地中海沿岸地方原産の「ラッパスイセン(喇叭水仙)」(Narcissus pseudonarcissus:ナルキッスス・プセウドナルキッスス)
ラッパスイセンは副花冠の長さが花弁と同じかそれ以上のものをいいます。
別名:西洋スイセンと呼ぶこともある。
'230209 つくば植物園
この原種をもとに作られ最も早く開花する品種の一つが ’ラインベルト・アーリーセンセーション’(Narcissus ’Rijnveld's Early Sensation’)です。
正式な学名は、Narcissus pseudonarcissus var. ’Rijnveld's Early Sensation’と言うようです。
ヒガンバナ科スイセン(ナルキッスス)属の多年草(球根)草丈:20~30㎝
花期:1~3月、花茎は葉とほぼ同長。
花被片は内側3枚が花弁で、外側の3枚が萼片、その基部につくラッパ状の副花冠からなります。
花は大輪で鮮やかな黄色。ラッパ咲きでは唯一、1月から咲き始める極早生品種です。
冬から早春の二ヶ月もの間咲き続けます。
全草が有毒だが、鱗茎に特に毒成分が多い。鱗茎はタマネギに似るので誤食すると食中毒症状を起こすので注意。
また、葉は「ニラ(韮)」似ているので間違えて食べてしまうことがあるそうです。