葉を見ると「サルトリイバラ(猿捕茨)」にそっくりです。
常緑性で真冬に花を咲かせる「サツマサンキライ(薩摩山帰来)」(Smilax bracteata)
薩摩地方に多い「サンキライ(山帰来)」という意味で、サンキライは「サルトリイバラ」のこと。
サルトリイバラの花は4~5月頃咲き、落葉性なので真冬には枯れてしまいます。
'230106(雌花) シオデ科シオデ属のつる性半低木 茎には疎らに刺があります。
分布:九州南部以南、台湾、フィリピンなど
花期:12~2月 雌雄異株 小さな黄緑色の花が球状に集まります。
サルトリイバラの果実は赤く熟しますが、本種は熟すと黒くなります。
葉は5~10㎝で、サルトリイバラより一回り大きく、卵形、楕円形、長楕円形です。
葉は厚くて光沢があり、3~5脈が目立ちます。
鹿児島県では両種共、”かから(ん)の葉”と呼ばれます。
西日本ではカシワ(柏)の葉のように餅を包むときに使います。
鹿児島県では、「かからん団子」と呼ばれる草餅にします。
葉の香りが餅に移って風味がよくなるそうです。また抗菌作用もあるとか?
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