木・うんちく

木材と人間の関わりを考えて思うままに・・・

234.手摺

2020-07-09 17:56:03 | ウッドデッキ
昨日、役所の入札物件で手摺の見積もり依頼がありました。
図面を送ってもらって確認すると。
設置場所は建物の一階手摺で屋外仕様が必要な場所ですが、
図面の納まりは内装の仕様です。
仕様変更ができないとのことでしたので、この物件は、お断りをしましたが、
恐らく実際に落札される業者さんは、この図面のとおりに下請け施工させて、
結果的に木材が早期腐朽して、「やっぱり木材はだめだよね。」と言うことになりがちです。
屋外と内装では木材の仕口や納まりは異なりますので、
ベストの方法は事前にご相談頂くことです。

ちなみにこの写真は弊社の設計施工物件。

設計事務所やお客様と打ち合わせして、
ご希望の雰囲気に製作しますが、これは屋外仕様の設計です。
材種はウリン。
一般住宅や家具のような仕口にすると、水が滞留して腐りやすい状況になります。
さらに外部では木材が膨張収縮のために変形して手摺が外れやすくなりますので、その対策も必要です。
屋外の木製施設の設計が必要な場合は弊社の屋外木製施設事業部にご相談下さい。
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233.ウッドデッキを改修する

2020-04-22 08:58:38 | ウッドデッキ
ウリンのデッキです。

新設ではありません。

ここにはもともと別のデッキがありました。
構造は金属です。
でも木部は耐久性のない木材で作られています。
一般的に、工務店さんや大工さん、さらに設計事務所さんでも
屋外用木材のことについてはご存じない方が多く
(ビフォーアフターの番組でもとんでもない材種でデッキを作られたりしています)、
結果的に木部は腐朽してしまいました。

本来は、ここで、「材種の選定が間違えていた」と思わないといけないのですが、
たいていの場合、「だから木材は使うのはダメだ。次は人工木材にしよう。」
と言うことになり、ウリンの方が人工木材よりも耐久性があると言うことをしらないまま、
一生を終えられる方が多いのですが、今回はラッキーなことが二つありました。

一つ目のラッキーなことは構造が金属であったことです。
これであれば簡単に木部だけをやり直すことができます。

二つ目は、お客様がウリンの耐久性が抜群であることを理解されて、
ウリンへの交換を希望されたことです。

かくて、これが最初の状況

使っていたのは杉の足場板でした・・・屋外に使える木材ではありませんが、意外と使われる工務店さんが多いです。


木部の手摺は足元が腐っていて危険な状況でした

床板を外した時の金属構造材の状況

これが元の状況です。


金属部分も再塗装して綺麗にし直しました。

それを貼り替えるとこのようになります。

金属手摺も一部に木材を使っておしゃれに変身。

木部の柱は弊社の特許のハイテンションジョイントで強固に床板と緊結されています。

詳しくは担当者ブログをご覧下さい。
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232.世界で一番短い手紙は何か

2020-02-18 17:09:14 | ウッドデッキ
手紙の中で、短い文章で内容を適格に伝えると言うのはなかなか難しく、
昔学校で習った短い手紙に二つの例があります。
この二つは有名なので誰でも知っているのですが、
50年前にその世界記録を塗り替えた手紙があり、
当時、それを海外ニュースで知った私が驚いた記憶がありましたが、
それが、今はネットで調べてもどこにも出ていません。
このままでは世界記録がなくなってしまうのでないかと言う心配からあえて記載することにしました。

まず世界最初の短い手紙はジュリアスシーザーが今のトルコでの戦争の様子をローマに送った
「Veni, Vidi, Vici (来た、見た、勝った)」です。
韻を踏んでなかなか簡潔でリズム感があり、ユーモアも感じられてシーザーらしい名文です。

2千年近くの間、この記録は破られませんでしたが、
19世紀のフランスのユーゴーが自分の書いた小説「レ・ミゼラブル」
の売れ行きを心配して出版社に送った手紙「?」に対して
出版社が「!」で返した手紙で、
この一文字ですべてが表現されたことからこれよりも短い手紙は現れないだろうと思われていました。

ところがこの記録は1960年代だったか1970年代だったかに破られます。
(ネットで調べてもこの時のニュースの記載が出てきませんので私の記憶が頼り)
当時のニュース記事にはこう書かれていました。
「世界で一番短い手紙として知られているビクトルユーゴーと
その出版社とのやりとりの手紙「?」「!」以上の短い手紙はあり得ないと思われていましたが、
このほどイギリスで、スト中の部下が管理職の上司に出した手紙が、
世界で最も短い手紙の新記録となった。」と記載されていました。

実際の手紙の内容はと言うと、これが文章の中身がなかったのです。
その手紙には何らの文章が記載されておらず、手紙の出だしの「拝啓」と言う字と
手紙の締めくくりの「敬具」と言う字が記載されていました。

・・・・日本語では何のことか分かりませんが、これを英語で書くと
「拝啓」は「親愛なる上司殿」と書きます。
それで「敬具」に該当する英語は「あなたの忠実な従僕」と書きます。
つまり文章の中身はなくても、この拝啓と敬具だけで、この部下は
「スト中ですが、私はあなたに変わらぬ忠誠を誓っています。」と言う意味になります。
・・・・イギリス人らしいユーモアの入った手紙だと思うのですがねぇ。新記録とは認められなかったのなかなぁ。
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231 .楽天の送料無料のトラブルの後ろに隠れている大きな問題点

2020-02-18 16:43:02 | ウッドデッキ
楽天の送料無料について、店舗と楽天側とでもめています。
あまり一般には報道されていないようですが、一番大きな問題が表には出てきていません。

一番大きな問題は、楽天が自社の都合でシステムをころころ変更し、
店舗側は、そのシステム変更に多大のエネルギーと費用がかかり、
楽天の横暴とも言える強引さに、店舗側が嫌気をさしてきたと言うことです。

このころころと変わるシステムが店舗側にとってメリットのあるものであれば、
店舗も納得して費用がかかっても、手間がかかってもついていくでしょうが、
実際には店舗側にはデメリットばかりが発生し、
それでいて利用料金だけが値上げされていくと言うのが問題で、
さらに、これらの問題点なり楽天のミスなりを聞くような目安箱的なものを形の上だけ設置して、
実際はその返事をまともにしないと言う楽天側の態度に、
20%近くの高額な利用料を結果的に支払っている店舗側のこれまでの不満が一挙に噴き出したと言うところでしょう。

昔、パナソニックが松下電器と言う名前の時代に、全国の代理店を集めて会議をした時に、
代理店から不満が噴出し、最初は代理店側の努力不足と言う対応をしていたものが、
松下幸之助は代理店の話をよくよく聞いて内容を分析した結果、
これら問題点の多くは松下電器側の問題点であると認め、
大幅な改善策を取り、
松下電器の大きな分岐点になった有名な熱海会議と言うものがありました。

今回の騒動も三木谷社長にとっては楽天の熱海会議なんだろうと思います。
ただ、松下幸之助は代理店の声に真摯に耳を傾けましたが、
三木谷社長の場合は、店舗のオーナーを集めた会議では、
質疑応答はなしで、ご自分の考えだけを説明されたと言う記事を新聞で読みました。
実態を知ろうとする経営者とそうでない経営者との違いが明確に表れていますが、
「松下幸之助のようなやり方では、今の動きの速いネットの世界では生きていけない。」
と言う考えもあるのかもしれません。
しかし、店舗側の不満がより大きくなる要因になっているのも事実です。

※先日、辛坊治郎さんが司会をしている深層ニュースで、
楽天の「罰金制度」のことも取り上げられていましたが、一般常識的には大したことのないミスや契約違反(お客様の振り込みの口座を自社の取引銀行に誘導した)で、契約を盾に140万円の罰金を科すようなことをやめて欲しいと楽天ユニオンの代表者が問題提議をしていました。

第三者的に考えると、店舗が完全に順守することが難しいような多くの細かい規則を作り、
それを店舗が一部でも守らなかった時は多額の罰金を取ると言うような施策は、店舗を支配下に置くと言うことでは有効な方法かもしれません。
しかし、このような他人の不幸は自分の幸せのような方策は商売の哲学としてはどうかと思うところはあります。
ユニオンの代表者が「楽天と店舗が共に繁栄していくようになりたい。」と言っていたのは、まさにこのことだろうと思います。
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230.コンクリートブロックを隠す目隠しフェンス

2020-02-15 09:21:13 | ウッドデッキ

目隠しフェンスの目的は、ほとんどの場合、
隣地とから見えないように視線を防ぐということです。
しかし時々、ブロック塀が無粋なので何とかしたいと言う目的の場合もあります。
今回の例はそんな目的の目隠しフェンスです。
玄関に続くアプローチの、これが施工前の状態。

新築物件でしたので、ブロックを設置される造園屋さんには
穴をあけたままの状態にしておいて頂きました。

それでこれが完成後の状態。

全く雰囲気が変わります。


詳しくは担当者ブログをご覧下さい。
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