5月22日、松戸市千駄堀にある「安蒜(あんびる)家長屋門(松戸市指定文化財)」を見てきました。
場所は「21世紀の森と広場」南駐車場の直ぐ傍です。
一般公開はされていないので、「私有地のため、敷地内・居住区域には絶対に立ち入らないでください。見学は外側のみでお静かにお願いいたします。」との看板があり、注意喚起がされています。
(松戸市HPから引用)「安蒜家長屋門は、その棟札から天保11年(1840年)に建てられたことがわかります。下総地方西部の長屋門のうちでは、最も古いものの一つで、松戸市内に現存する長屋門の中でも規模が大きく、建築年代、施工大工が明確であり、江戸末期の建築技術を伝えるものとして貴重なものです。構造及び規模は、木造・寄棟造・瓦葺で桁行14.78m、梁行4mです。」
以前紹介した柏市花野井の「旧吉田家住宅(国重要文化財)」の長屋門は1831年に建てられたものです。
安蒜家の長屋門もほぼ同時期のものですが、桁行は旧吉田家(25m)に比べると10m程小さいものです。
立派な門構えですね。現在も安蒜家の住居の門として使用されています。
長屋門の奥に見える赤い屋根の主屋
こちらの安蒜家は江戸時代、小金牧の牧士(もくし)を勤めてた家柄で、主屋は1783年に建てられ、松戸市内の民家では最も古い建物だそうです。旧吉田家の主屋が1854年(建替え)に建てられたのもなのでそれよりもかなり歴史がありますね。
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