辺蟲憐寺境内

Hemulenji precinct yard

御寂山辺蟲憐寺々領林
昆虫相他備忘録

深山茶羽挵

2024-08-24 09:48:26 | ZU・I・SO 

240823 午前中 ミヤマチャバネセセリに会いに国立市を散歩。

 

晴れて高温…これではほぼ全ての蝶が潜ってしまう。

朝の内に撮って 予想通り早々に翔ばなくなったので退散。

訪花シーンを得やすい午後遅くに 雷雨に怯えながら再訪する気力なんぞ有り様も無く 午前早目の短時間で 雌雄の画像を揃えられた事にそこそこ満足できた。

 

ギンイチモンジセセリ

 

セスジスズメ

 


褄黒黄蝶

2024-08-22 20:41:57 | ZU・I・SO 

240822 前回の八王子市のツマグロキチョウが 目前で産んだ数卵を持ち帰り 4化目のアンテナとして屋外飼育をしていたが 蛹化し始めた様だ。

これで4化のザックリした発生期を掴める。

また フィールドで蛹を狙って探した事は無いが 少ない飼育経験や蛹色から 蛹化場所のヒントになるかもしれない。

1化に呼応したカワラケツメイの茎は 蛹化場所としては不適に思えるが…?。

因みに 画像の蛹は向き合っているが 被せているネットに食草が圧せられる都合で 実際は右の個体も上向きだ。


褄黒黄蝶

2024-08-08 19:10:08 | ZU・I・SO 

240808 午前中 八王子市を散歩。

ツマグロキチョウ1化の母蝶採卵から屋外飼育をして 2化の発生期を知る事ができたが それをスケールにした3化の発生期予測から 多くの個体に会う事ができた。

河原どころではなく カワラケツメイの無い河川敷 はたまた堤防の車道にさえ翔んでいた。

1化時では丹念に探さないと見つからなかった食草も 見つかる本数が増えた2化時を経て 3化時は探さなくとも目に入るほどに伸長していた。

越冬個体は 我々には見えないほどの発芽直後の食草への産卵を強いられるのであろうから 1化の成長の大変さは如何許りであろうか?。

化数を経るに従って個体数が増しているのは明らかで 食草の状態に比例しているものと推察する。

 

交尾シーンに会う事ができた。

この種に限らず 開翅して腹部を持ち上げる♀の拒否行動の姿勢が理解できる。

 

 

産卵する個体が多く見られた。

やや日陰の低目の新葉を選択しており この個体の上の葉表主脈にも卵が確認できる。

 

卵は多数確認できた。

 

まだ幼虫も確認できた。

越冬個体の産卵時期のバラつきが平行移動しているのであろう。

 

後翅表の黒鱗が発達して 閉翅しているとキタキチョウの「ワカメちゃんカット」に見えなくもないが サイズなどが全く違うし この暑い時季 殆どのキタキチョウは翔んでいないので まず見紛う事は無い。

 

日ざかり黄色い蝶  種田山頭火

 


筋黒茶羽挵

2024-07-26 17:05:46 | ZU・I・SO 

240724 午後 スジグロチャバネセセリに会いに 山梨市から須玉町へ。

 

ヘリグロチャバネセセリ

 

ホソバセセリ

 

ミズイロオナガシジミ

 

ジャノメチョウ

文末ながら 行を共にして頂いた tk 氏に深謝したい。

 

スジグロチャバネセセリ

 

ま昼の花の一つで蝶蝶も一つで  種田山頭火

 

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赤挵

2024-07-25 15:58:40 | ZU・I・SO 

240724 アカセセリに会いに 午前中 山梨市を散策。

 

ヘリグロチャバネセセリ

 

ヒメキマダラセセリ

 

ヤマウラギンヒョウモン

 

ホシミスジ

 

クジャクチョウ

 

ウラジャノメ

 

シロモンクロエダシャク

 

マルガタハナカミキリ

 

ヨツスジハナカミキリ

 

ヤマウラギンヒョウモン

 

てふてふあそばせてあざみあさのいろ  種田山頭火

 

・・・・・・・コメントへの返信・・・・・・・

 


褄黒黄蝶

2024-07-18 23:10:56 | ZU・I・SO 

240718 午前中 ツマグロキチョウを見に 八王子市を散歩。

 

 

求愛行動。

 

産卵はやはり低い新葉を選択していた。

 

梅雨明けの日陰の無い河原はきつい。

ポイントに到着後 30分もしない内に熱中症の症状が出はじめた。

シャッターを押す手が震え 気持ち悪くて立っていられないので スポドリをゴクゴク飲んで 水際の草陰に寝転び 素足を少しドブ川臭のする流れに突っ込んだ。

目前を頻繁に行き交うハグロトンボ(神様トンボ)...ついにお迎えか?。

時折 上空をツマグロキチョウが翔ぶが どころではなく 暫くして何とか立ち上がれたので帰途に着く。

 

やたらにてふちよがとんでくる梅雨晴れ  種田山頭火

 

・・・・・・・コメントへの返信・・・・・・・

こごみG さん

ありがとうございます。

わかっちゃいるけどやってしまった と 言ってられない年齢になってしまいました。

実は前回もやや呼吸が苦しくなったので 水分量を増やしたつもりではいたのですが 過酷さが比ではなかった様です。

油断禁物ですな。

 


褄黒黄蝶

2024-07-02 19:46:45 | ZU・I・SO 

240702 化性を知るべく 自宅(国分寺市)にて飼育していた八王子市産サンプル↓の 一番早い2化個体が羽化(240701)したので 午前中 同産地を散歩。

 

やはりフィールドでも2化が出ていた。

 

 

 

 

獣糞にて吸汁していた。

 

 

 

合歓の花のおもひでが夢のやうに  種田山頭火

 

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黒猫 さん

成虫期が長いとすれば その間の温度や日照の移ろいは幅を持ってしまうので 対応した性格なのかもですね。

私の思い込み2化説上 夏型が溜まっていって 秋型(越冬型)が合算され 個体数が多いので会い易いという側面もありそうです。

私もこの種に興味を持った事はなく 歳をとってからでいいや な〜んて思ってたら 既に高齢者になっていました。自爆

今 2化に成る卵を見つけられちゃうと 思い込み2化説では 2化=秋型(越冬型)なので 秋型の最長寿命が6月までだろうから これからの幼虫期などがチト長〜い事になってしまいますな。

夏は白化♀が増えて行くんですが 秋型の生産に備え より顕著にアピールしたい?性徴(ヤマキ的な)では?と思ってますから 1化にはもうちょっと後ろにズレ込んで〜って感じです。

そうそう グロキ秋型の黒帯が衰退して キタキ夏型末期の様な個体が少ないながら出るんですが それを撮りたいな〜...なーんて いつものトラタヌ...妄想で晩秋は楽しめそうです。

タラちゃんのツーブロックとでも言っておきましょうか。w

 

黒猫 さん

グロキ1化の発生前半はキタキも多く 結構絡んでましたから ケジメはついていないのかもですね。

キタキ成虫の寿命が非常に長い事は既知の事として 仮眠 休養 となるとON OFF 的ですが 少し継続的に運動量を減らしているんじゃないですかね。

日陰の湿っぽいとこに集まってる?個体を刺激すると翔びますしね。

それとキタキの翅の破損は少ないと思いませんか?。

グロキは翔ぶゾーンが低く 傷みやすいでしょうから それとの比較という意味ではなく ザックリと他シロチョウの中での話です。

そうそう 今回 カワラケツメイではなく メドハギやネムなどをじっくり見てる方がいらして 探し方がおそらくキタキ卵だと思いますが もう越冬型は流石にいない?でしょうから 2化になるであろう卵の存在を確認しているんだろうと興味津々。

真偽を確かめようと近づくと遠ざかるので お邪魔虫だった様です。

かと言って 炎天下 私も膨大な量のメドハギなどを見る気力は無く...。自爆

カツオの坊主頭...グロキ2化↓。

 

黒猫 さん

そうなのかもですね と言うか グロキは素人なんで まだノーガキを述べるに至らずなんですよ。

少ない経験的には 晴れたり曇ったりの時 日が陰るとフツーにグロキは翔ばなくはなりますが...。

探雌飛翔と産卵とでは違いそうですしね。

少し俯瞰すると この時期はキタキが少ない(翔んでいない)時期って側面もありそうな気もします。

今回もキタキは殆ど翔んでなかったですよ。

キタキの年2化説を唱える私の論拠の一つでもあるんですが 暑くなってくるとキタキは涼しいとこであまり動かないのを見ますから。

両者とも越冬型からダラダラ発生するとこまでは似てると思うのですが 今回 グロキ1化の母蝶採卵から スンナリ2化が羽化し フィールドでも熱中症になりそうな中をフツーに翔んでましたしね。

黒猫さんの言うワカメちゃんカット...キタキ1化↓。w


銀一文字挵

2024-06-27 22:10:47 | ZU・I・SO 

240627 午前中 国立市を散歩。

ギンイチモンジセセリが増えてきた。

 

コオニヤンマ

 

クロバネツリアブ

 

ミヤマアカネ

 

蜂がとんぼが通りぬけるわたしは閑打坐  種田山頭火

 

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銀一文字挵

2024-06-25 20:12:45 | ZU・I・SO 

240625 午前中 国立市を散歩。

ギンイチモンジセセリの2化が出始めた。

 

ヒメウラナミジャノメ

 

キハダカノコ

東京都北多摩レッドデータだそうな。

 

モモブトスカシバ

 

ヤノナミガタチビタマムシ

 

 

 

こちら向いてひらいて白い花匂ふ  種田山頭火

 

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空や花 さん

キハダカノコは昼行性で訪花するので 蝶屋の私にはしっくりくる蛾で こちらではレッドデータな事も手伝って ついつい撮ってしまいます。

ギンイチモンジセセリもそうなんですが 実はキハダカノコの方がランクが上?です。

そちらではキハダカノコは多そうなので ヒメジョオンで会える機会もあるでしょうね。

逆にそちらのギンイチモンジセセリは厳しいですよ。

げに...古語が残ったパターンの方言ですね。

在広時には私も使っていましたので ほっこりさせて頂きました。


褄黒黄蝶

2024-06-22 17:05:53 | ZU・I・SO 

240622 いよいよ梅雨...晴れ間を惜しんで 午前中 ツマグロキチョウに会いに八王子市を散歩。

 

 

 

幼虫を見る事が出来た。

発生のバラつきを実感する。

 

コマツナギ(地方名:ノハギ カワラハギ ウシハギ クサハギ)に訪花。

 

てふてふひらひらとんできて萩の咲いてゐる  種田山頭火

 

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褄黒黄蝶

2024-06-19 17:40:16 | ZU・I・SO 

240619 午前中 ツマグロキチョウを見に八王子市を散歩。

翅形が更に尖った印象を受ける。

 

小さなカワラケツメイへの産卵が多い。

葉表主脈産卵の姿勢が取り易いのだろうか?。

若齢幼虫の成長に これからの食草の伸長を合わせているという事だろうか?。

 

まだ双葉が残る食草への産卵。

 

同様な食草上の卵。

 

ムラサキツメクサに頭部を突っ込んでいた。

 

かたすみ三つ葉の花だ  種田山頭火

 

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黒猫 さん

鋭いッ!。

何を隠そう 東京産で初めて撮影したのがキツネノマゴへの訪花でした。

ここまでアップした訪花シーンのほとんどが赤紫系外来種。

やはり在来のキツネノマゴやネジバナのシーンが良いですね〜...。


褄黒黄蝶

2024-06-17 18:39:42 | ZU・I・SO 

240617 午前中 ツマグロキチョウに会いに八王子市を散歩。

求愛行動を見る。

発生時期の経過と共に 前翅頂の尖りや後翅外縁の黒鱗が増してきた印象を受ける。

 

産卵は5cm以下のカワラケツメイを選択する場合が多かった。

わかり辛いが卵を確認できる。

葉表主脈への産卵姿勢を取り易いという事か?。

 

 

いつ見ても咲いてゐる花赤い花  種田山頭火

 

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紋黄揚羽

2024-06-15 23:30:06 | ZU・I・SO 

240615 午後 カミ様と町田市へゲンジボタル・ヘイケボタルを見に行く。

少し早めに出て 相模原市緑区の気になっていた場所へ キマダラルリツバメの妄想を潰しに行ってみた。

可能性は極めて低いと踏んでいたが これでいつまでも気にせずに済む。

夕刻 町田市へ移動したが 温度が高い所為か 吸蜜するモンキアゲハが多かった。

ゲンジボタル・ヘイケボタルはやや遅れ気味なのか ベストだったかもしれず 大いに癒された。

 

タカオシャチホコ

高尾山の名を冠する昆虫他には 独特な感情を持ってしまう。

 

チャバネツヤハムシ

 

 

 

黒い蝶白い蝶夏草はしげる  種田山頭火

 

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伊藤平彌 さん

貴ブログを拝見させて頂いた事もあり 非常に恐縮しております。

ご事情も察しますが 基本的に画像の転用を好みません。

申し訳ないのですが お断りさせて頂きます。


褄黒黄蝶

2024-06-14 18:00:22 | ZU・I・SO 

240614 午前中 ツマグロキチョウを見に八王子市を散歩。

元々越冬蝶なので 母蝶の寿命が長い所為か ダラダラ発生になる事は容易に推察できる。

 

卵はカワラケツメイの葉の開閉に左右されない位置にと言う事だろう。

まだ双葉を残す食草も有り その成長から推察するに 1化目となる卵は 双葉や発芽状態から産卵されているのではなかろうか?。

秋型やキタキチョウに比べると かなり小型になる事と連動している様にも思える。

 

 

蝶ひとつ飛べども飛べども石原なり  種田山頭火

 

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