小林くんと紫電改

祝日の今日、

あなた様はいかがですか。

小林君を

高知の西の海を

見せてあげたくて。

西海は、あい変わらず美しい、

大きなたたずまいでした。

もうここは、愛媛県です。


「紫電改」

あの、太平洋戦争時代の

戦闘機です。

小林君と同じ、２３歳ぐらいの

若者が散っていったのは

この西海の大海原です。

ここ、展示館で

小林君は、何を

感じたのでしょう。


昭和の大戦が終わって

その後、この展示されている

勇姿が、海底から

引きあげられたのです。

数多い、幾つかの展示物

と共に

その終戦を迎える直前に

この海に散っていった

若者への思いを語った

貴族の手紙は

流石に、涙なしでは

読めませんでした。

結果、彼らは

無駄死にをしただけでした。