みさきの日記

主に芸能関係の記事から気になったものをとりあげています。よかったら読んで下さいね。

絵本のはなし

2013-02-12 00:27:15 | 日記
みなさん連休はいかがでしたか?

今日は私の大好きな絵本について書きます。

若干ネタバレを含みますがご了承くださいませ。

タイトルは、『The Giving Tree』

日本では『大きな木』と訳されています。

わりと有名なのでご存知の方も多いのではないでしょうか?

このお話との出会いは中学のときです。

英語弁論大会に出場することになり、指導担当の先生が選んでくださったのが、このお話でした。

夏休み中はもちろん、新学期が始まってもそれはそれは毎日練習していたので、今でも原文できちんと覚えています。

この間ふと思い出して、まだ言えるかなーなんて軽い気持ちで内容をふりかえってみたのですが…

なんて素敵な話なんだろうと、今になって改めて思いました。

どんどん大きくなっていく少年と、それを愛し続けるりんごの木。

人間は時間とともに成長して変わっていって、いずれは消えてしまうけれど、
大きな木は昔も今も、ずっと同じ場所で少年を待ち続けているんですよね。

少年は大人になるにつれて、精神的にも物理的にも木から離れていってしまいますが、時間の流れには逆らえない。

彼をどうやっても止めることができない。

でもやっぱり彼が好きで、彼が幸せならそばにいられなくてもそれでよくて、決して彼を責めずに、寂しさを自覚しながら目を背け続けるりんごの木の気持ちとか、うまく言えませんが、胸の奥がきゅーってなります。

中学のときは、この話は自分にとってただの「課題」に過ぎませんでした。

作者がこの話になにを託したのかなんて考えもしなかったし、正直

「あーはいはい美しいお話ですねー」

くらいしか思ってなかったです。

私も少しは大人になったのかしら。

日本語に翻訳されたものもすでにいくつかありますが、原文も中学英語のレベルなので、ぜひ読んでみてほしいです。

ちなみに作者はシェル・シルヴァスタインというアメリカ人。

哲学的で考えさせられるような内容のものが多いみたいです。

「ぼくを探しに」「ビッグ・オーとの出会い」なんかもおすすめですよ!

みなさんも昔、お気に入りだった絵本ってありますよね!

大きくなってから読み返すと、昔とは違ったものが見えてくると思います。

素敵な絵本があったらぜひ教えてください。