木・うんちく

木材と人間の関わりを考えて思うままに・・・

202.新人教育(木材の知識基本編):針葉樹と広葉樹の違いその3

2019-01-09 17:54:42 | ウッドデッキ

広葉樹は針葉樹よりも繁栄し、生存競争では勝ち組になります。
しかし、人間にとってはその性質ゆえに、使われたのは針葉樹よりも後からになります。

広葉樹の特性として、次の三つがあります。

1.木が堅くて強度がある
広葉樹は英語にするとは「ハードウッド」になり、基本的には堅い木です。
(例外もあります。世界で一番柔らかい木はハードウッドのバルサになります)
そのため多くの人が通る屋外用のデッキに使われたりします。

2.耐久性の高い木が多い
熱帯雨林に生えているハードウッドは(そもそも熱帯雨林には針葉樹はほとんど生えていませんが)、
腐朽菌から見を守るために、独特の成分を木材にため込んでいるため、
人工木材以上の耐久性がある木が多くあります。
例えば、デッキに使われるウリンであれば30年以上、船の甲板に張られるチーク材は50年の耐久性があります。

3.塗装すると綺麗
針葉樹は塗装しなくて白木の仕上げにしても綺麗ですが、広葉樹は塗装する前は
「お前、何か不満があるのか」と言う雰囲気のくすんだ色をしています。
それが塗装をすると、画期的に綺麗に変身します。
かくて、家具やフローリングには圧倒的に広葉樹が使われます。
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