晴山雨読ときどき映画

“人生は森の中の一日”
山へ登ったり、本を読んだり映画を観るのは知らない世界を旅しているのと同じよ。
       

幻想的ーからからと音をたてて舞い散る雲仙の霧氷を見ました

2010年02月14日 | 
↑(島原武家屋敷に飾られているお雛様)

(武家屋敷に月見の珍しい欄間がありました→

Uとは故郷の高校以来の友人で2年生時はpole-poleと3人同じクラスに机を並べたこともあります。彼女は8度目の来崎ですが、今回の目的は雲仙の霧氷登山。ところが2、3日前から気温は上昇し春のような暖かさが続いています。彼女が切望してやまない霧氷はたぶん観れないだろうと釘を刺し期待していないようなので、こちらも少しは気が楽ではありますが・・・。
前日の土曜日、JR長崎駅に到着したUを車で拾って島原へ向かいました。
地震フェチのpole-poleは島原のファンですぐお客を連れて行きたがります。ネイチャーセンターから見上げる普賢岳山頂はすっぽり霧に覆われたまま。がまだすドームに案内して、武家屋敷廻り、森岳商店街散策。えっ!何と向こうからTetu1さんが歩いて来られたのにはびっくりしました。そこで「たぶん明日、霧氷は付きませんよね?」と訊ねると、やはり曇った顔で「無理かな・・・」と気の毒そうに応えられました。



日曜日、終日曇りで夕方から雨の予報。何とか最悪の事態は避けられました。
風の吹いていない仁田峠登山口に車は2台しか停まっていませんでした。Uは駐車場周辺に極小霧氷が白くくっついているのを見つけ、初めて観る霧氷に感激しています。霜に近い霧氷にはしゃいでいる彼女を見ると、何とか見せてあげられないものだろうかと親心(友心?)が募ります。少しの可能性にかけて妙見の方から右回りで登ることにしました。ロープウェイ発着場を過ぎたあたりから厚みを帯びだし、霧氷と呼んでもおかしくないぐらいの大きさになり始めました。ところどころ白くなった斜面は、最盛期には及びませんがまがりなりにも霧氷の風景。稜線に風が吹き始めました。



鬼人谷の階段を下りていると、からからと乾いた音が全山に響きます。どこからかしらと3人が見回すと、樹々から風ではらはらと霧氷の白い塊が散っているのです。ピンク色の桜の花びらではなく真っ白の霧氷の花びらが舞い降りているのでした。「ダイヤモンドダストみたい!」霧氷の風景は何度も観ましたが、からからと音をたてて落ちていく幻想的な霧氷は初めてでした。
やはり自然との出会いは水物です。期待せずに登った霧氷が素晴らしい姿で現れたのでした!
Uは山からのプレゼントに満足して夕方のJRで帰路につきました。
 
(カメラを忘れ、携帯は電池切れで撮影できませんでしたが、しっかり3人の目に焼付いているよ)
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3 コメント

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霧氷見れたんだ! (リンドウ)
2010-02-16 00:12:09
お友達も大喜びされたでしょう。
学生時代の友人、あちこちにおられるようですね。

岩宇土の事、メールしてます。
読んでね。
返信する
ようこそ (ミラ)
2010-02-16 07:54:46
pole-poleさん、bambooさん、ご友人と共に島原散策&雲仙へようこそでした!

小さな島原の街も雛巡りのお客様が目について嬉しい限りです♪

tetu-1と遭遇されたとかで私にも直ぐ連絡がきましたよ(*^^*)V
霧氷にも逢えて良かったです~\(*^^*)/
もう暫く我慢の日々を読書&チクチクでお庭方面を眺めて過ごします^^;;
返信する
コメントありがとう! (bamboo)
2010-02-16 13:56:36
りんどうさんへ

御迷惑かけましたが、再びメールをありがとうございました。

ミラさんへ
>もう暫く我慢の日々を読書&チクチクでお庭方面を眺めて過ごします^^;;
お花の季節には間に合いそうですね。ふれーふれーミラさん!
返信する

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