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ぶぶのいる生活

なんか、変
どこか、変
ちょこっと、変
いつも、変
変人上等 唯我独尊 人生万事塞翁が馬

しあわせかい?

2010年10月05日 09時37分28秒 | 書き物 (;¬_¬)
        どんな時が幸せかを考える



お布団の中でぬくぬくまどろんでいる時

シュークリームを頬張っている時

植物に触れている時

お風呂でホヘ~っと伸びている時

家人と手を繋いでいるお散歩している時

無我の境地でパンチを繰り出している時

新しいウェアを可愛いと誉められた時

パコパコと文章を打っている時

美味し~い物を食べた時

映画の世界へ入り込んでいる時

くっきりした月を見た時

昼間の月を発見した時

母が楽しそうに笑う時

友達と「そうそう!」と意気投合した時

ラジオから好きな歌が流れた時

難しい振りつけを初めてクリア出来た時

ベランダに蝶々がひらひら飛んできた時

空が泣きたくなる位に青かった時

蒔いた種が芽吹いた時

家人と“つっこみ”がハモった時

キラキラ輝くケーキをお皿に並べた時・・・・・




        つまるところ、いつだって幸せらしい



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もらう時、あげる時

2010年08月25日 17時56分31秒 | 書き物 (;¬_¬)
最近立て続けに、
友達からお盆休みで行った旅行のお土産だったりを、貰う機会があった。


嬉しいな。(^o^)

いや、別に物を貰って嬉しいんじゃなくて、
“その時”に、私の事を思い出してくれてたんだなぁ~
って事が、
単純に嬉しいワケ。


そこで、ふと思い出す。
こんな言葉。


例の日めくりカレンダーに、
(・・・と言って分かる人が、一体、どれくらい居るのだろう?)(^^;
とても気になる言葉があった。



頂き物にケチをつけた娘に、今は亡き母親がこのように諭したそうな。


     『人間ってね、嫌いな人間にはちり紙一枚あげたくないものなの。
      だから何かを頂いたら、どんなものでも感謝してもらいなさい。』

                ~2010年度版 名言・格言日めくりカレンダー
                       (手帳大賞作品集)高橋書店 より~




そーーーだよなぁ!!
ホント、そう!!

誰が、嫌いヤツに、何かをあげたいと思うだろうか?
少なからず好ましいと思うからこそ、
人は好意を人に分けたくなるんだよな。




それと、同時に。

人に何かを差し上げる時にも、必ず浮かぶ言葉がある。


こちらは、新聞の投書欄に載っていたんだけれど、
農家生まれの青年が、
自家製の自然薯を、お世話になった人にお裾分けする手伝いをしていた時のこと。
つい、大きい物を手元に残し、
贈り物用には、折れたり曲がったりした見劣りするものを詰めていたら、
母親に叱られた。


     『おいもさんをあげるんと違うんで。あんたの心をもろうてもらうんや。
      そんなクズみたいなもん、恥ずかしないか。
      自分で自分の心をおとしめたらあかん。』

                    ~朝日新聞 『声』欄 より~






以来、
何かを人からもらう時、あげる時、
この二つの言葉が、いつも心に浮かぶ。


そうなんだよ。
要は、気持ちの受け渡しなんだよね。



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見つけたもの

2010年06月06日 13時07分58秒 | 書き物 (;¬_¬)
ちょっと時間が出来たので、
今日は、例の話をしようと思います。



突然降って湧いた“ガン”の可能性。
兆候に気付いてから、病院に行くまでの一週間、
本当に色々考えました。

眠れない日々が続きました。

・・・・・でもそれは、
『恐怖』で眠れない、という漫然とした感情からではなく、
もっと現実的な『事務処理』で、です。



まず一番最初に頭に浮かんだのは、
最悪の事態に備えなければ、ということでした。


仮の話だとして、
もしも、もう手遅れで余命僅かだったとしたら・・・・

   
   『遣り残したことはないか?』

   『死ぬまでの間に、ナニをすればいいのか?』

でした。




私は植樹葬希望者なので、
『急いで情報収集をして、手配をしなきゃなぁ~』  とか


最期は人間らしく終えたいと思っているので、
『希望を叶えてくれるホスピスを捜さなくちゃなぁ~』  とか


『会っておきたい人は誰?』   とか

『行っておきたい所はどこ?』  とか


そういった事の優先順位で、頭が一杯でした。


もっぱら、【死に支度】に頭を働かせていました。


完ぺき主義者は、
死に方をも完璧を目指す訳です。(笑)




・・・・・ひとつ、ハッキリ言っておきたいのは、
別にネガティブに捉えた訳ではなく、

なんでもなければそれが一番ですし、
進行が初期なら、治療に向けて全力をかけたと思います。

ただ、もしも、万が一、
限られた時間だった時は、
一分の無駄もなく、後悔なく使い切りたい。
その為にいつでも戦闘体勢をとれるようにしたかったのです。

もしも“余命三ヶ月”だとしたら、一日も無駄に出来ないハズでしたから。

(仮定の余命が、
 “一年”でも“半年”でもなく何故“三ヶ月”だったのかというと、
 最初に最悪を想定していた方が、
 気持ち的にあとで楽だと思ったので。

 下手に期待して、裏切られたら・・・・ショックが大きい。
 ならば最初から一番最低を想像して、
 腹をくくっておいた方が、かえって肝が据わります。 

 嫌いな物は先に食べて、好物は最後にとっておく・・・・。
 私はそういうタチなんです)(^◇^;)>







人間誰しも、一度は自分の最期を想像すると思うのですが、
私も御多分に漏れず、昔から色々なパターンを妄想していました。
でも、
『想像』の死と、『現実に突きつけられた』死では、
こうも違うものかと思い知りました。

で。

その中で見えてきたのは、

ちょっと意外なことでしたが、
『これが運命ならば、素直に受け止めよう』としている自分でした。


これまでは、

私のことだから、きっと、
今際の際までジタバタあがくのだろうと想像していました。
「あれも食べたい、これも食べたい、死ぬのは嫌やぁぁ~っっ!」と、
全財産を使い果たしてでも欲望を叶えようとするんだろうな、と。


しかし、
今回、私の希望は、
自分でも拍子抜けするくらいにシンプルなものでした。


~行きたい所が二ヶ所~


それだけでした。



行きたいというか、
観ておきたい、が正解かもしません。




・・・・『ソレ』が何処で、何を観たいと思ったのかは、
今、ここで語るのはやめておきましょうね。


でも、どちらも季節的なものなので、
もしも余命三ヶ月だったら叶えようが無かったわけです。

幸いにも「心配なし」という結果が出て、
本当の臨終まで、いましばらくの猶予が与えられました。
夢を叶えるのに十分な時間が出来ました。

私の持ち時間があとどれだけかは分かりませんが、

今度こそ、本当に後悔したくないので、
叶えるべく動こうと思います。





今回、
『想像』では掴め得なかった、自分の一番正直な気持ちを見つけました。

これが、
大きな大きな収穫です。






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権利と義務と銀のスプーン

2010年05月23日 12時41分23秒 | 書き物 (;¬_¬)

この鬱陶しい天気が、私を好戦的にさせるのか?
今日はちょっと堅苦しい話デス。

ごめんあそばせ。





人様に自慢出来ることなど、あまり持っていない私だが、
一つだけ、
胸を張って自慢出来ることがある。
それは、
成人してから一度も、投票を欠かさずしてきたことだ。


大きなものは国選から、小さなものは市選まで。
(もっと小さいのも含めれば、マンションの理事会もか???)

当日どうしても無理なときは、必ず期日前投票をした。

今のように簡単に期日前投票が出来なかった時も、
電車に乗って、
遠い市役所まで足を運んだ。


小さな頃から両親がそうしていたのを見て育ったせいもある。
どんな悪天候でも投票場に向かう両親だった。
だから、
大人になったらこれは“誰もがすべき事”なのだと、
信じていた。


それがどうやら違うらしいと気付いたのは、会社に入ってからだ。
仲良くしていた後輩は、一度も選挙に行ったことが無いと言う。
しかも、どこか自慢じみてそれを言う。

「自分の意思を表明する機会をどうして捨てるの?」
と、
私は問うた。

彼女は答えた。
「だって、誰に入れたらいいのか分からないし、入れたい人も政党も無いし。」

「ならば、白票でその意思を表せばいい。」

「だったら、行かなくても一緒じゃないですかー。」



全然一緒じゃないよ、と私は思った。


なるほど。
結果は一緒だろう。
その一票は数えられない。

でも、込められた意味が違う。



選挙権は国民の“権利”。
“権利”には“責任”も伴うのだ。

彼女は権利を行使するもしないも、自分の“自由”なのだと思っているが、
肝心の“責任”はどうだ?
日本に生まれた成人はみな投票場に足を運ぶという、
時間の(敢えてこの言葉を使うが)【犠牲】を払わねばならないと私は思う。
権利と同時に、それは義務だ。
投票場に行かないのは、単なる【怠惰】だ。


「投票しない者には、反論する権利もなくなるんだよ?」

「だったら、それでいいです。」


「極論だけど、
 この国が戦争をするようになっても、反対する資格が無いんだよ?」

「私はそれでいいんです。何も文句は言いませんから。」



「消費税が50%になっても? 年金が無くなっても? 徴兵制になっても?」

「はい、黙って従います。」



・・・・・それで、いいの?
本当に?

君に自分の意思はないの?



結局、彼女とは最後まで話が噛みあわないで終わったが、
人には人の考え方があるし、思想というものは実に厄介なシロモノなので、
まぁ、それもよかろうと思う。

ただ。

特に、
女性の参政権は、先人が血の滲むような思いをして勝ち取った権利だ。
私達世代は、当たり前のようにこの権利を与えられているが、
それは単に生まれた時代の運が良かっただけ。

時がたつにつれ、どんどんその価値が軽んじられていないか?
何故、人はすぐに過去を忘れてしまうのか?
これじゃぁ、あまりにも先人に申し訳が立たぬではないか。


むろん、
私だって、今の政治に満足なんかしていない。
ニュース新聞で見聞きするたびに、情けなくて仕方が無い。
でも、
自分が投票した政党・人物がしでかした事なら、
そんな為政の責任の一端を、国民も担うべきなんだ。
逆ならば、逆で、正々堂々と糾弾すればいい。



無関心でいることは、無責任と同じ。

『自分』を無くしているのと一緒だ。

おのれを捨てるな。

それが一番我慢ならない。






偉大なる詩人茨木のり子は、かつて、こう書いた。




         “ 自分の感受性くらい
           自分で守れ
           ばかものよ     ”







人は与えられ続けると、それが銀のスプーンだと錯覚するのだ。









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カラタチ

2010年05月17日 11時16分32秒 | 書き物 (;¬_¬)
(5/3)

西荻から、
今度は私の実家へと、
電車で小一時間ほど揺られる。





   *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  * 



木漏れ日がキラキラ輝く昼下がり。


                 






最寄駅から歩く途中、
地面に散った八重桜の花びらに目を奪われた。

砂丘のように、風に押されたピンク色は5分として同じ紋ではない。









                       







   






桜の木の下には、
旬の藤が薄紫色もたわわにぶら下がり、
そして、
「まだまだ私も頑張ってるわよ」と、チューリップも咲いている。

名残の春と、新鮮な初夏が、仲良く同居中。




                  






   *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *



道端のカラタチの実がコロンと可愛かったので、シャッターを押していると、
背後からいきなり声をかけられた。

「なにを撮っているんですか?」

入ってはいけない所だったのかと、
ピクリと飛び上がった。

さても。
振り返ると、小柄な老婆が一人。
ニコニコと立っている。

「あ、カラタチを・・・。実が可愛いらしいなぁと思って。」


私は言い訳がましく、ちょっと目を逸らしながら答える。
別に私有地に入り込んだ訳でもなく、
なにも後ろめたいことなど無いのに・・・。

老婆は、そうですか、そうですかと頷く。


「いいものが撮れましたか?」

「・・・・あ、はい。多分。」


急いで今撮った画像を呼び出し、
彼女の目の前に掲げた。
画面が太陽が反射して、うまく見えたかどうかは分からない。
でも、彼女は喜んでくれた。


「ああ、本当に可愛いわ。」

「トゲは結構鋭いですけど・・・カラタチは白い花も綺麗ですよね。」

「これはいいものを見せて頂きました。ありがとう。ありがとう。」


二言三言の会話を交わし、
老婆はゆっくり、ゆっくりと、足を引きずるようにして去っていった。
その後姿に声をかける。

「はい、ごめんください。」






カラタチが縁の、一期一会。





                





                           






                                      枳殻(カラタチ): ミカン科の落葉低木



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