸建てに駆け込み需要が集まっている。
しかし、そんな一生の買い物の先には、上層階の億ション住民の横暴や、先住民の陰湿なイジメが……。
ご近所付き合いに悩む新住民たちによる、悲鳴交じりの証言を聞け!
【神奈川県】東急田園都市線沿いの人気エリア
◆居住階数のカースト制と陰湿なママ友からのイジメ
東急田園都市線の、オシャレで緑あふれる人気の某駅周辺地域。
ロンドンの都市をモデルに開発され、スノッブなファミリー層に話題のエリアである。
2年前ほど前、この地に居を構えることになった荒井志乃さん(仮名・38歳)ファミリーが購入したのは、築年数は古いもののフルリノベーションされた中古マンションだ。
優雅な生活を夢見て引っ越してきたのも束の間、異様なママコミュニティの洗礼を浴びることとなった。
「庭がある家に憧れて、テラス付きの1階の部屋に即決しました。ほどなくして、マンションのママ会なるものに招かれることになったのですが……」
開催されたのは、マンション最上階に君臨するリーダー格のママ宅。
同世代の子を持つママと、その子供たちが数人集まった。
自己紹介のときから、その馬鹿げた“格付け”に辟易したと言う。
「ママたちは皆、名字の前に階数をつけて呼び合うんです。居住階数が、まさに階級。低層階になるにつれ、心なしか謙虚になっていくんです。私は“1階の荒井さん”ですから、もちろん最下層。親だけならまだしも、子供たちにまで階数をつけるのには呆れました」
いい気はしなかったが、これもご近所付き合いだと我慢を続けていた荒井さん。
「ママ会が我が家で開催されるのを懸念して、『うち、収納が少なくて部屋が全然片付かないんです』と言い訳がましい発言をしたんです。そうしたら、『おたくは玄関横にウォークインクローゼットがあるじゃない』と。あれ、私いつ間取りの話をしたっけ……と薄ら寒いものを感じました」
実は、マンションに空き部屋が出るとママ軍団は連れ立って内見に行くのが行事。
入居前から、その住居の隅々まで内見ならぬ内偵されていたということなのだ。
◆低レベルな嫌がらせはボスへの付け届けで終息
同じ居住空間で孤立するのが怖く、細心の注意を払って付き合いを続けてきた荒井さん。
しかし、ある日うっかり粗相をしてしまう。
「定例お茶会をドタキャンしてしまったのです。それから小さな嫌がらせが始まりました」
ママたちと顔を合わせても、そそくさと避けられるように。
回覧板はいつしか回ってこなくなり、ポストに不要なチラシなどが詰め込まれることも……。
些細で低レベルな嫌がらせが始まったのだ。
「憧れだったテラスには、上の階からベランダのゴミやプランターの土が降ってくることも……。駅の駐輪場に停めておいた電動自転車の電源を勝手に付けっぱなしにされて、坂を押して帰ったことも一度や二度ではありません」
さすがにこれはどうにかしないとマズいと思い、リーダー格のママ宅を訪れた荒井さん。
都内某有名店の焼き菓子を手みやげに、お茶会欠席の件を詫びると、嫌がらせがぱったりとなくなったとか。
だが、ママ友の顔色を窺い神経を擦り減らす日々は今も続いている。
転売して別の街に引っ越そうか夫と毎晩話し合う日々だという。
高層マンションはストレスのたまり場ですか?
消費税率アップを控え、都心部で流行りの高層タワーマンションや、郊外のオシャレ住宅街の一戸建てに駆け込み需要が集まっている。
しかし、そんな一生の買い物の先には、上層階の億ション住民の横暴や、先住民の陰湿なイジメが……。
ご近所付き合いに悩む新住民たちによる、悲鳴交じりの証言を聞け!
【神奈川県】東急田園都市線沿いの人気エリア
◆居住階数のカースト制と陰湿なママ友からのイジメ
東急田園都市線の、オシャレで緑あふれる人気の某駅周辺地域。
ロンドンの都市をモデルに開発され、スノッブなファミリー層に話題のエリアである。
2年前ほど前、この地に居を構えることになった荒井志乃さん(仮名・38歳)ファミリーが購入したのは、築年数は古いもののフルリノベーションされた中古マンションだ。
優雅な生活を夢見て引っ越してきたのも束の間、異様なママコミュニティの洗礼を浴びることとなった。
「庭がある家に憧れて、テラス付きの1階の部屋に即決しました。ほどなくして、マンションのママ会なるものに招かれることになったのですが……」
開催されたのは、マンション最上階に君臨するリーダー格のママ宅。
同世代の子を持つママと、その子供たちが数人集まった。
自己紹介のときから、その馬鹿げた“格付け”に辟易したと言う。
「ママたちは皆、名字の前に階数をつけて呼び合うんです。居住階数が、まさに階級。低層階になるにつれ、心なしか謙虚になっていくんです。私は“1階の荒井さん”ですから、もちろん最下層。親だけならまだしも、子供たちにまで階数をつけるのには呆れました」
いい気はしなかったが、これもご近所付き合いだと我慢を続けていた荒井さん。
「ママ会が我が家で開催されるのを懸念して、『うち、収納が少なくて部屋が全然片付かないんです』と言い訳がましい発言をしたんです。そうしたら、『おたくは玄関横にウォークインクローゼットがあるじゃない』と。あれ、私いつ間取りの話をしたっけ……と薄ら寒いものを感じました」
実は、マンションに空き部屋が出るとママ軍団は連れ立って内見に行くのが行事。
入居前から、その住居の隅々まで内見ならぬ内偵されていたということなのだ。
◆低レベルな嫌がらせはボスへの付け届けで終息
同じ居住空間で孤立するのが怖く、細心の注意を払って付き合いを続けてきた荒井さん。
しかし、ある日うっかり粗相をしてしまう。
「定例お茶会をドタキャンしてしまったのです。それから小さな嫌がらせが始まりました」
ママたちと顔を合わせても、そそくさと避けられるように。
回覧板はいつしか回ってこなくなり、ポストに不要なチラシなどが詰め込まれることも……。
些細で低レベルな嫌がらせが始まったのだ。
「憧れだったテラスには、上の階からベランダのゴミやプランターの土が降ってくることも……。駅の駐輪場に停めておいた電動自転車の電源を勝手に付けっぱなしにされて、坂を押して帰ったことも一度や二度ではありません」
さすがにこれはどうにかしないとマズいと思い、リーダー格のママ宅を訪れた荒井さん。
都内某有名店の焼き菓子を手みやげに、お茶会欠席の件を詫びると、嫌がらせがぱったりとなくなったとか。
だが、ママ友の顔色を窺い神経を擦り減らす日々は今も続いている。
転売して別の街に引っ越そうか夫と毎晩話し合う日々だという。
高層マンションはストレスのたまり場ですか?
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