羽田空港脇にひっそり佇む榛の木

子供の頃から見ている羽田空港B滑走路エンドに佇む榛の木

今はもう忘れ去られているけんど

おいらが小学生低学年だった頃

学校から帰るとランドセルを玄関にほうり

チャリオに跨り大師橋から土手沿いを走り抜け

この木の前を通っていたのに気が付かず

大人になってこの木の柵に掲げられた案内を見てその歴史を知ったんだ

終戦直後　羽田空港は進駐軍に占領され

GHQからこの地で暮らしていた住民に

48時間以内に海老取川より外に退去するよう命令され　とるものもとらずこの地を追われたんだ

せめて自分たちが居た証をと植えた榛の木

羽田空港の拡張と共に周辺も再開発がすすみ

まわりの造形物に埋もれてしまってるけんど

おいらは忘れないぜ

このブログからも退去しなくちゃいけねぇなぁ

大鳥居に低頭して

本日もご安全に🍀