maasaさんのブログより転載
2017年1月20日
プラスチックのご飯って知っていますか?
https://www.cossfida.com/プラスチックのご飯って知っていますか/
ーー転載開始ーーー
プラスチックのご飯と言われたら皆さんは何を想像しますか?
食堂の入口にある食品サンプル?
少し前に中国で流通していたプラスチック米の事?
食品サンプルでも中国の話でもありません。
これは日本の主にコンビニや外食産業(ファミレス、牛丼など)や
チェーンのお弁当屋さんが提供している ” ご飯 ” が
プラスチックのご飯の疑いが有ると言う事です。
私もこの話を聞いた時には本当に驚きました。
精米改良剤というもの。
精米改良剤って聞いたことはありますか?
精米改良剤とは古米や古々米、輸入米(主に中国産など)に添加すると
新米のような、ツヤ や匂いを出す添加物です。
成分の主体はプロピレングリコール(PG)で、他には植物油脂
合成甘味料(D-ソルビット)、グルタミン酸ナトリウム、リン酸塩、
グリセリン脂肪酸エステルなどが含まれていると思われます。
精米改良剤を3年以上たった玄米に噴霧してから精米すると
まるで新米 ” のように ” してくれます。
精米時に割れるのを防いだり、古米特有の臭いを消してくれたり
新米のような甘みや粘りを出したり白い光沢をつけて、
新米の輝きまで出してくれます。
食べてもほとんどの人はわかりませんし美味しくも感じると思います。
精米改良剤を使用したご飯は主に低価格で提供している外食チェーンや
お弁当屋さん、そしてコンビニで流通していると思われます。
何故思われます。というあやふやな表現を使うのか?
それはこれらの情報は表に出てくる事はほとんど無く流通している実態数も
はっきりとはわかっていません。
しかし平成16年(2004年)に、あまりの業界のひどさに厚生労働省が
都道府県や保健所に対して通達を出しました。
プロピレングリコールとは?
プロピレングリコール 表示名はPGです。
100%石油から作られ、別名 液体プラスチックとも呼ばれています。
主に保湿、乳化、潤滑、殺菌、溶剤などの目的で使用され、
食品から化粧品、医薬品、車のラジエーターの不凍液までと幅広く
使用されています。
原液はとても危険な化学物質で宇宙飛行士みたいな防護服を
着て作業をします。
旧薬事法の103種類の表示指定成分でアレルギーなどを起こす可能性が
高い成分として国が注意喚起している物質です。
このプロピレングリコールを薄めて食品に添加し殺菌や保湿をさせて
賞味期限を長くしたり、化粧品ではシャンプーや歯磨き粉の保湿を
したり、成分を肌により浸透させる目的で使用されます。
食品には0.6~2%までなら国が使用を認めていて表示義務もあります。
しかし表示には加工助剤という抜け道が有り、加工助剤なら表示を
しなくてもよいために、厚生労働省が通達を出す事になったと考えられます。
加工助剤とは調理する前に添加した化学物質や薬品が調理で熱を
加えたりすると、ほぼ成分が無くなると ” 思われる ” 添加物です。
そして加工助剤は法律での表示義務はありません。
この食品業界の加工助剤は、化粧品業界が抜け道に使っている
医薬部外品と同じに感じます。
これらの製品にはプロピレングリコールが使用されています。
精米改良剤の主成分はプロピレングリコールです。
プロピレングリコールは液体プラスチックとも呼ばれています。
これを米にコーティングするので
プラスチックの米と呼ばれています。
自宅で作るご飯は当たり前ですが、水 と 米 で炊きます。
しかし、コンビニや外食産業、スーパーやお弁当屋さんのご飯やおにぎりは
水 と 米 と
炊飯改良剤を添加して作る場合が多いようです。
これは食品添加物で、ネットで調べてみると、ご飯ものを扱う企業では
一般的なもので、通販でも購入できます。
アミノ酸などが主成分のようですが、製造元のホームページを見ても
成分が何なのかは、はっきりとは公表はしていません。
炊飯改良剤の表示名は、主に、グリシン、調味料(アミノ酸等)、PH調整剤です。
しかしこの表示名では炊飯改良剤とはわかりにくいです。
炊飯改良剤を添加して炊飯すると、艶が出て旨みのあるご飯になり
ご飯の体積を増やしたり、炊飯釜にご飯をくっつかなくして無駄を無くしたりします。
そして最大の目的は日持ちを向上させる防腐剤の目的で使用されています。
合成着色料、合成保存料不使用!
最近、こんなテレビCMを見た事はありませんか?
おにぎりのCMとかです。
最近の世の中の流れが ” 無添加 ” を求める人が、かなり増えていて
企業も色々と考えているみたいですが、スマホが普及した現代では
” まぎらわしい表現 ” は、すぐばれる時代になりました。
これだけ情報の普及した現代では安息香酸やパラペンなどの
わかりやすい防腐剤は使いにくくなりました。
それに代わって、精米改良剤や炊飯改良剤を使うことによって
防腐剤無しでも賞味期限を伸ばせるようになりました。
そしてあえて新米を使う必要性も無くなりました。
古米や輸入米で作るおにぎりのコメのみの原価は5円以下だそうです。
化学合成の添加物を使う事により、原価も安く、味は良くなり、賞味期限も
長くなって、 ” 安全性 ” を考えないなら夢の添加物です。
売上を上げる、コストカットをする、それは会社を運営する上では目的の
ひとつですが、化粧品や食品などを提供する者として
一番大切な ” 安心、安全 ” を考えない企業が多すぎるのが
今の日本の現状です。
もはや自分やまわりの大切な人達を守るためには、CMなどのイメージに
流されず、面倒くさいと言わずに ” スマホ ” などを使い調べる事が
これからの時代を生きていくのに必要な能力のひとつだと強く感じています。
参考にした資料
西日本新聞の記事