木・うんちく

木材と人間の関わりを考えて思うままに・・・

258. 細目縦格子

2022-10-26 11:48:05 | ウッドデッキ
弊社は屋外の木製構築物を設計製造する会社です。
お客様の要望(用途・雰囲気・耐久性)をお聞きして提案をします。


今回の場合は、細目縦格子・・・和風にも洋風にも合います。
ウリン材を使っていますので30年~50年は腐りません。


風をもろに受けるところは透過率を大きく取る必要があり。
でも、目隠しにはしたい。こんな時に細目格子は手間はかかりますが、有効なフェンスです。
透過率が高くても正面以外は見えにくい特長があります。


内側から見るとこんな感じ。


詳しくは担当者ブログをご覧下さい。
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257.公園のベンチを修理する(人工木材を高耐久の木材に変更する)

2022-09-20 23:04:57 | ウッドデッキ
これは人工木材のベンチです。
ベンチの上で調理でもしたのでしょうが、焦げています。
(公園のベンチは何をされるか分からないところがあります)


この公園には、この人工木材のベンチが3基あったのですが、その内の一つが壊れてしまったので、
それを木で修理することになりました。
(人工木材は多くの場合、修理ができないケースが多いので)


桧を人工乾燥してK4と言う屋外用の加圧防腐処理を施し、
外部から金物が見えないハイテンションジョイント工法で1年前に取り付けました。
今はどうなっているか確認しましたが、全く緩んだところはなく非常に強固に取りついています。
(しかし外す時は下から簡単に外せるようになっています)。

官公庁関係で人工木材の修理は何度かしてきましたが、人工木材の欠点は、
総合的な耐久性がなく、さらに、人工木材は修理することが難しく、
結局、30年以上の耐久性のあるウリンのような高耐久のハードウッドか
20年以上の耐久性のある高耐久の加圧注入防腐処理を施した木で
修理しているのが実状です。
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256.ウクライナの復興資金をまかなう方法

2022-09-03 17:45:20 | ウッドデッキ

ロシアがウクライナに仕掛けた戦争は、当初はロシアの圧倒的な軍事力で占領されて終結と思われましたが、今はウクライナがかなりの勢いで反抗し、着地点が分からないところがあります。しかしどちらが優位になったところで、戦争が終結した時はウクライナに大きな破壊の爪痕を残すのは間違いないところです。

破壊されたウクライナの復興のためには西側諸国はかなりの金銭的な負担を強いられることになりますが、これは、不公平であることは間違いなく、さりとて加害者であるロシアはその復興資金を出す意志はありませんし、強制すれば、世界の貿易はストップするだけでなく、第三次世界大戦になってしまうかもしれません。

どのようにすればこの復興資金を捻出できるか。
・・・ロシアに出させるのではなく、西側諸国が出せば良いのです。
但し、その金額はロシアとの貿易の金額に応じて出せば良いのです。

つまりロシアから原油や天然ガスを購入している国は、その輸入金額の例えば10%を関税をかけ、その関税をウクライナ復興資金として拠出すればよいのです。
ですからロシアと取引のない国は拠出金を出す必要はなく、ロシアの天然ガスを欲しい国は、いくらでもロシアと取引してその分の10%をウクライナ復興資金として拠出すれば、良いのです。これはロシアから輸入する時だけてなく、ロシアに輸出する時も輸出税をかけて、同様に復興資金として拠出します。

もしロシアの輸出入の総金額が100兆円あるとすれば、その取引をした国が毎年10兆円拠出することになりますから、10年もすれば、ウクライナは完全復興できてさらに豊かな国になるでしょう。

しかし、ロシアと取引していてもその拠出金を出さない一党独裁の共産大国もあるのも事実です。そんな場合は、同様にその共産大国との取引した場合は、輸出入の金額の10%をウクライナ復興資金として拠出すれば良いのです。
そうすれば、拠出金の出し方に不公平がなく、ロシアも西側も負担することになりますから、第一次世界大戦後のドイツのようなことにはならないでしょう。
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255. 昆虫を木で作る

2022-08-25 09:29:01 | ウッドデッキ
弊社は屋外木製施設を作る会社です。
ですが、他で作ってもらうことができない場合は、相談がきます。
簡単なものでは水車を作ってくれないかとか、
世界最大の木を加工して設置してくれないかとか、
飛行機を作ってとかです。

この例は森林公園の展示館に昆虫を木で作ってくれとの依頼で作ったものです。
ナナホシテントウムシはこんな形になります。


これが展示する時はこんな感じ


クワガタとカブトムシは、子供が触って遊べるようにだったので、ちょっとデフォルメして簡単な構造にしています。


空中状態のとんぼはこんな感じです。


昆虫ではありませんが、森のふくろうは入口の丸太の上に乗っけました。


このような仕事は指定図面がありませんので、好きなように作れます。
職人は張り切る楽しい仕事になります。
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254. 運命を変えた森川先生のお勧めの本

2022-05-07 16:27:34 | ウッドデッキ

私が大阪府立豊中高校に在学の時に、森川和歌と言う風雅なお名前の独身の先生がおられました。
戦前、女学校の国語の教師をしておられて、戦後の学制改革で、男子中学との合併の際に、女子生徒を連れて豊中高校に来られた先生です。
生徒に教えることを生きがいにされていた凛としたところがありながら温厚な先生ですが、亡くなられた時に、恵まれない生徒の学資を補助する基金としてご自分の遺産1億4千万円を豊中高校に寄付をされました。
現役の時も亡くなられた後も、生徒のことをいつも考えておられた私の豊高時代の尊敬する先生の一人です。

その森川先生が、私が高校3年生の1月、高校の授業も残すところあと1週間と言う時に
古典の最後の授業で皆にこんなアドバイスをされました。

「今更ジタバタしても仕方ありませんが、堀辰雄のかげろうの日記と言う本があります。
薄っぺらい本ですので一日あれば読めると思います。何かの役に立つかもしれませんから読まれたらどうでしょうか。」

理科系から文科系へのドロップアウトコースに入っていた私は、学校は休憩場所と考えていて、
授業を真面目に受けていないことでは定評があったのですが、
いい加減受験勉強に飽き飽きしていたところに森川先生がこんな勉強をさぼる口実を与えてくれたものですから、早速この本を買い求めました。

平安時代の蜻蛉日記を現代語訳した内容で、私の最も嫌いなジャンルの本で、
通常であれば最初の1ページを読んだ段階ですぐに書棚に入ってしまう類でしたが、
なぜか最後まで楽しんで読み切ってしまいました。・・・その2カ月後に大学の入試があったのですが、

国語の試験の時に配られた問題を見て震えました。堀辰雄のかげろうの日記が、そのまま出題されていたのです。
しかも、本を読んでいれば100%理解できる内容で、ここだけは100点の回答ができました。

森川先生にはすぐに報告しましたが、半年後に、先生とまたお話をする機会があった時に、先生が私にこう言いました。

「私はすべての生徒に同じことを言いました。
しかし私の話を聞いて実行したのはあなただけでした。
およそ授業をまともに聞いていないあなただけが、あの本を読んで合格したことで、皆の中に不公平感がひろがっています。」

ちなみに私はその出題のところの配点は30点ぐらいだろうと思っていましたので、あの本を読んでいなければ半分ぐらいしか正解できなかっただろうと考えていました。
そのためもし私が合格した点が最低点よりも15点以上であれば、私の実力で合格したことになるし、それより下であれば、森川先生のおかげだろうと考えていました。

後日、大学の事務局に合格の時の私の得点を聞きに行きましたが、私の得点は最低点より14点上でした。
(合格者200人の中で順位は真ん中ぐらいでしたから、いかにボーダーのところに受験生が集まっていたかが分かります)

つまり、あの本を読んでいなければ、私はどん尻で合格していたか、1点差で落ちて、2期校に行っていたかのどちらかだったと言うことになります。
どちらが人生に良い結果だったかは、人間万事塞翁が馬で分かりませんが、森川先生のお勧めの本が私の運命を変えた本であったことは間違いないと思います。
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