四代目桶屋金之助の世界

おろかなるひとり言
胸を張れるような自慢話などはありません。
照れくさい話や恥ずかしい話ばかりです。

吉田拓郎『俺』

2022-04-30 11:36:51 | 音楽
今日の中日新聞カルチャー面
“伝説の男 一線退く 
  拓郎「あぁ 面白かった」”



すでに東京新聞ではこの記事は掲載されている。
東京新聞で掲載されたなら中日新聞でも必ず掲載される。
待ちに待っていた新聞記事。
何度も読み返してしまった。

吉田拓郎さんを知ったのは中学1年の時。
ラジオから流れてきた「今日までそして明日から」
さほど音楽には興味は持っていなかった。
音楽といえば、テレビで見る歌謡曲程度。

しかし「今日までそして明日から」を聴いて
この歌の詩にものすごく衝撃を受けたことが
昨日のことのように思い出される。

あれから50年ちょっと。
拓郎さんの歌を聴き続けている。

6月に発売されるアルバム「ah-面白かった」
このアルバムが最後となる。
事実上の引退。
ファンとしては複雑な心境でもある。

拓郎さんより一回り下の自分。
拓郎さんの生き方には、いろんなことを学んだ。
ある意味、拓郎さんの歌は自分の人生だと思っている。

一時拓郎さんの歌を聴かなかった時期もあった。
もちろん夢中になって聴いていた時期もある。
還暦を過ぎてから思った、やっぱり拓郎さんの歌はいい。
その魅力は、人それぞれ違うだろう。
でもこれだけは言えるだろう
拓郎さんのメッセージが、心に響いたり、共感したり、
そしてそこに学ぶことが多いのではないだろうか。

インタビュー記事。
拓郎さんがこんなことを言っている。
「僕は人間は独りぼっちと思っている。
 だから寂しがり屋で、人とつながりたい。
 独りぼっちで生まれ、消えるのが人間の運命。
 そこを自分で理解できれば人生は楽しい。
 捨てたもんじゃないよ」

拓郎さんの1stアルバム「青春の詩」に収録されている『俺』

♪さびしがりやなのかな 俺
 ひとりでいると
 なんだか知らず
 さびしくなるのさ
 そんなことってあるだろう
 君たちだって
 俺ってみんなとおなじ
 さびしがりやなのかな

あの時代の20代の拓郎さんの心境。
そして引退を決めた70代の心境。

自分んも寂しがり屋だから
拓郎さんの歌が心に響くのだろう。

俺 よしだたくろう

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 小林麻美『雨音はショパンの... | トップ | 小坂忠『ありがとう』 »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (sakaki45)
2022-05-01 22:30:10
自分にとっての拓郎さんは、やはり「人間なんて」ですね。
中津川フォークジャンボリーのサブステージを占拠して2時間演奏し続けたと
言われる伝説は流石というか。
完全な音源があれば聴いてみたいです。
そしてつま恋での長時間ライブとか。

第一線を退くというだけで、気が向いたらイベントに顔出すかもしれないと期待します。
まあ、もうアルバムは出さないと思いますが。
返信する
sakaki45さんへ (四代目桶屋金之助)
2022-05-03 15:07:21
吉田拓郎さんの中津川での「人間なんて」
第3回フォークジャンボリーのレコードにも収録はされていますが、約8分ですね。
まだ無名に近かった拓郎さん。
熱いメッセージが伝わってきます。
返信する

コメントを投稿

音楽」カテゴリの最新記事