木・うんちく

木材と人間の関わりを考えて思うままに・・・

27. 接合金物を作る

2013-03-16 10:12:47 | ウッドデッキ
デッキの床下構造の束と大引きを接合する際に、金物を使います。
市販のものでシンプソン社製の接合金物を試験的に使ってみたところ、
種々の不具合があり、結局型を起こして金属工場に作ってもらうようにしました。



ポイントは
・市販のものより厚みを大きくくした
・さらに強度を増すためにリブ加工を入れた
・手に触るところはすべてアールを取って、安全な作業ができるようにした
・自動車用の電着塗装を施した。
・ハードウッド用の径の太いビスでも使えるようにした。
以上のことで、プロから一般の人まで使える接合金物が誕生しました。

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26. 外付け蝶番(丁番)を作る:エイジングその2

2013-03-02 11:32:14 | ウッドデッキ


日本ではドアの蝶番と言うとほとんどの物が外から見えないようにドアの内側に入ったタイプしかありません。
それはそれで見栄えは良いのですが、強度的に弱いと言う欠点があります。
特にエクステリアにはこれらの蝶番は使えません
(人がぶら下がっても垂れないだけの強度が必要ですので)。

そのため、門扉の注文があると往々にしてこれらの蝶番を製作しなければならなくなります。

この写真の例は150年前のアメリカ西部で作られた牧場の使いこまれた門扉の雰囲気で作ってくれと言われて製作したものです。

門扉も支柱もそれなりに古くみせて、
蝶番だけでなく、固定するコーチボルトも6角頭を潰して鍛冶屋仕事のようにしています。
(もちろん屋外設置の構築物ですので金属も木材も強度や耐久性は確保しています)
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