田舎へ行ってご/見てご!

二地域居住(田舎暮らし)、花・写真、古民家めぐり、旅、日々のあれこれなど。

つくば植物園:冬①:薩摩山帰来

2023年01月10日 | 花さんぽ・花めぐり

葉を見ると「サルトリイバラ(猿捕茨)」にそっくりです。

常緑性で真冬に花を咲かせる「サツマサンキライ(薩摩山帰来)」(Smilax bracteata)

薩摩地方に多い「サンキライ(山帰来)」という意味で、サンキライは「サルトリイバラ」のこと。

サルトリイバラの花は4~5月頃咲き、落葉性なので真冬には枯れてしまいます。

'230106(雌花) シオデ科シオデ属のつる性半低木 茎には疎らに刺があります。

分布:九州南部以南、台湾、フィリピンなど

花期:12~2月  雌雄異株  小さな黄緑色の花が球状に集まります。

サルトリイバラの果実は赤く熟しますが、本種は熟すと黒くなります。

葉は5~10㎝で、サルトリイバラより一回り大きく、卵形、楕円形、長楕円形です。

葉は厚くて光沢があり、3~5脈が目立ちます。

鹿児島県では両種共、”かから(ん)の葉”と呼ばれます。

西日本ではカシワ(柏)の葉のように餅を包むときに使います。

鹿児島県では、「かからん団子」と呼ばれる草餅にします。

葉の香りが餅に移って風味がよくなるそうです。また抗菌作用もあるとか?

 

 



最新の画像もっと見る

コメントを投稿