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土屋家長屋門:松戸市

2019年05月22日 | 古民家っていいなぁ。(千葉県内)

「安蒜家長屋門」と併せて「土屋家長屋門(市指定文化財)」も見てきました。同じ松戸市千駄堀にあります。

こちらも外観のみの見学で中には入れません。

(松戸市HPより)「土屋家長屋門の建築年代は不明ですが、土屋家の屋敷を描いた明治27年(1894年)作成の銅版画にこの長屋門が描かれており、それ以前に建てられたことがわかります。この長屋門は、松戸市内に現存する長屋門の中でも規模が大きく、保存も良好であり、江戸時代末期から明治時代初期の建築技術を伝えるものとして貴重なものです。構造及び規模は、木造・寄棟造・瓦葺で桁行14.54m、梁行3.64mです。」

左が長屋門。右は日常的に家人が出入りする門のようです。

かなり手入れをしているようで、美しいい漆喰壁です。

木部も昔の木材とは思えないほど美しく、磨きがかけられているようです。

門構え。欅?の一枚板の扉でしょうか?

軒を深く前面に張り出した「出桁造」


安蒜家長屋門:松戸市

2019年05月22日 | 古民家っていいなぁ。(千葉県内)

5月22日、松戸市千駄堀にある「安蒜(あんびる)家長屋門(松戸市指定文化財)」を見てきました。

場所は「21世紀の森と広場」南駐車場の直ぐ傍です。

一般公開はされていないので、「私有地のため、敷地内・居住区域には絶対に立ち入らないでください。見学は外側のみでお静かにお願いいたします。」との看板があり、注意喚起がされています。

(松戸市HPから引用)「安蒜家長屋門は、その棟札から天保11年(1840年)に建てられたことがわかります。下総地方西部の長屋門のうちでは、最も古いものの一つで、松戸市内に現存する長屋門の中でも規模が大きく、建築年代、施工大工が明確であり、江戸末期の建築技術を伝えるものとして貴重なものです。構造及び規模は、木造・寄棟造・瓦葺で桁行14.78m、梁行4mです。」

以前紹介した柏市花野井の「旧吉田家住宅(国重要文化財)」の長屋門は1831年に建てられたものです。

安蒜家の長屋門もほぼ同時期のものですが、桁行は旧吉田家(25m)に比べると10m程小さいものです。

 

立派な門構えですね。現在も安蒜家の住居の門として使用されています。

 

長屋門の奥に見える赤い屋根の主屋

こちらの安蒜家は江戸時代、小金牧の牧士(もくし)を勤めてた家柄で、主屋は1783年に建てられ、松戸市内の民家では最も古い建物だそうです。旧吉田家の主屋が1854年(建替え)に建てられたのもなのでそれよりもかなり歴史がありますね。