辺 蟲 憐 寺 境 内

Hemulenji precinct yard

御寂山辺蟲憐寺々領林
昆虫相他備忘録

水色尾長蜆

2023-05-31 22:46:21 | ZU・I・SO 

230531 お昼前後 入梅前にと町田市を散歩 が 思ったより曇天 雨混じり 低温...会えた目ぼしい虫は少ない。

栗の花を散々見るも やっとの事でミズイロオナガシジミが出てきてくれた。

 

北上の時期にはなかなか会えないアサギマダラの証拠?画像。

 

クロヒカゲ

 

ベニヘリコケガ

 

アシベニカギバ

 

ウンモンクチバ

 

シロコブゾウムシ

 

クワハムシ

 

アワブキ

長い付合いだが花を見る事は殆ど無い。

アサヒナカワトンボ

 

朝の雨青葉も濡れつ私も濡れつ  種田山頭火

 

空や花さん

蝶が動かない理由は色々考えられ 挙げるとキリが無いものと思います。

貴画像は♀で 基本♂よりは止まってくれる事が多いです。

天候を記されていましたが 特に日照や気温などに左右されます。

飛翔画像を求めない限りは 種ごとにとまりやすい状況も な〜んとなくわかってきて それもまた面白いとこだし...できれば私の前ではとまって欲しい。w

 


菊吸髪切

2023-05-29 17:14:00 | ZU・I・SO 

230528 暫く好天を望めなくなるとの予報で 午前中 立川市・小平市へ兎にも角にも散歩に出た。

通る度にヨモギ先端部の萎れから キクスイカミキリは?と見ていたが 思いの外手強かった。

 

エチゴキバネハムシダマシ

 

ヒメトラハナムグリ

 

キボシツツハムシ

 

ダンダラテントウ

 

テントウムシ

 

ニワトコ

 

ミヤギノハギ

 

萩とすすきとあをあをとして十分  種田山頭火

 

 


姫虎花潜

2023-05-28 19:48:06 | ZU・I・SO 

230526 お昼前後 ゼフィルスでも撮ろうかと立川市・小平市を散歩。

曇天強風で栗の花の枝が大きく揺れていた...残念。

花々にヒメトラハナムグリが目立つ。

 

クロハナムグリの方が少ない位だった。

普通種ばかりだが花々を覗くのは楽しい。

常連のカミキリにナガゴマフカミキリが加わった。

 

アトジロサビカミキリ

 

クビアカトラカミキリ

 

ウシカメムシの裏側。

 

ベッコウガガンボ

 

キリンソウ

ジョウザンシジミの累代飼育をしたのを思い出す。

カワウとハシボソガラス。

頭上のカラスが突然野太い声で鳴いて 思わず見上げたら ウッ...。

 

鵜しきりに啼いて何を知らせる  種田山頭火

 

 


青羽挵

2023-05-25 12:34:19 | ZU・I・SO 

230524 お昼前後 町田市を散策。

出発前 カミ様に強風を指摘されたが強行...案の定 貧果に終わった。

流石「虫屋の女房」。

アオバセセリの証拠画像でもアップしておこう。

 

普段は斑紋異常など 話題性のあるヒメウラナミジャノメしか撮らないが...。

多くのノーマルなアオスジアゲハ画像等を消去しながらだったが 意図も無く何故かこれ↑が残っていた。

クワコ幼

 

シラホシカミキリ

 

サルナシ

キクビアオハムシなんぞがいないかと覗いては見たものの...。

 

梨の花の明けてくる  種田山頭火

 

黒猫さん

メールありがとうございます。

もうずっとここいら(黒猫さんとお会いしたとこ)で親蝶は撮っていないので 早いんだか遅いんだか...まあ今季は出遅れたんだろうな〜って事に。w

 


墨流

2023-05-22 16:37:15 | ZU・I・SO 

230521 町田市を散策 が 曇天 幾度となく途中で引き返そうかとも思った程だ。

お昼前後の短いタイムスケジュールだったので 駐車スペースに着くや否やのスミナガシの登場に 報われた気分になれた。

 

ヒメキマダラセセリも光が弱い所為か落ち着いていた。

 

まさかのアサマイチモンジがいないかの老眼対策画像...遠目でも何でも撮ってカメラの液晶を拡大して確認...やはりイチモンジチョウ。

 

ウンモンスズメ

 

キクビヒメヨトウ

 

マンレイカギバ

 

ハミスジエダシャク

 

ウスイロオオエダシャク...黒猫さんのご指摘に感謝したい。

 

ヤツメカミキリ

 

ヒゲナガハナノミ

 

コサナエ

 

クロスジギンヤンマ

 

ハラビロトンボ

 

ホソミイトトンボ

 

マルウンカ

 

シロマダラが死亡していた。

マムシ注意の看板も多く 誤認から殺されたものと推察している。

東京都では記録の少ない種だが...。

 

くもりおもたい蛇の死骸をまたぐ  種田山頭火

 

空や花さん

そうです。

そう言えば私の幼少期からのホームフィールドが 皿山って名の52mの小ちゃな山?だったんですが 憧れから皿ヶ嶺って言ってましたよ。w

四国のベニモンカラスシジミも 後に他でも見つかってるんですが ツマジロウラジャノメも同様で ベニモン程ではないものの 当時は憧れていましたよ...他にも色々ありますが。w

両者とも画像が無いんですが 今簡単にアップできる丹沢(神奈川県)のツマジロ↓でもどうぞ。w

今はそこそこレア?ですが...。

 

空や花さん

歴史と言うか虫史と言うか ザックリと大航海時代以前から続けられてきた種の羅列をベースに 変異 生態 遺伝子...解明される度にどんどんミクロになって行き 子供の虫捕りが未だに終わってない私の世代だけで 上記の変化を見ました。

日本固有種...当たり前って言えばそれまでなんですが 地史的に複雑だし 孤立してるし 多様な環境を持つし よりミクロに種以下の分類で言えば ほとんど固有なのかもですね。

先日アップされたホシミスジも あっという間?に国産だけで二桁の亜種に分かれましたしね。

なので 本州島の人間は四国亜種 四国ラベルに憧れるんですよ。w

ノコメセダカヨトウは未見です と言うか 見ヨウトするモチベーションが...蝶屋なんで。w

さしあたって空や花さんは 航海へと出帆したところと言ったところでしょうか?...前途洋々。

サツマニシキがこっちで見られるなんて もはや南方系種が何でもかんでも北上してくる温暖化に慣れ過ぎていて 近いかもですよ。

サラグモ...の仲間 ですよね。

イヨヤミサラグモ サラガミネヤミサラグモ なんて名に惹かれますね。w

特に皿ヶ嶺は 子供の頃にはベニモンカラスシジミの唯一の産地でしたから 憧れたもんです。

その後 himesijimi さん生誕の地 他 でも見る事ができますけど。w

今回初見のキクビヒメヨトウ↓。

 

空や花さん

スミナガシは蝶ですよ。

まあ 蛾の一部が蝶なんですけどね。

サツマニシキも例に漏れず北上傾向にあるので 頼むからこっちまで来ないでって感じです。

虫の世界が奥深いのは同感ですが 間口も広いので 付き合いが生涯としても一時的だとしても 各自の持ち時間や求める質に合わせて ザックリと絞り込む必要が出ますよね。

なので 蝶以外は今一なんです...自爆。

 

空や花さん

もしも誤認や嫌悪で駆除したのであれば 知らない事の罪は大きいですね。

イトトンボはそこそこ種数があって 同定の難しいものもありますから 画像はいろんな角度で撮った方が良いと思います。

私 クモは不得意なんですよ なので力になれそうもありません。

サラグモって科名ですよね...一緒に勉強しましょう。

イチモンジチョウはご指摘通りだと思います。

山頭火は基本行倒れの俳人なので 字面が明るい句でもネガティブに解釈してしまいます。


三筋蝶

2023-05-19 08:33:10 | ZU・I・SO 

230517 ミスジチョウに会いに町田市へ。

毎年 安定的に姿を見せてくれる。

クロアゲハ

 

シロオビクロナミシャク

 

シラホシカミキリ

 

シラホシハナノミ

 

シオヤトンボ

 

フタスジモンカゲロウ

 

モリアオガエル

 

風の中を陽にむいて揺るる枝蛙  種田山頭火

 

空や花さん

紛らわしい〜...ミスジチョウの食樹のモミジにとまったホシミスジですな。w


紅羽花髪切

2023-05-17 21:40:07 | ZU・I・SO 

230516 午前中 そろそろゼフィルスでも見れるのではと 立川市・小平市を散歩。

ゼフは見れなかったものの 小平市では初見のベニバハナカミキリに会えた。

 

シナノクロフカミキリは立川市では初見だ。

 

アトジロサビカミキリ

 

ムネクリイロボタル

 

コナラシギゾウムシ

 

ミダレカクモンハマキ

 

アカスジキンカメムシ

タイムボカンシリーズのドクロストーンをイメージしてしまうのは私だけだろうか?。

ヘラクヌギカメムシ

トキワツユクサは生態系被害防止外来種リストだが...。

 

こちら向いてひらいて白い花匂う  種田山頭火

 

空や花さん

ジンメンカメムシを筆頭に カメムシの中には仮面虫wがそこそこいますね。

ナガメ↓。

 

himesijimi さん

ベニバハナカミキリに会えたのは 嬉しかったです〜。

あちこちでレッドデータになるのも理解できます。

いやはや 今日(230518)のこちらはもっと暑い。

出るのは自殺行為wなので 天気が悪くなって また出れなくなるのであろう事を知りつつ ジッとしております。

 

himesijimi さん

ごめんなさい & ありがとうございます。

サボってコピペしたら んな事になってしまったようです ので 再読込してみてください。

今日(230517)はミスジチョウを狙って 町田市へ...こちらも暑くてへばりました。

池の上のモリアオガエル↓も暑そうでしたよ。

 


琉球馬の鈴草

2023-05-14 16:14:52 | ZU・I・SO 

230514 我家(国分寺市)のリュウキュウウマノスズクサが咲いた。

久々に花を見る が あまりにも繁茂し 大きい葉は両手の平ほどもある。

つるはグングン伸びて家を覆ってしまうので始末に悪い。

思えば越冬態(休眠蛹)を獲得していない南の各亜種の飼育には重宝したものだが...。

代用食のウマノスズクサや それよりも遅くまで葉の残るオオバウマノスズクサ それさえも無い時期に緑葉を得る事ができるからだ。

何よりも現地でこれを食べている。

逆に本土産の代用食としては母蝶の反応が悪いので 緊急時以外は給餌していない。

対馬産はさらに反応が悪い。

 

馬がふみにじる草は花ざかり  種田山頭火

 

空や花さん

ちょっと屁理屈っぽいのですが 退化も進化ですよね と すれば あまり変化しないと言う選択も 進化と言えば進化になりますよね...頭イタ〜w。

お気遣い ありがとうございます。

この暑い中 それも最も気温が高いお昼前後 散策に出てしまいました が やっぱ虫の動きも悪かったものと思われ...。

今日(230517)のシオヤトンボペア↓。

 

空や花さん

トンボより進化していないということか?...この質問はどう見るかで答えが変わってしまいますな。

各系統樹先端の生物は それぞれ進化の先端にいて 同時に今を生きているので 同列?と言えるんじゃないでしょうか。

例えば 今のヒトとチンパンジーを比べるとすれば チンパンジーが進化していないのではなく 分岐が過去にあって ヒトと共通の祖先を持つだけの話ですよね。

対して分岐が古いかどうかで見るのであれば トンボの祖先が早く分岐をしているので その意味ではガガンボの方が進化していると言う事にはなりますね。

古い形をどれだけ残してるかなど 見方がいろいろあるので何ともです。

もう観察は忙しくなってますw。

今日は雨があがったので散歩に出てしまい 今からヒーヒー言いながら同定ですわ...杜甫ホw。

ホリカワクシヒゲガガンボ↓。

 

空や花さん

ウスクリイロヒメハマキなんですが コウスクリイロヒメハマキだったらごめんなさい。

みん蛾(みんなで作る日本産蛾類図鑑V2)とにらめっこですよ が 流石にこの辺の種は画像が無かったり 未同定が多かったりですね。

杜甫(トホ) 李白 白楽天 中国三大詩人です が 通じませんでしたね...トホホホ...ヲヤヂギャグ すみませ〜ん。

今回の句は 私に踏みにじられたウマノスズクサの花 ってとこでしょうか?w。

ガガンボなんですが(おそらくキイロホソガガンボ) 基本 虫の♀は腹部が大きいです なのですぐわかりますよね。

トンボとの決定的な違いは ♂と♀が逆方向を向いてますから 翔べない 翔びにくい でしょうね。

トンボは翔びながら交接(交尾)できますし。

時期的にコサナエの交接をアップ↓。


深山烏揚羽

2023-05-11 11:07:16 | ZU・I・SO 

230511 町田市を歩いた。

前回 ミヤマカラスアゲハを見るも撮れず 既に時期遅と思われたが再訪した。

やはり時期を外した様だが モンキアゲハへの求愛シーンが撮れた。

オナガアゲハも執拗に求愛していた。

 

カラスアゲハ

 

クロヒカゲ

 

ダイミョウセセリ

 

ヒメキマダラセセリ

 

オオカギバ

 

ハグルマトモエ だと思う。

 

タイワンキシタアツバ

 

ナカウスエダシャク

カゲロウ羽脱殻と。

ヒメマダラエダシャク

 

アシブトチズモンアオシャク

 

ベニモンマイコモドキ

 

フチグロヤツボシカミキリ

 

ホタルカミキリ

 

クロスジギンヤンマ

 

オナガアゲハ

 

葉かげ黒い蝶  種田山頭火

 


鯉幟

2023-05-07 21:43:25 |  空

230505 午後の1時間程 茅ヶ崎市を散歩。

典型的な最近の鯉幟を見る。

自身の鯉幟は太くて高い竹1本に流してもらったし それがポピュラーだった。

今思えば何とも贅沢な話だ。

何れにせよモチーフはヤマトゴイ(外来種)という事になろうか。

そこから特定外来生物のウシガエルが鳴く池へ...。

ノゴイ(在来種)は大丈夫なんだろうか?...などと呟く背中を「虫屋の女房」に撮られていた↓。

 

ひとりとなってトンネルをぬける  種田山頭火

 

空や花さん

今日(230510)は 町田市の深山w雪辱戦へ行ってきました が 流石にもうスレキレでした チャン×2。

ミヤマカラスアゲハ♂

虫屋同士って 意外とフィールドでフレンドリーで きっとそのノリがベースにあるんだと思います。

今日もお二人に話しかけられ くっちゃべりましたよ。

一人はこのエリアの常連さんですが もう一人に「もしかしてナマ辺蟲憐(へむれん)さんですか?。」と聞かれ...バレてるし。w

記事は追ってアップします。


雲紋雀

2023-05-02 17:41:51 | ZU・I・SO 

230502 立川市でのヒゲブトハナムグリの記録は少ないものと思われるが 以前から翔んでいるのは知っており その画像を抑えに出掛けた。

これまで♀を見る事が出来ず スルーしていた。

低温強風で 大きな手掛かりとなる探雌飛翔は鈍かったが 何とか交尾ペアを撮る事ができた。

当然と言えば当然だが ♂の探雌飛翔に比べ ♀が直線的に翔ぶ姿を見せてくれ それもその発見の一助となりそうだ。

その前 温度が上がるまではと 小平市を散策。

エゴツルクビオトシブミをポロッと落下させ エゴノキから離れようとした折り 偶然ウンモンスズメが目に入った。

今日はクビアカトラカミキリの日と言えそうだった。

同市では過去最多の個体数に会う。

 

気温がそこそこ上がり ダイミョウセセリも翔び始めた。

 

ヒゲブトハナムグリも動き始めるであろうと立川市へ向かう が ほとんど静止しているので ♀やペアを見つけるのが厄介だった。

 

旅もやうやく一人になりて白い花  種田山頭火

 

空や花さん

見させて頂きました。

私はヤブガラシで見る事が一番多いですね と 後は道路を這ってるやつ。w

 

空や花さん

深山に分け入り 蝶を探している少年は 興味と興奮でキラッキラしていると思いますよ。w

どこかへ行こうとしている芋虫は いろんな事が考えられますが ご指摘の状況の可能性は高いと思われます。

土中で蛹化するガは多いですからね。

人工物上では適当な蛹化場所が見つからないのかもです。

近年気がついた事なんですが 食樹から風などで落下する個体の多い事。

物凄い数の幼虫が餓死や捕食されているんでしょうね。

餌の枯渇も考えられますね...他 諸々。

車に轢かれそうな幼虫は人目につくだけで 実際は多くはないのかもですね。

ツマキシャチホコ幼(上)とヒオドシチョウ前蛹(下)両者とも落下個体と思われます。

 

空や花さん

ミヤマは深山ですから 基本的には高地性を言ってて 神秘的と言えばそうなのかも知れません。

カラスアゲハに比べれば標高を上げるという意味なんでしょうね。

思い返せば昔 ミヤマカラスアゲハは対馬のに嵌ったり はたまた広島市中区で採った事もありました。

島や市街地に深山...ある意味神秘的ですな。

前回の記事は 多くはないまでも安定的に見る事が出来る端 低地って事になりますが もっと低地と言うか 都心寄りと言うか 稀に記録されます。

我家(国分寺市)にも 稀に翔んでくる様です。

アゲハ飼育用に植えたキハダに幼虫を見つけた事もありました。

流石に我家のアワブキに 遠くまで翔ぶとは思えないアオバセセリが発生した事はありません。

 

空や花さん

私はブドウスズメにそっくりなハネナガブドウスズメ↓しか会っていません。

確かに妖怪の様かもですね。

 

himesijimi さん

ウンモンスズメは確かに特異なデザインですよね。

ウワバとシタバ 裏面の黄色...対天敵とか配偶行動とかに独特の戦略がありそうです。

この緑と赤は 我々の暗所視と明所視やらでは理解不能なのかもですね。

クビアカトラは庭に材でも積み上げますか?。w