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ぶぶのいる生活

なんか、変
どこか、変
ちょこっと、変
いつも、変
変人上等 唯我独尊 人生万事塞翁が馬

5.プールデビュー ~調子に乗っちゃった奴~

2012年04月09日 13時49分35秒 | ジム活動もろもろ _| ̄|○
前回の話はコチラ



これは、
アクアビクスのレッスンが、始まる前の会話である。
                


「今日、どこか体の調子が悪い方~?」(ω・ )ゝ
イントラさんが質問すると、
「肩が・・・」「腰が・・・・」などチラホラ声があがった。

続けて
「今日、初めての方~?」(ω・ )ゝ

ぶぶが、おずおずと手をあげる。



「まったく初めてですか?」

「ここでは初めてですけど・・・・昔やってました。
 でも、もう10年近く前なので、すご~く久しぶりです」

「そうですかぁ。
 徐々に思い出してくると思うので、無理なくやりましょうね」

「はい!」


・・・・・・そう。
実は、
アクアビスクは、まったくの初心者と言うわけではないのだ。
大阪に来る前に所属していたジムでは、毎週通っていた。
水泳だって、子供時代にスイミングスクールに通っていたので、
普通に泳げる。

という訳で、
タイトルの“プールデビュー”とは、
今のジムでの初挑戦を意味している訳デス。




が、
とにかく、いずれも大昔の話なので、
初心者にほぼ近い。

自分でもそれは肝に銘じていた・・・・つもりだったのだが、

いかんせん、
お祭り女なので、
楽 し く な る と 歯 止 め が 利 か な く な る 。



そして、
やってみたら意外と体が動いてしまったので、

結果、
この日も、また、調子に乗った。





ざぶんっ、ざぶんっと、手で水を掻き分ける。押しのける。

イントラさん: 「出来る人は、大きく動きましょう~♪」
    ぶぶ: 「はいっ!」 (゜Д゜)」


じゃぶっ、じゃぶっと、水中でキック!

イントラさん: 「出来る人は、水面から足が出るくらいに高く蹴るっ!」
    ぶぶ: 「はいっ!」 (゜Д゜)」



プールでの運動は水圧があるので、
ハッキリ言って地上で行うエアロビより、ずっとずっと体力を使う。
(試しにお風呂の中で、
 手の平を広げたまま、腕を右から左に動かしてごらんなせい。
 ものすごーーーく重いから!)


でも、
やってみたら意外と動けちゃったので。




           「た、楽しい~♪」 ゜+.(゜ー゜)。+.゜

と、夢中になって水中で舞った。
すでに気分は小谷実可子か? 人魚姫か? 





その後、
エライ目に遭うこととなるのだが・・・・・・。

知らぬが仏。 (;¬_¬)






(続く)

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4.プールデビュー ~ あっ、べっ、ぶーーーーーっっっ! ~

2012年03月15日 11時59分49秒 | ジム活動もろもろ _| ̄|○
前回の話はコチラ




キラキラな水面に、
その身をザブンッと投じて、すぐに、ぶぶは狼狽した。

     『おんやぁ~?』(・_・)



水がちっとも冷たくない。


てか、
ぬくい。

そーとー、ぬくい。

ま  る  で  温  泉  の  よ  う  に  快  適  だ 。

                                   川* ̄д ̄*川 「あぁ~ びばびば♪」


そらぁ、寒くて鳥肌たてたり、唇が紫になるよりかは、
ずっと有りがたいことは確かなのだが、

しかし、
これでは、
【冷たい水に入ることで自律神経を鍛え、風邪に強い体を作る!】
という計画は台無しだ。


いきなり、作戦その1は頓挫したのだった・・・・・。








いまいち釈然としないまま、
とりあえずは、
アクアビクス専用レーンにゆるゆると移動したものの、

要領を得ず、
キョロキョロと挙動不審行動を続けているぶぶに、


 「初めてなら、先生が見えやすい所がいいわよ!」 

 「そうそう、こっちへいらっしゃいよ~」 

と、
常連の皆さんは、
やさしく、迎い入れて下さった。


“下っ端は下っ端らしく、壁に寄ってなっ!!” 凸(゜Д゜#)ヲラッ、ヲラッ
・・・・・と、
いぢめられやしないかとビクビクしていたぶぶは、
いたく感動し、


「あい、すみません♪」と調子良く、ヘコヘコと勧められるがまま、
先生の前を陣取った。 へ( -_-)_


そこは、25mプールのほぼ真ん中に位置していた。

・・・・・・皆さんには、
それをよく覚えておいて頂きたい。 (゜Д゜)」





さて、
インストラクターさん、登場。

イントラさんは陸(プールサイド)で、
フリの見本を見せながら、指示をする。


我々“水中部隊”は、
軽快な音楽に乗って、イントラさんのそのダンスを真似る訳だ。



 ♪ チャラリンラ リ~ン ♪

「はいっ、手を前後に振りながら、軽くジャンプ!」

イントラさんが陸で、
腕を前後に大きく振りながら、ピョンピョンと飛び上がる。


ソレを見ながら、
我々も水面下で腕を前後に大きく振りながら、ピョンピョンと飛び上がると、
・・・・・すぐに、
ぶぶは、自分が大きな過ちを犯したことに気付いた。


ザブン、ザブンッッ!!


皆が飛び上がる毎に、
水面が大きく波立った。 

皆が腕を振る毎に、
水面にしぶきが飛び散った。



ぶぶの立ち位置は、プールのど真ん中だった。



そう。


       一番深い場所だ。

(通常のプールは、
 始まりと終わりが浅く、真ん中が一番深い作りになっている)



普通に立ってたって、
すでに水面は、チビぶぶの顎下にまで迫っていた。


それが、
皆が飛び跳ねた途端に、
洗濯機もかくやという程に、波立ったのだから、

あっちゅう間に、
ぶぶの顔面は、水没した。
            
    `;:゛;`(;゜;ж;゜; ) ぶくぶく・・・・・




「はいっ、今度は足を元気良くキック!」

イントラさんの指示は飛ぶ。


ザブンッ!  
 大きく波打つ。

 



「はいっ、その場でクルッと一回転! 高くジャンプしてーーー!」


ザッブンッ!    
 プール全体が震えるほどの勢いで、波立つ。


鼻に、
クチに、
塩素を含んだ水が、容赦なく注ぎ込まれる。

目なんか、開けてられない。



  あっ、 べっ、 ぶーーーーっっっ!! (ΩДΩ;)ξ 










・・・・・・・・・・・死ぬかと思った。 


街中のジムのプールで、

立ったまま、

わしゃ、

・・・・・・・・・・・死ぬかと思った。



もはや、
健康増進どころの話ではない。

命に関わる。





・・・・・もしや、
あの吹雪は、この事態を暗示していたのか



(続く)

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3.プールデビュー ~嗚呼、メシア様ぁぁぁっ!~

2012年02月26日 14時20分15秒 | ジム活動もろもろ _| ̄|○
前回の話はコチラ



しかし、
捨てる神ありゃ、拾う神あり。

地獄に仏。

救世主メシア様の降臨。


・・・・・・・ま、なんでもイイんですが、

その時、ぶぶの目は、
ある一点に吸い寄せられた。

5メートルほど前方に、
水着姿のご婦人がいるではないか。

あの人なら、
プールの場所を知っているハズだ!


思うや否や、
ぶぶは、
ご婦人にスススススッと歩み寄り、話しかけた。

恥とか思ってる暇は無かった。
(こーゆー時はいつも、ビックリするほど大胆になれる奴)(笑)


「あ、あの~。プールにいかれるんですよね?
 ワタシ、今日初めてで。
 プールの場所が分からなくて、とほーに暮れてたんです。
 さっきなんか間違ってお風呂に入っちゃいまして。
 裸の人しか居ませんでしたわ。
 アハハハハハァ~!

 ・・・・・・すみませんが、
 一緒に連れて行ってもらっても・・・・いいですか?」


とても、
いい大人のセリフとは思えぬ。(゜∀゜;)

遊園地で親からはぐれた3歳児と、いい勝負だ。


言わなくていい事までベラベラと喋ったのは、
やはり、
どこかパニクっていたのだろう。(^^;



迷惑がられるかと思ったが、
いやいや、
ご婦人は実に気持ちよく、
「いいですよ~! それでは、一緒に参りましょう♪」と答えてくれたので、
ありがたく、
ご婦人の後ろについて行った。




「ここから降りるのよ」 (σ´∀`)σ
と、
水着のメシア様は、
先ほどの〔裸族の国の扉〕の、すぐ脇にある階段へぶぶをいざなった。


「 ! ! 」 ( ̄◇ ̄;)

ああっ!
こんなすぐ近くに、階段があったとは!!

しかも、
その階段ににはご丁寧に  印付きで、

        【プール入り口】

と、表示が掲げてあるではないか。


さっきは、ちっとも目に入らなかったのに・・・・・・。

なんでぇ~???

やはり私は、
そーとーパニクっていたようだ。(^^;





λ....スタスタ
      λ....スタスタ

その天国への階段・・・・否、プールへの階段を抜けると、
一気に明るいプールエリアに到着。



ご婦人は親切に、
「ここが荷物置き。
 天井にセンサーがあるから、手をかざすと、シャワーが出るからね。
 そしたら、開始前にスタッフに名前を言って・・・・・・」

と、
プール使用のイロハを、テキパキと教えてくれた。


「ありがたき、幸せ・・・・・」
ペコリ (o_ _)o))

大層お世話になりました。



メシア様のご指導通りに、準備をこなし、



・・・・・・さぁっ!
゜+.(゜ー゜)。+.゜

ぶぶの、
プールライフの記念すべき第一歩は、
今、ここから始まるのだ!!


期待と不安を胸に、
ザブンッ!と、入水した。




(続く)

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2.プールデビュー ~水着を身に着けた、流浪の民~

2012年02月22日 12時18分10秒 | ジム活動もろもろ _| ̄|○
前回の話はコチラ


いきなり入った『やる気スイッチ』に導かれるように、
頬を打つ雪粒にも負けず、
ガシガシと突き進む、ぶぶ。

賽は投げられたのだ。

もう誰にも、
ワタシを止めることは、出来ない。


誰がナンと言おうとも、
今日こそ、プールデビューを飾るのだ!!





ガシガシ歩き、
ガシガシとジムに到着し、
ガシガシとロッカーで着替えを済ませ、

鼻息も荒く、
タオルを片手に颯爽と歩き出し、






・・・・そして、

はたっ、と気付いた。


「・・・・・・・・・・・・・・・・・・プール、どこっっっ?」  ( ̄□ ̄;)

                                               (ヲイ、ヲイ) 




このジムに通い始めて、ン年。
もはや“古参”の部類に入るくらいの常連なのだが、
いつもスタジオばかりの利用で、
一度もプールに入ったことが無かった私は、

なんと、プールの入り口を知らなかった


水着のまま、立ちすくむ、ぶぶ。

いきなりの挫折だ。


スタッフに訊こうと思ったが、
こんな時に限って、影も形もねぇ。


オロオロ・・・・。
ロッカー内で右往左往。


いたずらに、時ばかりが過ぎてゆく。



(゜Д゜)ハッ

その時、
とある扉の向こうの、水っぽい気配に閃いた。


そうだ。
きっと、この扉の向こうにプールがある!

「わ~い」(@^^@)


扉を開け、体を滑り込ませた。





・・・・・・ところが、
そこは、

裸 族 の 国 だった。

湯煙の中、
裸のおばちゃんが沢山いる、シャワールームでしか無かった。


裸族の中で、
ひとり水着を着たぶぶは、明らかに異質な存在で、
あまりにも居たたまれずに、
すぐに飛び出した。


うぁぁぁぁぁっ、
まさか、こんな所で、こんな格好で、
遭難するとは。



レッスン開始時間が、迫っていた。
(アクアビクスのレッスンに入ろうと思っていたのだ)


嗚呼、
一体、どーしたら、良いのでせう?

水着姿の自分が、
ものすごく頼りなく小さく思えた。

身に着ける物が少ないと、
人は何故、こんなにも心細く感じるのでせう? 



あの吹雪は、
この事態を暗示していたのか?




果たして、
ぶぶは、プールデビューも出来ずに、
このまま女子ロッカー内で、朽ち果てる運命なのか?




(・・・・続く)

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1.プールデビュー ~だって、決意しちゃったんだモン~

2012年02月20日 17時18分30秒 | ジム活動もろもろ _| ̄|○
ぶぶは、年頭に宣言をした。


    「今年は、意地でも風邪はひかん!!

     絶 対 に 
     強 い 子 に な る の だ っ !」 (゜Д゜)ノ



体質改善だ。
体力向上だ。
免疫強化だ。


さあ、
それには、一体、どーすれば良い? (-ω-;)?

思案した結果、
プールがよかろうとの、結論を下した。


冷たい水に入ることで自律神経が鍛えられ、
風邪をひきにくい体になるだろうし、

有酸素運動で“しぇいぷあっぷ”にも、
きっと効果的。


一石二鳥とは、この事でぇい♪



という訳で、
決意が変わらないうちにと、
正月明けには、早速、いそいそと水着を買いに行った。


そして、
・・・・・・・・・・買ったっきり、しまいこんだ。



だって、
着る勇気がなかなか出なかったんだも~ん。

水着ったって、
切れ込みグイグイなハイレグぢゃない。
ごくごく普通の、
セパレートタイプのフィットネス用水着である。

でも、
慣れない姿になるのは、それなりの躊躇がある。
ぶぶにだって、恥じらいはあるのだ。 ・゜+.(〃ノωノ)゜+.
いちお~。




あれやこれやと理由をつけて、
プールデビューを延び延びにしていたが、
さすがに、
2月も半ばに入り、気がとがめてきた。

タンスの中の、新品水着を目にするたび、
後ろめたくなってきた。

     『そんな程度のもんだったのかい、お前の決意ってやつは』
     『あんたにゃぁ~、ガッカリだよ』

心の中の叱咤は、エスカレートしていく。

     『カスだね』
     『人間失格ーーーっ!』
     『キサマなど、地獄に落ちるがいい』
     『死ねっ、死ねっ、死ねっ』


( iдi ) え~んっっっ




自分で自分の非難に堪えられなくなり、

ついに、
先週の金曜日、
水着をむんずと掴み、家を飛び出した。 


・・・・・・・・・と、途端に外が真っ暗になり、がっ!


しかも、単なる雪じゃない。


滅多に雪なんぞ降ることのない大阪で、
いきなりの、 吹 雪 だ っ っ ! ! 



これは、一体ナニを暗示しているのか? 

怖い。
怖い、怖い・・・・・。




(続く)

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