辺蟲憐寺境内

Hemulenji precinct yard

御寂山辺蟲憐寺々領林
昆虫相他備忘録

髭太花潜

2023-04-29 20:04:00 | ZU・I・SO 

230429 午前中 約2年振りに町田市のホームフィールドと言えるエリアを歩いた。

行かなかった間にまた環境があちこち変わった。

私のために ヒゲブトハナムグリはここに座ってどうぞ と言わんばかりに発生地上にベンチも置かれた。

足元のヒゲブトに飽きたら 後ろのヤブデマリを覗き あっという間に時間は過ぎて行く。

そんな中 探雌飛翔するヒゲブト♂が♀を察知。

 

あっという間に団子になるほど 以前より発生数が多くなった。

整備でヒゲブトの環境になったのだろう。

植栽されたクヌギで アシナガオトシブミが揺籃を作成中。

 

他 キアシシリアゲも見る。

 

ウスアオシャクにも会う。

 

アオバセセリ・ミヤマカラスアゲハをロストして 結局 蝶はカラスアゲハしか撮れなかった。

風が強くなり 薄雲に覆われ ベンチでのコンビニ弁当の蓋が飛ばされる始末...こんな日は帰るに限る。

 

しろい蝶くろい蝶あかい蝶蝶もとぶところ  種田山頭火

 

帰り際 テンナンショウ属の中でマムシグサの画像が無く とりあえず撮っておいた。

 

空や花さん

てふ をハンドルネームやアカウントなどにする蝶屋さんって多いんですが それとは別に山頭火の句にやたら出てくる てふ が引っ掛かって...。

その放浪感 孤独感が てふ との情景の中にある自分の琴線に触れてしまうんです...キャハッ! カッコつけ過ぎ。w

今回はこんな てふ が撮れるはずでした が まあ見れただけ良しとしますか。

ミヤマカラスアゲハ↓

アオバセセリ↓

正直 私 蛾が不得意なんです。

まだ蝶と蛾が並列していた頃に刷り込み時を過ごし 蝶を選択し此処に至る訳ですが 今やシャクガモドキがいる時代に抗う訳にも行かず 自戒を込めて 沙蕗院裏庭 を開設しております って 蛾だけをアップしてるし...自爆。

 

 


裏波赤蜆

2023-04-28 00:26:34 | ZU・I・SO 

230427 昨日の風雨で 既にピークアウトしたウラナミアカシジミ幼が落下していないかを期待して また立川市・小平市を歩いた。

時期的に貧果を予想したが 何とか老熟幼を辛うじて見る事が出来た。

既に前蛹への体色変化が見られる。

テングチョウ幼のカラーバリエーションが面白い。

 

シマケンモンを見る。

 

ヨトウガが交尾をしていた。

 

交尾中のヒゲブトハナムグリ♀は 土中などの暗所に頭部を突っ込んでいる事が多いが アリの巣を利用していた。

偶然だと思われるが 攻撃は受けるであろうから 少ない例だろう。

木々の主に白い花々が増え 寄る虫達を見るのは楽しく ヒラタアオコガネも来ていた。

 

クビアカトラカミキリが多い。

 

キンケトラカミキリも見る。

 

クロナガタマムシにも会う。

 

常連のイチモンジカメノコハムシ。

 

トホシテントウ。

 

オオアカマルノミハムシ。

 

ムネアカアワフキ。

 

ヤクハバチヒメバチ?。

 

ベッコウガガンボ。

 

ギンラン。

 

白い花ただ一りんの朝風のふく  種田山頭火

 


髭太花潜

2023-04-21 19:36:26 | ZU・I・SO 

230421 午前中と言うか 暑さにコケて切り上げたが 立川市・小平市を歩いた。

ヒゲブトハナムグリの忙しない探雌飛翔をボ〜ッと見ていると 狭い範囲に固執して違和感のある動きをする♂の先に...いたいた...交尾ペアだ。

♀に会うのは 本当に嬉しい。

100♂に1♀...そんな言い方をする人もいる。

エノキを見るとクワハムシがいた。

 

同じくエノキにテングチョウ幼が多い。

 

ウラナミアカシジミ幼はそろそろ終わりそうだ。

 

ミズイロオナガシジミ幼もそろそろ終わりだ。

 

ヤフシキアシヒメバチを見る。

 

 

 

風ひかる あわただしくつるんでは虫  種田山頭火


絹艶水草葉虫

2023-04-19 22:25:46 | ZU・I・SO 

230416 お昼前後 また武蔵村山市を散歩。

キヌツヤミズクサハムシに会う。

同市での記録は少ないものと思われ 嬉しい出会いとなった。

残念ながら死骸だったが クロカタビロオサムシも見る。

 

前回の 虫屋の女房の...イ ...はホソミイトトンボだった様だ。

 

シオヤトンボが多い。

 

ウスバシロチョウが前回より更に多く見られた。

見慣れた光景だが この地ではかなりの違和感がある。

コジャノメが出始めた。

 

 

 

この花を見つけた蝶の白い風  種田山頭火

 


薄羽白蝶

2023-04-17 22:31:54 | ZU・I・SO 

230416 温度が上がって気持ち良さそうなので 外でお弁当でもと お昼前後 カミ様と武蔵村山市を散歩。

イ...イトトンボが翔んでいる というサインだったらしい。

おそらく今年はウスバシロチョウ(以下バシロ)がもう翔んでいそうと予測 と言うか 変異を追ってばかりで 直近のこのバシロを見に来た事は無く 良い機会にもなった。

何と あれバシロじゃない? と最初に見つけたのはカミ様...虫屋の女房...と自慢していた。

まだミヤマセセリもそこそこ見られた。

 

カラスアゲハが花壇に。

時間が短かった事もあり 小さな虫は探さず 久々に蝶屋に戻った。

 

 

この道あるきたくてあるけば菜の花  種田山頭火

 

まいさん

何かまいさんっぽい絵だな〜って...大変失礼しました が やっぱまいさんっぽい。w

貴ブログ 楽しく拝見させて頂いております。

フチグロヤツボシカミキリやヒゲブトハナムグリなどを一緒に撮って以来のご無沙汰...ご容赦の程。

その後 もっと都心寄りでフチヤツを撮られてましたね。

脱帽です。

ヒゲブトはちょうど今日(230427←まいさんからパクりの表記)小平市でまたペアを撮ってきたところです。

また何かでご一緒したいですね。

 

空や花さん

自宅は国分寺崖線(多摩川が削った河岸段丘)下にあるんですが 市街地なので残念ながら付近に緑地はありません。

アップした場所まで ザックリと車で30分以上はかかります。

バシロはオオアラセイトウよりも こちらのアブラナ科の何だかへの嗜好性が強い様で 訪花はほとんどコレでした。

 

こごみGさん

何かまいさんっぽい絵だな〜って思いながらアップしてしまいました。

可愛いコ...イじゃなくコ...コオニヤンマと言ったところでしょうか?(オッといけない 見せない様にしなきゃw)。

そういえば実篤って 最近あんま見ないですよね。

私の実家にもありましたよ。

彼の地のバクロは♀だけなんで 少し遅めに行くと会い易いですよ。

 

hanano55rengesou さん

昔の事ですが 虫屋の女房wは 私がこんなに蝶をやるとは思ってなかったらしく 詐欺とも言われましたよ。w

当初 軽いバイク事故を起こした時に検査入院となって その間にメスアカミドリシジミの給餌を頼んだ事がありました。

イモ虫だし 糞はバッチーし 悪いな〜と思ってたら 黄色くてコロッとして可愛いし 糞は桜餅の香りがした と 刷り込み時の教育とか環境が良かったのか?...とは言え群馬県某市駅 駅前育ちなので一安心。

現在 国立駅北口側に住んでいますので 直近の丘陵地が狭山丘陵になります。

奥行きの短い谷戸が多くありますので 軽い散策には好適ですね。


水色尾長蜆

2023-04-14 20:59:34 | ZU・I・SO 

230414 前回 と同じコース 小平市・立川市を歩いた。

ミズイロオナガシジミ幼が比較的多く落ちていた。

 

ウラナミアカシジミ幼も次いで多い。

 

アカシジミ幼はピークアウトしたようだ。

萌芽がやや遅れるクヌギより 早いコナラへの嗜好性を推察できる。

アシナガオトシブミが揺籃を落とした後の様だ。

 

ハラグロオオテントウの腹部を何とか写してみた。

 

カメノコテントウと睨めっこ。

強面の胸部からの鞘翅の警戒色...大きさも手伝って迫力がある。

この個体はハート模様がカワユイと言われても...。

ヨツボシオオキスイも見た。

 

ヨツボシチビヒラタカミキリは少ないながらまだ見る事ができた。

 

キンケトラカミキリも這っていた。

 

常連のゴマフカミキリ。

 

これらの幼虫にガロアオナガバチが産卵しているのだろう。

 

キンランは多く見たが ササバギンランも少ないながら咲いていた。

東京都北多摩 準絶滅危惧(NT)だそうな。

同エリア絶滅危惧II類(VU)のキンランより少ない気はするが...?。

 

このさみしさは蘭の花  種田山頭火

 

空や花さん

きっと山頭火もびっくりなさみしさもあります。

遠目のキンランにコガネムシがとまっていて 良い絵だな〜 だし 同定も兼ねて画像を抑えようと 風に四苦八苦していたら 突然後ろから携帯を持つ植物好きのオバちゃん(生態的形容 私より歳下だろうか?)の腕がヌ〜っと二本。

仕方無しに場を一旦譲ったら そこで手前のキンランを撮影後からの植物自慢...お二人のランバタ会議が始まってしまいました。

カメラを構えたまま傍で待っていた私は とうとう痺れを切らしてポジションを空けてもらいました が コガネムシは何処かに...。

よく道を塞いでいる観察会的アルアルなんですが 粗々単独行のしゃがんでる私を放っておいて...と こんな状況と言うか こうなってしまった環境と言うか それを嘆いての逆説的?さみしさにこの句をあててしまいました。


裏波赤蜆

2023-04-12 10:24:19 | ZU・I・SO 

230411 前回 と同コース 立川市・小平市を歩いた。

今回はウラナミアカシジミ幼も落ちていた。

 

アカシジミは終齢に入り始めた様だ。

 

ミズイロオナガシジミが多い。

 

モンオビオエダシャクが照明に誘引されていた。

 

ヨツボシチビヒラタカミキリは早くもピークアウトしたのだろうか?。

思いの外少なかった。

ウシカメムシにはからかわれている様な動きをされる。

 

エグリデオキノコムシにも会う。

 

斑紋変異幅の広いヤツボシハムシ。

 

ハラグロオオテントウは小平市初見だ。

 

日本三大テントウの一つ 上記ハラグロオオテントウと大きさを争う様にカメノコテントウも。

 

ころころころげてまあるい虫  種田山頭火

 

空や花さん

私は蝶屋ですので 山頭火の句にやたら蝶が登場するところから入りました。

天道虫はおそらく無いので この句↑を引用...擬死行為のイメージで...。

それと細かな虫は狙ってる訳ではなく あくまでも狙いはゼフ幼↑なので 広範囲を探したいとなると 細かな虫は粗々スルーせねば前に進めません。

途中 たまたま目に入ったものだけなんです。

 

やぐちゆみこさん

どのキノコ?...の前に 先ず虫も菌もその同定さえ自信がありません。

バットマン模様 じゃあエグリデオキノコムシだな...のレベルです。

デオキノコムシの仲間は 以前 ヤマトデオキノコムシ↓をアップしたことがあるんですが ポピュラーとされるそれさえも同定に自信がありません。

それとこれもガードレール上だったし 今回のエグリデオキノコムシであろう虫も他も 全て擬木柵とブランコ上でした。

上空のクヌギ・コナラから ゼフ幼が落ちてないか トウキョウトラカミキリが這ってないか 私の老化したカメラ眼は それらしか追っていませんでした。

ごめんなさい。


赤蜆

2023-04-10 00:06:09 | ZU・I・SO 

230409 前日の風雨に落ちたナラの花に期待して 小平市・立川市を歩いた。

ゼフィルス幼(2〜3齢)が落下し始めていた。

アカシジミ↓

ミズイロオナガシジミ↓

これらの齢数では死亡を免れないだろう。

西風の神ゼフュロスZephyrosの名を冠するグループだが 皮肉にも思える。

 

ヤマトカギバが羽化していた。

 

アシナガオトシブミも落下していた。

 

ヨツボシチビヒラタカミキリがアリの攻撃を受けていた。

 

立川市でも撮影したが 記録は少ないものと思われると同時に 多くのダニが付着しており 上記アリと同様 天敵との戦いを垣間見た。

 

大風ふいていつた蟻はせつせとはたらく  種田山頭火


亀甲竹

2023-04-06 10:14:15 |  糧

230406 国分寺市産キッコウチクを食した。

モウソウチクの突然変異種で 節が交互に斜めとなっっている所為か 竹皮も詰まっている。

節間も同様だ。

 

によきと出てきた竹の子ちよんぎる  種田山頭火


四星禿平髪切

2023-04-05 16:23:38 | ZU・I・SO 

230404 ナラの花はまだだが おびただしい数のシデの花が落ちているので 何かいるだろうと小平市を歩く。

あわよくば2年前が同市初見↓の2匹目のドジョウ トウキョウトラカミキリに会いたい。

 

ヨツボシチビヒラタカミキリは出てるはずだ。

数頭に会えた。

やはり色々な種がいたが ターゲットを探すために多くをスルー...撮る撮らないの判断基準などなく 手持無沙汰な時のシャッターで残る画像をアップしておく。

虫に溢れる時期は楽しい。

ヒオドシチョウ

 

フタホシテントウ

 

ヒゲブトハムシダマシ

 

オオアカマルノミハムシ

 

イチモンジカメノコハムシ

 

クロボシツツハムシ

 

ヒメクロオトシブミ

 

キマダラヒゲナガゾウムシ

 

フデリンドウ

 

散る花や咲く花やぽかぽか歩く  種田山頭火


群雀

2023-04-01 21:51:29 | ZU・I・SO 

230330 国分寺市にて ムレスズメの花を見る。

日本原産でもなく 古くより栽培もされている種との事。

恥ずかしながら聞いた事の無い和名であり 花も初めて見た。

実はミヤマシロチョウ繋がりで 棘もある事から 精査する事も無くメギだろうと思っていた木に 突然マメ科の花が咲いているではないか。

スズメガの名にも有りそうなこの木を ついついアップしてしまう次第。

 

すずめをどるやたんぽぽちるや  種田山頭火