覆面評論家 改

サッカー、格闘技などスポーツ全般を綴ります。
日本の弥栄を祈念

ミノワマン(美濃輪育久)が奥義を究める?ズールかサッカーか?

2007-12-22 08:49:23 | K-1
大晦日のFields K-1 PREMIUM Dynamite!!でズール(ブラジル/ルタ・リブレ)と対戦するミノワマン(美濃輪育久)が、特訓の一つとしてサッカーの練習をしているらしい。

報道陣には全く意味不明のようだ。真実はミノワマンだけが知るのか?ミノワマンは様々な特訓で知られている。以前ある雑誌のインタビューで、「どんなスポーツでもすぐに習得できる能力を養いたい。」とのニュアンスの内容を語っていた。

サッカー特訓はズール戦のためだけではなく、全能アップの意味合いも含まれていると考えられる。子供の頃に色々なスポーツに親しむことにより、運動能力がアップすることはよく言われている。ミノワマンはそれを現在実行しているのだ。

一つのスポーツに偏ると、筋肉も神経も脳細胞も使う箇所が限られる。普段使わない箇所を鍛えることにより、バランスのとれたボディーとなる。肉体的な故障のリスクも減ることになる。

習得能力を高めるには、脳細胞と神経系の発達も重要である。使ってない脳細胞を活性化することにより、酷使している部分への影響も大きい。脳細胞は脳内での位置により役割分担がほぼ決まっているが、緊急時には補完する能力もある。脳の活動範囲が広がれば、脳の並列処理能力が向上し、スポーツのプレーの好影響をもたらすことになる。ミノワマンはこれを狙っているのだ。

多種のスポーツトレーニングは能力向上に有益である。そして「どんなスポーツでもすぐに習得できる全能の能力」を養うためにもっと重要なことは、一芸を極めることである。ミノワマンは総合格闘家なので、格闘の一つの技術を神業にまで到達させたい。

古来の沖縄空手の伝説の達人の多くは、一つの技を極めることに集中した。弟子たちへの指導も、一つの技をものにしない限りは、次の技を教えなかった。極めた人ほど、この傾向が強かったようである。ある達人は「一つの技の奥義を極めると、他の技の奥義も体得できる。」としている。ミノワマンの求めるべきものは、この辺りにあるのではないか?