今日は最高気温が8℃と真冬並みの寒さとの予報
一日、炬燵で丸くなって過ごします。
ところで、皆さん、ご承知のとおり、旬の時期を過ぎることを「薹(とう)が立つ」と言いますね。
「薹」は「ふきのとう」というように、 フキ やアブラナなど花をつける茎の「花茎」のこと。
'220308 ふきも花茎が伸びると硬くなり、食べ頃を過ぎてしまいます。
「フキ(蕗)」の花の蕾のことを「ふきのとう」↑と呼びます。
2~3月頃、山野で見かけます。食用にするには、苞に包まれた蕾の状態が美味いようです。
但し、根には毒性があるので注意が必要。
花が咲いた後に地下茎からでてきた、葉柄の部分が「ふき」。
ふきは「煮物↑」に、ふきのとうは「天ぷら」が定番で、味噌和え、和え物、おひたしにも。
独特の香りと苦味に好き嫌いがあると思います。 煮物は灰汁抜きが面倒ですね。
つくば植物園の斑入り葉の「フキ(蕗)」(Petasites japonicus'Variegatus' )
フキは日本原産。朝鮮半島、中国にも分布。
別名:ヤマブキ(山蕗)、ノブキ(野蕗)(※市場に流通している品種の約60%は’愛知早生’)
キク科フキ属の多年草(宿根草) 雌雄異株
斑入り種
葉は薄く光沢が無く、明るいグリーンで表面に産毛のような毛が生えています。
「アキタブキ(秋田蕗)」↑ 南限は秋田県、岩手県
大きなものでは、葉は径1.5m、葉柄の長さは2mほどになるものがあります。
北方系のアキタフキは大型で南下するほど小型化し、食べても肝心の風味は損なわれ実にまずくなるそうです。
写真はつくば植物園のものですが、小型化しあまり大きくなりません。
因みに見た目もよく似ていてフキ同様食べられる「ツワブキ(石蕗)」(Farfugium japonicum)
キク科ツワブキ属の常緑多年草 秋には菊によく似た明るい黄色の花が咲き、各所で見かけます。
ツワブキ↑の葉は色も濃く光沢があり、厚みがあります。(これは温室育ちの株)
フキの葉は薄く葉色が明るい。表面には光沢が無く柔らかい。
こちらは、以前UPした「マルバダケブキ(丸葉岳蕗)」 (Ligularia dentata)
キク科メタカラコウ属の多年草 本州、四国に分布
フキと同じ仲間ではありませんが、名前にフキとつき、見た目が似ています。
’ミッドナイトレディ’(銅葉)↑( 'Midnight Lady')という品種。
別名:リグラリア・ミッドナイトレディ